~ストーリーテリング「愛依の風」ainokaze~

絵本・素語り・わらべうた
ストーリーテラーやえはたのりこ(やえちゃん)の徒然便り

オープン参加!!イベント・おはなし会・ワークショップ情報!!

★7月21日(日)15時開演 愛依の風クラシックお話コンサート♪『アラベスク~魅惑の冒険物語』立川チャボヒバホール★nonowa国立ペーパーウォール「やえちゃんのたのしいよみきかせ」7月28日(日)11:00~(参加無料)★わらべうたの会『わらべの会』第1金曜日家庭支援センターひかり11:15~・第2木曜日恋ヶ窪市民プール11:00*無料どの地域からも参加できます。★愛依の風・たのしい語り塾新規開講!毎月月木金4~6日。★2018年、おはなし会・保育士研修・わらべうた・絵本・素話講座、ご依頼お待ちしております。 全国どこへでも参ります!プログラムや形式などお気軽にご相談ください。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              

火曜の会便り♪

2013年10月24日 | おはなし会・語りの会
第4火曜日は、火曜語りの会でした。

今月で、とうとう山本周五郎『柳橋物語』最終回です。

最後の、後篇7,8,9章は、
今までを振り返るように、しみじみと読みました。


おせんは庄吉への想いを踏ん切り、自分自身で乗り越え、
幸太の一途な愛を受け入れ、新しい自分として歩き出す決意をする。
自信をもって、幸太郎を我が息子、幸太との息子という生き方を選び、
共に強く生きていく覚悟を決めたのである。

ここまでの間の、おせんの不幸の連続から、私たち読者は解放されたのであるが、
悲しく苦しい出来事がおせんを襲うたびに、胸を詰まらせ、
何てひどいことに・・・と、私たちの中でも「どうしてよねぇ」と言葉にしてきたけれど、
最後の、おせんの選択にたどりついたとき、
「これでいいのよね、あれだけ愛されたのだからね」とみな気持ちが合致しての読了でした。

読了後の味わいが、おせんの未来に希望が見え、陽が差して見えたのだ。
どんなに辛いことの連続でも、希望があれば最後は、爽やかさが残る。
山本周五郎の作品の良さだろう。


さて、次は、何を読もうかということになったのだが、
なかなか決まらなかった。
男性が続いたので、女性作家にしようかなと思うのですが、
ちょっと、古典を読んでいきたい気もしている。

暫らく悩んで決めたいと思います。

次回は、11月26日(火)14:00~
新しい作品になります。
国立関宅での語りの会です。
文学に触れる楽しい会です。ご興味のある方は、ぜひ、ご参加ください。