観てきました。
期待はしていませんでしたが、植田脚本は案の定、突っ込みどころ満載…。
※ネタバレ注意※
華やかなプロローグのあとは、暗がりの修道院の場面。ここが無駄に長い…。
あれだけ、訳あり気にとなみに喋らせておいて、実際にジェロの存在を知らなかった
なんてオチありぃ??てっきりかくまっているのかと思ったわ!ここは実はラストシーン
でここから回想場面になります。
最初は原作通り、ジェロはオスカルにアプローチしまくっています。セリフのやりとりは
もちろん、“お見合い”舞踏会ではオスカルと踊ろうと必死に手を取ろうとする姿は(全て
見事にかわされます)ちょっとしたコメディです…。そんなジェロがその後ソフィアと恋愛
関係に発展なんて無理があり過ぎです…。
この物語では脇役のフェルゼンは出番が少ないです…。騒がしい場面のあとにそでから
楚々と出てきてとりあえず歌われます(^_^;)。二度ほど(笑)。スウェーデンの自宅では寄り
添うソフィアがアントワネットに見えて仕方がありませんでした…。(星ばらの見過ぎ(笑))
余談ですが、ジェロがフェルゼンを尋ねて来るこの場面。何故か連れているのはマロン
グラッセ!え~!意味不明(笑)。しかもあんな年寄りに荷物持たせているし…。
その上、アントワネットを助けに行くと決めたフェルゼンが準備のため、そでに入るとき
「マロングラッセ、手伝ってくれ」って(^_^;)。おかしすぎる…。
キムカルは意外と似合っていました。元々女っぽさが抜けない(^_^;)きむならではかと。
オスカルがいるのでバスティーユはありかと思っていましたがありませんでした。
その代わりに“革命”のダンス場面の中央はひろみ演じるロペスピエール。ひろみのロペス
ピエールはかなり良かったです。小柄なのに熱さを感じる革命家振りでした。ひろみは最近、
急激に演技力が増したように思います。
見終わって、これで初めて観る人がストーリが理解できるのか疑問でした。たとえば、“お見
合い”舞踏会に乱入してくる軍服の集団が「衛兵隊」だとファンにしかわからないと思います(^_^;)。
一方、「ミロワール」は楽しめました。場面の変更はなかったと思います。“一番美しい”のが
マルキーズからソフィアに変わっているのは当然ながら客席からは笑いが。それからとなみの
ロケットにはビックリ(@_@)。バウ組の抜けたところは色々な生徒が埋めていましたが、唯一、
AQUA5の場面は違和感のある空間を残したままでした…。
とりあえず、一度は観たかったので観られて良かったです。