田舎へ行ってご/見てご!

二地域居住(田舎暮らし)、花・写真、古民家めぐり、旅、日々のあれこれなど。

春の花:山桜

2024年04月10日 | 花さんぽ・花めぐり

前日までの雨で「ソメイヨシノ」の観桜期もあっという間に終ってしまいました。

3月下旬~4月上旬に降る雨を”花時雨(はなしぐれ)”と言うそうです。

それにしても毎日よく降るな! 今度は”雨後の筍”に期待しています。

今日は終日晴れ予報なので、これから植物園に行って他の桜などを見てきます。

ヤマザクラ(山桜)」(Prunus jamasakura var. jamasakura)は、葉の展開と同時に花が咲くことが特徴です。

わが国では古来より和歌に詠まれるなど「ヤマザクラ」が桜の代表格で、三万本とも言われる奈良の吉野山の桜が有名ですね。

別名:シロヤマザクラ 本州、四国、九州、朝鮮半島に分布する野生種。

バラ科サクラ属の落葉高木。樹高:15~25m

 

花期:4月中旬。一重咲きの中輪で花色は白~淡紅色です。

ソメイヨシノはクローンなので一斉に咲いて一斉に散りますが、ヤマザクラは1本1本遺伝子が異なるため、開花時期や咲き方などかなり個体差があり、何週間にも亘って花を楽しむことができます。

成木の成葉の裏面が帯白色になる特徴があります。秋は美しく紅葉する。

果実は球形で9月頃、紫紅色に熟す。

因みにソメイヨシノの寿命は一般に60~80年と言われ、日本最古木(郡山市)でも樹齢157年(11年生の木を1878年に植樹)ほどですが、ヤマザクラは樹齢数百年の個体が全国各地に見られます。中でも富士宮市の国内最古の”狩宿の下馬桜”は、樹齢800年を超えるとされます。

 

葉や葉柄、小花柄に毛が生える「ウスゲヤマザクラ(薄毛山桜)」↓などの変異種もあります。

'200921 この薄毛山桜は、一斉に葉が落ちたあと花が咲くことから”狂い咲き”↑が起きていると考えられます。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿