雲は完璧な姿だと思う。。

いつの日か、愛する誰かが「アイツはこんな事考えて生きていたのか、、」と見つけてもらえたら。そんな思いで書き記してます。

46.14%

2014-02-11 13:39:42 | 願い
正義を「正」とするためには「悪」が必要で。
この図式はあらゆる所に利用されます。
子供の見るアニメや漫画。
大人の見るドラマや映画、小説でも何でも。
企業経営や政治でも。

隣国、中国において、
中国共産党が政権を奪い中華人民共和国を成立させて以来、
一貫して行われているのは「愛国教育」と呼ばれるものだそうで。
特に、世界を震撼させた国民による現政権へのクーデターでもあった
「天安門事件」以降、
その教育方針は更に強固なものへと進み。
今も小さな子供の頃からその教育方針が強力に施されているそうです。
どの国においても、
政権を守るにはその政権を常に「正」としなければ成らず、
その為に一番分かりやすいのは「悪」を用意すること。

「帝国主義時代の日本から今の中国を取り返し、
救ったのは我々共産党なのだ......」

と。政権の正統性をそんなふうに教えるのが
中国国民には一番分かりやすく伝わるのでしょうか。
そのような中国の愛国主義教育では、
日本以外にも自国と敵対していた勢力は全て
ネガティブな方向で扱われているようで。
アヘン戦争当時のイギリスの帝国主義や、
日中戦争時代に帝国主義の日本と共に前政権の
「国民党」を支援していたアメリカなども
敵対する「悪」に入れられているそうです。
この現中国の「愛国主義教育」は、
日本のマスコミから伝わる際には
「反日教育」と言われることが多いようです。



「投票率46.14%」



先日行われた東京都知事選挙の数字。
この数字は?
これで民意を反映しているといえる数字なのでしょうか?
民主主義?精神?の危機?......の様にも感じられます。
もしくは、
精神も至って普通なのであれば「投票システム」そのものの危機。



こんなことは、
とうの昔から多くの人が分かっていることなのですが、
それが変らない。




中国で政権を守る為の「愛国主義教育」があるのだとすれば、
この国では、政権を守る為の
「投票に行かせない教育」
があるのではないのか!?という気になる時すらあります。
対策を打たないとは......これも投票操作?
とでも言えるのかもしれません。



古代の王政から貴族政治、帝国主義、
ヒトラーに象徴されるファシズム(独裁制)、
共和制、共産主義、社会主義、民主主義......と進み、
多くの尊い命が失われながら、
少しづつ勝ち得て来た国民一人一人が国政に関与出来る「投票権」。
その「一票」。



もし、この国の時々の政権が「本気」でこの一票のコトを思い、
流された多くの血を想い、
投票率の数字を憂い、
このままではいけない......と考えたのであれば、
少なくとも投票システムやルール、
教育なども進化させることが出来たのではないかと思えます。
例えば、学校教育の現場で、
選挙における個人票の「重み」を教える時間を増やしてみる、とか。
人々が体制から勝ち得て来た投票権の歴史をより丁寧に教えてみる、とか。
「ロングウォークホーム」
「マルコムX」
「ダントン」
「マリーアントワネット」......
アメリカ公民権運動やフランス革命を描いた映画を授業としても見せるとか。
国政にとって大切な、大きな選挙の日は祝日にしちゃう!(><)/ とか。
学校や職場は半休!投票してからコーーイ!とか。
そんな感じならもっと選挙を好きになりそうだし。
投票しなかった人には罰金がかかるとか、税金が上がる......とか。
「真摯」に考えれば色々と出来ることはアルように思います。
オーストラリアなど、
既にそんな事を定めている国もあることですし。



では、この国は何故そんなことをしてこなかったのか?



それが、この国の「闇」なのかもしれません。



時々の政権にとって、
常に全体の半分以上を占めるであろう「浮動票」を加えないということが
「選挙コントロール」という事に関しては
とても都合の良いことだったのでしょうか。
政権を動かしたいという団体や、
利権や営利を持つ団体などにとっても、
自らが纏めている「組織票」が影響力を発揮出来る投票規模を
維持したかったのでしょうか。
ソコには政権だけでなく、
僕等国民一人一人が同じ様に持っている「影」が
映し出されているような気もします。



今回の都知事選挙では、
マスコミへの自民党の根回しや圧力が相当なものだったことが窺い知れます。
よほど勝たれてはいけない候補者がいた......のでしょう。
その方に勝たれると失われてしまう既得権益、利益、利権、
組織、会社があったのでしょう。

ネットワークの時代ですから、
そんな資料や証拠などは本気で探せば幾らでも出てきます。
恐ろしいのは、そんなネットワークの隅々に転がる「ネタ」も、
普段は「重箱の隅」をつつくかのごとく取り上げ、拡大し、
拡散もしていくマスコミが、
今回はそんなことも「申し合わせた様に」一切しません。
いつもなら大きな時間を割かれる選挙報道は小さく、
オリンピックは目そらしに使われ、
投票の論点や争点もそらされ、
小さく縮められた選挙報道枠の中で流される映像にも、
念入りに何らかの意図のある様な編集が加えられ。
一万人以上もの人を集めた大規模な街頭演説が誰のものだったのか?
も削除され、モザイクまでかけられ......
全開票後の数字を見れば、
決して「圧倒的」とは言い難かった今回の選挙の得票差も、
開票直後は得票差の大きい地域からカウントし、報道され、

「圧倒的な差が......」

などと伝えられ。
そのやり方はもう、
民主主義国の報道とは言えない様な恐怖すら感じるレベルでした。
恐ろしいのは、この先、
もし、ネットワークすら中国の様に法で規制されていったとしたら......
いや、そう思うと、
こんな記事を書いている様なネットワークが無かった時代においては、
今迄いったいどれくらいの?
メディアにおける「目隠し」や「目そらし」が行われて来たのでしょうか。
ちょっと考えると寒気がしてしまいます。

今回の選挙を通して見えて来るこの国の構造というのは、
僕等が普段接している社会や働いている環境、企業、
会社などにも潜んでいるものではないのか?
とも思います。
そう言う意味ではなんだかとても悔しいのですが、やはり、
国の政治の姿というのは、
その国の国民を表すなのかも知れません。

きっとこの瞬間やこの時代も、
数百年が経った後に歴史として振り返ってみれば、
色々なモノゴトも整理されて、
愚かだったことも、良かったことも、ちゃんと見えて来るのかもしれません。
ただ、今は、ソコに向かって「今を生きる」僕等一人一人が
成すべきことを成していかないといけないのだろうな、と、
今回の選挙に触れてみて改めて強く感じもしました。

相変わらずあまりに「無力」な自分。

それも身に染みます。

小さな、小さな、

風に舞う紙クズの様な僕ちんの一票......(T.T)

それでも、

一人一人が変ってくより他に国や環境が変っていく方法はないのだと、

そんなふうにも思います。

その努力は諦めないでしていこうかと、

そんなふうに思います。

なるべく自分の生活を自然エネルギー系にシフトさせていったり。
そこから創造出される新しい産業や雇用や経済システムに
自分のお金や行動をシフトさせ。
大志を抱き、より良い未来へ頑張る企業や人を応援して。
小さな自分にも出来るそんなことだけはちゃんとやらねば、と。
そんなふうにも思います。

「友よ!答えは風の中に吹いている......」

......なんだか、

「ボブ・ディラン=Bob Dylan」の歌がハマる気分なのです......(´з`)♪



アルバム「THE FREEWHEELIN'」冒頭の一曲。
「BLOWIN' IN THE WIND」

――――――Yes, how many times must a man look up
Before he can see the sky ?

Yes, how many ears must one man have
Before he can hear people cry ?

Yes, how many deaths will it take till he knows
That too many people have died ?

The answer my friend is blowin' in the wind
The answer is blowin' in the wind.


どれほど人は見上げなければいけないのか?
本当の空をみるために

どれほど多くの耳を持たなければいけないのか?
他人の叫びを聞けるために

どれほど多くの人が死ななければいけないのか?
死が無益だと知るために

友よ、その答えは風に吹かれている
その答えは風の中に吹かれている


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