雲は完璧な姿だと思う。。

いつの日か、愛する誰かが「アイツはこんな事考えて生きていたのか、、」と見つけてもらえたら。そんな思いで書き記してます。

出アフリカ記

2013-06-09 00:49:38 | 面白い
時折、血液型の話しでワイワイする事があります(^^)
最近もチラホラとありました。。



冒頭の図はWEB上でも見る事が出来る
「ミトコンドリアDNA」のハプロ・グループの図です。
「ハプロ・グループ」というのは「ハプロタイプ=Haplotype」のグループのことで、
「ハプロタイプ」とは「遺伝子の配列形」のことです。
ハロプロや「モーニング娘。」とはあまり関係はありません。
残念でございます。

「ミトコンドリア」というのは殆ど全ての生物の細胞内にある小器官です。
勿論、我々人間の細胞の中にもちゃんと
「共生」という形で住んでいらっしゃる器官細胞さんで、
「ミトコンドリアDNA」というのは、
そのミトコンドリアの中にある遺伝子=DNAのことです。
よって上の図は「ミトコンドリア」という人体の中にある細胞のDNAさんが

「どのようにして世界中に広まっていったのか!?」

というモノ好きのポンチキプーさん用に作られたマニアックな図なのであります。
この「ミトコンドリアDNA」さんというのはとても興味深く、
必ず母親から子に受け継がれ、父親から受け継がれることはありません。
なのでこの「ミトコンドリアDNA」を調べれば、
母親、母親の母親、母の母の母......と、母親の系図を辿ることが出来ます。
このことから聖書の「アダムとイヴの寓話」をモチーフに、
一般には「イヴ遺伝子=イブ遺伝子」と呼ばれる事もあります。

なんだかおしゃれさんです。

さらに「イヴ遺伝子=ミトコンドリアDNA」というのは、
通常、遺伝子の組換えが起るような事は無いので、なので、
もしコレが起きた時は「突然変異のみ」によると考えることが出来ます。
このミトコンドリアDNAの突然変異が起きた所は、生物学的に

「新しい人種が誕生した!」

とも言えて、
更に、

「このDNAの相違が少ない人種同士はより近接した民族、人種である......」

という事迄も推し量れます。
そんなこんなで、この「ミトコンドリアDNA」を調べていってみると、
人類がいつ?
何処で?
どんな人種に分岐して?
その前はどんな人種で?
今の世界地図上ではどの辺りに多く住んでいる民族で......
というような事迄もわかって来ます。

そうです......

冒頭の「ミトコンドリアDNAのハプロ・グループの図」というのは、
それがそのまま

「現人類が何処で生まれ?その後どのように地上を移動していったのか?」

ということを表す図でもあるということになりますです。

はいー(^^)

この図を見ると、
どーーーーも「現人類」はアフリカの中央部で生まれ、
そしてこの図の様に世界に広がっていったようにも見える訳です。
これは今の所、
考古学的発見資料である「化石人骨」との整合性もしっかりととられています。



ここで......居酒屋でワイワイする血液型の話しに戻るのですが。
以下からは改めて「冒頭の図を見ながら」
読んでもらえるとトテモ分かりやすいかと思います。
そのイブ遺伝子マップとは別に「人類アフリカ紀元説」における
人類移動マップ
も以下に付けておきますよって。ホイホイ。



「現人類」発祥の地と思われる「アフリカ」に住む人の血液型サンプルを取ると、
一番多いのが「O」型になります。
人類祖先の多くは、
その母なる大地アフリカを新たなる神との約束の地!?を目指して北上。
大地だけでなく、
ナイル川を船で北上していったような人々もいたかもしれませんが、
地理的には、先ずは「地中海」に突き当たることになります。
そしてさらに地中海を渡った先にあるヨーロッパへと入ります。

そのヨーロッパでも一番多い血液型はアフリカと共通の「O」型。
地理的に近い故の強い繋がりが血液型からも証明されます。

それから今度は、
人類はヨーロッパから「日出る東の果ての国!」を目指し!?
東ヨーロッパからロシア~モンゴル~中国......
と、シルクロードの旅をします。
その途中。
ユーラシア大陸の中央付近にある、
現在のモンゴル国で血液型のサンプルをとってみると......
一番多い血液型は「B」型。

人々はそこからさらに東へと移動。
中国を越え、朝鮮半島が見えて来て、その先、
小さな海を渡った先にあるのが、我らが日本。
日出る、東の果ての国。
人類がやっと辿り着いた「Far East Country」とでも言いましょうか。

多くの人もご存知だとは思いますが、
その日本で一番多い血液型は「A」型。

そして、人々の一部はシベリアからアラスカにも入り、
南北アメリカ大陸に入ったものもいると考えられます。
アメリカ・インディアンや中南米の人々が
モンゴロイドに似ている身体的特徴を持っているのもこういった経路があったから......
という訳にもなります。

そしてもう一つ。
忘れていはいけない「AB」型。
これは世界中のどの地域でも「共通して」最も少ない血液型になっています。



それでもってイヨイヨ!
そんな人類の移動の歴史と血液型との関連性の話に入りますと......



「O」型というのは、
生物学的には動物の血液型にとても近い遺伝子的特徴を持っていて。
それを「現人類」の紀元であるイヴ遺伝子と比して言うのであれば、
マサに「イヴ型」の血液。
生物学的には「狩猟型」と言われています。
アフリカからヨーロッパにかけての地域で一番多く見られた
太古の人類の生活様式に準じた呼称です。
もっと言えば、ここが何とも面白い!のですが、



「血液型というのは、人類の生命進化の過程で、
その時々の生活に最適化したモノがその都度作られる」



のです。
「O」型はのんびりとしていて、マイ@ペース。
お腹いっぱいのときはネムネムぷーで。
かと思えば突然獣の様に怒るようなこともあったり、
なんだかアフリカの大地で寝そべるライオンさんや象さん、
ワニさんなどにもに似ているようなナチュラルな動物的生態の様な感じが......



......ほぁぁぁぁっ!??!?Σ(゜ω゜ノ)ノ
あ、あくまで「概論」です。。ハイー。。(⌒_⌒; 汗汗
ふふふん!と......軽く鼻で流しつつ......読んでもらえれば。とぉぉ。。
ひらにぃぃーー。。。



さて、人類はヨーロッパを抜けた先、
乾燥した中央アジアでは狩猟から放牧生活を始めます。
中央アジアやモンゴルで最も多い「B」型というのは、
そんな訳で「遊牧型」と呼ばれています。
「B」型はその遊牧生活にストレスが溜まらない用に「O」型からポン!っと、
進化した血液型。
「O」に近い要素が見られるのはそのせいでもあり、
「B」は一カ所にとどまるのが何となくニガテで、
落ち着きが無く見られたりするのはそういった訳でして。
でも!環境の変化などにはスコブル強く。
旅好きだったり、
草木が茂る地を気ままに動く生活が染み込んでいる故の!?自由さ?
いい加減さ!?
が目についたり......



......ほぁぁぁぁっ!??!Σ(゜ロ゜;)!!
あ、あくまで「一般論」ですぅぅ。。ハイー。。 ヾ(;´▽`A`` アセアセ。。



そんな遊牧生活を経て辿り着いた中国東部や南部。インド。朝鮮半島。
その辺りや日本では雨が沢山降ってくれます。草木もよく育ちます。
なので牧畜をするにもアチコチ移動する様なことはあまり必要は無く。
そして更に、人類はそこで「稲」を発見し、稲作も始めてしまうという訳です。
そんなこんなで多くの人々は定住生活を始めたのです。
ただし、お米を一度でも作った事のある方なら良く解ると思いますが、
お米作りというのは毎日毎日大変な手間ヒマがかかるもので。
水の管理やら害虫対策。台風やら日照りやら雑草の除去やらなんやら......と、
とにかく大変繊細で地道で、且つ丁寧な作業と根気と精神などが必要とされます。
そんな中、明日をも知れない遊牧生活であれば「気ままさ」や
「いい加減さ」がストレスが溜まらない最良の武器でもあったB型さんは、
「そのいい加減さは農耕生活には致命的なマイナスだ!」
という事に気付いてしまい、ある日、突然、ポン!っと、
また新たな血液型である「A」型を生み出します。



それで「A」型というのは「農耕型」と呼ばれます。



細かい作業が得意な訳です。はい。
精神が細やかな訳です。
日本人に細やかな人が多いのも血液型含めそういったワケでございます。
音楽業界ではアレンジャーさんやエンジニアさんには
「本質的」にとても向いています。
プレーヤーさんでは「正確さ」を要求されるときは抜群!ですが、
ちょいと「閃き」などが欲しい時などには少々苦労してしまうような所があります。



.....にゅわははははあほぁぁぁぁっ!??!Σ(〇Д◎ノ)ノ
あ!!あくまで「居酒屋」ですからぁぁぅぅ。。酒!よぱらい!
ハイー。。 (゜□゜;)アワワ(;゜□゜)アワワ



そして「AB」型。



農耕、定住を始めた人類が次に迎える新しい環境の変化というのは
意外な所にありました。
農作業は一人より家族や多くの人との共同作業がとても効率的、
且つ合理的です。
そして農耕に適した肥沃な土地というのはそれほど多いわけでも無く、
良い場所には自然と多くの人々が集まって来ます。
そしてそんな理由を含めて「定住」を始めたら、
なんだか「村」というものが出来てきました。
さらに村と村が合わさり町が。
町がさらに集まると国になったりもします。
そこで人類が新たに経験した進化を要する厳しい出来事とは......



.....ほぁぁぁぁっ!??!(@。@)/
こ、これ、思ったよりナゲーでやんす......( ̄。 ̄;) アチャー
パート2へつづく!
にさせておくんなさいましぃぃぃーーーっ!
B型なものでぇぇぇーーーー!!



この「ミトコンドリア・イヴ仮説」という説を研究発表したチームは
カリフォルニア大学バークレー校、
通称UCBのレベッカ・キャンとアラン・ウィルソンのグループ。
彼らは可能な限り多くの民族を含んだ
147人のミトコンドリアDNAの塩基配列を解析しました。
これら全てのサンプルを元に解析、系統樹として作成した渾身の作品!
が冒頭の図となります。
以前「パラサイト・イヴ」という小説や映画がありましたが、
その元ネタになったモノです。

「こんなことを考える人を生み出すUCBってな大学は
イッタイどんなとこでい!?」

なんて、昔々ちょっと遊びに行ってみた事があったのですが。
森に囲まれたとても素敵な大学でした。
入学なんぞとても出来ないので、「学食」に忍び込み、ご飯だけ!
食ったったワーーーっ!( ̄ー+ ̄)はっは!
写真はその時のバークリーのカフェに置いてあった懐かしの日系新聞さんです。
コイツを読みながらパクパクしてました。なんだか捨てられずにとってありまふ。
新庄!そういえば確かにサンフランシスコ・ジャイアンツでしたなぁーー......
なつかし!

そうそう、この「出アフリカ記」......
先に記しておきますと「オチ」は血液型よりももっと意外な話し!?
になるやもしれませぬ......


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