まったり風景

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横浜Fマリノス戦

2005年10月22日 | アルビレックス新潟

<エジのシュート 虎の子の一点だった>

アルビレックス新潟VS横浜Fマリノス

新潟スタジアム(ビッグスワン)

結果 1:0(勝ち点3ゲット!!)

試合が終わって4時間が経過しようとしているが、まだ興奮から覚めない。
今日の試合は、新潟らしい「直向きな」「諦めない」サッカーを90分間ピッチの上で表現し続けた。
王者マリノスに勝ったとかを超越した、すばらしいサッカーだった。
例え、この試合が敗戦となったとしても、拍手を送られずには居られない試合であった。
私に取って、今シーズンのベストワンに上げたい。

昨年の10月23日夕方、新潟中越地方は未曾有の大地震に見まわれた。
あれから一年、まだまだ大地震の傷跡は癒えていない。
今日は、被災地の人に元気を出してもらいたいと、上野と野澤が被災地の皆さんをビッグスワンへ招待をした。
キックオフ前には、4万人の観客が黙祷を捧げ、ビッグスワンは一時静寂に包まれた。
さらに、今日は「ローソンサンクスデー」。
試合前に、新潟県内のローソン各店の店長や店員の皆さんが、メインスタンド前に整列。
代表の方が、魂のこもった、すばらしい激励をしてくれた。
最後にアルビのコールリーダーが「声援、拍手は大きく、ため息は少な目、頑張って応援しよう」と活を入れた。
そして、今日の対戦相手は、昨年のリーグチャンピオン横浜Fマリノス。
今日は、アルビの選手もサポーターも、モチベーションが弥が上にも上がる条件が整っていた。

私が、ベストワンに上げた試合と言っても、試合の流れは王者マリノスの圧倒的な力で最後までねじ伏せられ続けた。
だから、試合のほとんどはアルビ側のピッチで展開された。
試合開始早々は、前線にボールを運ぶことすらできず、エジが一人で孤立した状態が続いた。
だが、最後までと途切れることの無かった集中力、良いサッカーを魅せるのだというモチベーション、そしてサポーターの後押し。
スタジアムの中では、選手とサポーターが一体化し、魂のこもったサッカーを作り上げていった。

だから、これだけの良いサッカーをしていて、勝利の女神が微笑まない訳がない。
前半の試合終了が見えてきた辺り、攻めあぐねる横浜に少し疲れが見えてきた。
そんなワンチャンスにリマ、エジ、リマ、エジのパス交換からエジがシュート。
ボールはGKの横をすり抜けて、ゴールポストに当たってゴールインした。
先取点をゲットしたからと言って、後半の流れがアルビに傾いたわけではない。
先取点を取られたマリノスは、死にものぐるいで襲いかかってくる。
前節、横浜は後半から大島と山瀬を入れて、王者のサッカーがよみがえった。
同じ様に、後半から大島と山瀬を入れてきた。
しかも、横浜のCKと言う絶妙のタイミングだった。
だが、それでもアルビの集中力は途切れなかった。
再三のピンチを切り抜け、最後はパワープレーを仕掛けてきた王者に食らいついて、虎の子の一点を守り切った。
長い長いロスタイム4分が過ぎて試合終了の笛を聞いた。
ビッグスワンが、地響きの様な歓声で揺れた。
ついについに王者横浜Fマリノスから勝ち点3を奪い取った。
昨年の勝ち点3は、1.5軍のマリノスが相手だったが、今日は正真正銘の横浜Fマリノスから勝ち点3を奪い取った。
いやー、サッカーって、本当に面白い。

ハーフタイムに、被災地から試合に招待された子供達がピッチを一周した。
その時見せた満足そうな笑顔が忘れられない。
最後に、新潟中越大地震で亡くなられた方々に、改めて哀悼の意を捧げます。



<すばらしい激励をもらったローソンの皆さん>


<コールリーダー ハマイチ氏の活>


<セットプレーであわやゴールを、ヘディングで防いだリマ>


<マリノスのセットプレー だが、今日のアルビは集中していた>

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