Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

ジャズ・スタンダード・バイブル 通称「黒本」

2017-11-18 09:08:16 | ジャズ
納 浩一 編著,ハンディ版 ,リットーミュージック(2016/7 1刷, 2017/11 2刷)

みんな「黒本」を頼りにしていて,そのキーやコードが自分がファイルしていたものと違うことが間々ある.スマホが意外に高く売れたので,この際購入.
しばらく品切れだったが,その原因は旧版の作曲者の誤表記等だったという.出版社の HP に正誤表がある.購入した版は修正済みだった.

作曲者がコードを付けた場合をのぞけば,コードの付け方は民間伝承みたいなもの.この黒本のコードについても,例えば Taki's blog「黒本=Bibleに非ず」に,具体的に Georgia on my Mind の楽譜に沿って異論が述べられている.
納先生はバークリー卒で,洗足学園大学で教えておられるので,お考えがあってのコード付けなんだろう.刷りを改めた際,コードを修正した形跡はない.
でもコードが違うと曲の印象が全く変わってしまうことがあるのだから,初心者向けに注釈は必要かも.

もっとも今では iReal でコードを見るのが主流である.この本の長所はメロディ譜にあるのかもしれない.

だいたい1段4小節に揃っているのがありがたい.1括弧,2括弧があると2小節ずれるのは仕方がないのだろうか.
あちらの本によくあるような作曲家インデックスが欲しい.そもそも楽譜の作曲者のフォントが小さすぎる.
ビブラフォン・ジャズの名曲の視点では,Django が載っていない!Bag's Groove  はマイルスとミルト・ジャクソンの共演から採ったらしいが,4ページ後の Billie's Bounce  同様単音でいい.
コメント
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