5月28日日曜日。
誕生月お話会シリーズ最後は、
私の大好きなごはん屋さん国立ひよこ豆さんとの初イベント、
おなかも心もにっこにこ 栄養たっぷり『ほっこりごはんとおはなし会』でした。
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まあるい輪の中で、お顔を向かい合わせながら、ゆっくり心もお腹も美味しい幸せな時間を届けたいという思いで、テーブルを囲むスタイルにしました。
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絵本、語り、童歌、朗読、ブックトーク、そして美味しいお食事。
ひよこ豆さんのオープン当初からの麹料理、旬の素材、手作りの優しく深い味わいの昼はランチプレート夜はおつまみプレートと、みなさんお腹にじわっとくるお料理に美味しい！と声をあげていました。手作りがんもどきの夏おでん最高でした！！
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そんな中で、参加者さんと遊び歌や手合わせ歌を歌ったり、思い出話を語ったり。
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おはなしは、プログラムはなく、今の思い、語りたいものを語るスタイルでいきました。
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語りの一番最初は、『おだんごぱん』リクエストで「やえちゃんのおだんごぱん、まだ聞いてない！」となんと半分以上の方が初めてと！！大人だけの会ではあまり語らなかったかもですね。
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季節の素語りは『食わず女房』
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ちひろ美術館での影響もあり、岩崎ちひろ絵本『にじのみずうみ』の初山滋絵本『たなばた』を読みました。
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そして、リュートの久野さんが、絵本やお話に合わせて美しいリュートを聴かせてくれました。
そしてお人形作家のamiさんが、パペットのロバの王子を作ってくれたのです！
リュートに合わせて動かしてくれました。これは貴重です！
なかなか見られる光景ではないです。
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amiさんが、
「やえさんに手渡しましたよ、ここからはこのロバさんはやえさんとの人生を生きるんです。』と。愛するお人形を渡された時、本当にずしっと命を授かった感じで、胸がドキッとしました。
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私が動かさなければ生きられない。大切にそして、ちゃんと生かしたい、そう思いました。ここからロバさんとの旅が始まります。
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さて、エッセイ本から甘糟幸子『料理発見』、本占いのような石井ゆかり『青い鳥の本』なども、ご紹介。絵本のブックトークもしました。
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そして最後の素語りは、サミットなどで思うところあり、小さく心の叫びのつもりで、新美南吉『二匹のかえる』を語りました。緑の蛙と黄色の蛙に思いをのせて。
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最後は金子みすずの詩を10作選び読みました。
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コロナ禍でずっと会えなかったシルバー朗読会の一期生でもある91歳のIさんにひとつ『明るい方へ』を読んでもらいました。素晴らしい語りでした。
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そして、最後に一言とお話ししてくれました「今、シルバーの体操や何か集まりのような市の施設なども何かと楽しいことをやってくれるけれども、どこに行っても、何かどこか幸せとは思えないでいた。でもここに来て、道が見えた！お若いみなさんには道がある、道があるのは幸せなこと」と。この言葉は重く、そしてとても大切な神様からのメッセージのような気がしました。最年長者のIさんの言葉は、本当にみんなの心にきゅっと光をあて、胸に沁みたと思います。とてもありがたかったです。また一緒に朗読しましょうね。
シルバー朗読会もなんとか復活させたいです。
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夜の回は、やはりまた雰囲気は変わりました。
お酒も入りました。
少し大人っぽく、ちょっと怖い感じもいいなぁとリクエストでした。
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小泉八雲『おしどり』
小川未明『砂漠の町とサフラン種』なども加えて読みました。
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このお話は、かなり印象深く、でも、哀れな女、哀れな男、毒々しい赤い町、魔力のようなサフラン酒。
忘れられないというお客様、そして涙が出てきたというお客様。15年ぶりに読んだ作品。
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デザートのアイスクリームと、生姜ジャム、サフラン酒のお話のあとにぴったりでした。
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昼から夜と、しゃべり語り倒した感じでしたが、おなかも心も本当に栄養たっぷりの楽しい幸せな時間を過ごすことができました。
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ひよこ豆さんと心を合わせて開催できた会でした。
皆さんありがとうございました。
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これからも、心と身体が明るく元気になるような時間をお届けしたいと思います。
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さよならあんころもちまたきなこ。
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