のんびりでいいじゃない。

日常の雑事やら、宝塚やら、色々と…。

星組『宝塚ジャポニズム~序破急~』『めぐり会いは再び 2nd ~Star Bride~』  11/17 11時

2012-11-17 23:28:10 | Weblog
『宝塚ジャポニズム~序破急~』
『めぐり会いは再び 2nd ~Star Bride~』
『Étoile de TAKARAZUKA(エトワール ド タカラヅカ)』

「豪華3本立て!」とその昔、ゆりちゃん(天海)は自身のお披露目公演の宣伝をしていたものでした。なかなか珍しい3本立てですが、もれなく日本物がセットなのが難ですかね(^_^;)。植田先生はプログラムで“宝塚の伝統”である日本物のショーが減っていることを嘆いていらっしゃいますが、あまり見たくないのが本音です…。

日本物の冒頭は何度も再演されている“さくら幻想”こんな長かったかしら(^_^;)?と思わず時計をみてしまうほど長かったです。続いてはみえこさんがせりあがってきて、お経のような男声が聞こえてきてビックリ。(声明(しょうみょう)という仏典に節をつけたものらしい)弥勒菩薩やら千体仏やら、一風変わった場面でした。最後は「荒城の月」。さゆみのソロで始まり、みえこさんが淀、ちえが秀頼、ねねが千姫だということはあとから知りました(笑)。それで切りかかっていたまさこが徳川側だったんですね。客席ではわけもわからず観ていました(^_^;)。

お芝居は去年上演されたものの続編。前回の出演者で組替えや退団でいなくなった人が演っていた役をほかの人に振らずに、登場させない気遣いは良かったです。冒頭は銀橋にかぼちゃ(笑)を置いてみたりと楽しい演出で期待しましたが、さすがに40分では話を盛り上げるのは難しかったようです。短いのに前作の説明が長かったり最後の何通もの手紙を読み上げるのは時間の無駄に思えました。まさこやまこっちゃんの新役が良かっただけに、メインが盛り上がらなかったのは残念でした。

「たからづか~」を連呼するショーを観ると「あぁ、海外試演だな」と思ってしまいます(^_^;)。実際、これを持っていくのですから試演みたいなものですが。一応、星がテーマらしいのですが、まとまりのない構成だなと思いました。途中で、宝塚ショーのメドレーが挿入されていて、その選曲の意味が不明で(あとで星がテーマと知ったので)とまどいました。「サジタリウス」「マ・ベル・エトワール」と雪組公演のものが続いたりしたので頭には「?」だらけでした。今回、歌い継ぎで多くの人が歌いましたが、あまりにも歌えない人が多過ぎます!前回の雪組がきむ、まっつ、みっちゃんと歌える人が多かったのでなおさらそう思えます。下級生ではマイクにさえ、声が入らないような有様でマイクのつけ方が悪いのかも知れませんが、ちょっとお粗末でした(ーー;)。私の観た回のレベルではまた観たいとはとても思えませんでした…。

さて、次回はあるでしょうか…。


花組バウ『Victorian Jazz』 11/17 2時半

2012-11-17 21:26:28 | Weblog
観てきました。

実力派のだいもんの初主演を楽しみにしてきました。冒頭から難しそうなジャズを軽快に歌い、余裕のたたずまいでした。周りの出演者で顔と名前が一致しているのは数名だったので(^_^;)、かなり不安でしたが、なかなかしっかりした下級生ばかりでした。なかでも、めおとてるを足して2で割ったような顔立ちの「和海しょう」くんは良かったです。最初の興行主?雇い主?も後半の議長も印象に残りました。私の知る数少ない出演者(笑)のいちかはさすがの存在感でした。(ちっさいけど(笑))うま~いだいもんもさることながら、一際目をひいたのはまゆくん。新公主演をしているのは知っていますが、残念ながら観ていないので実力は未知数でした。「英国心霊主義協会」の顧問という怪しげな役ですが、人を疑うことを知らない純粋さが出ていて、愛すべきキャラクターでした。にぎやかしでも十分でしたが、終盤、自身にアルバート公が降霊する場面では、穏やかに妻と息子に語りかける説得力にうなりました(@_@)。この作品の格になるような場面になったと思います。ヒロインにあたるサラ役は「桜咲彩花」。下手とは思いませんでしたが、新聞記者という役のせいもあるのかとても地味でした。

普段、あまりしゃべらない(笑)下級生の隠された実力のほどを知れて、次回の大劇場公演が楽しみになりました。