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コーヒーノキ

2024年02月01日 | 花さんぽ・花めぐり

皆さんは緑茶やコーヒーを飲んでいますか? 

国立循環器病研究センターなどによるとよく飲む人ほど脳卒中になるリスクが軽減されるそうです。

コーヒーでは、「飲まない」人に比べ、頻度の最も多い「毎日2杯以上」で19%、次いで「毎日1杯」で20%、「週3~6日」で11%、それぞれリスクが減ったそうです。

私は毎日、コーヒーを2~3杯、緑茶を2杯くらい飲んでいますが、脳卒中予防ではなく、単に好きだからです。

コーヒーノキ」(Coffea sp.)はアカネ科コーヒーノキ(コフィア)属の植物の総称です。

現在のコーヒー生産量世界一はブラジルですが、エチオピア南西部の高地カファ地方が原産地で、コーヒーの語源はこの”カファ”が元になってるとも言われています。

白色でジャスミンのような芳香がある花をつけ、開花期間は3~4日ほど。

果実は楕円形で緑色↑から、赤くなり、熟すと赤紫色なる。果実は開花してから熟するまでに約9か月を要します。

コーヒーチェリーと呼ばれていて生食可能です。

野生では樹高10mになることもあるが、栽培用には2mほどに剪定しているそうです。

 

私たちが一般に飲むコーヒー豆は「アラビア(アラビカ)コーヒーノキ(アラビカ種)」(Coffea arabica)の種子です。

「ロブスタコーヒーノキ」や「リベリカコーヒーノキ」とともに「コーヒー3原種」のひとつ。

世界に流通しているコーヒーの中でも最もよく飲まれている品種であり、生産量の70~80%を占めます。

産地によって多くの品種があり、‘ブルーマウンテン’ ('Blue mountain')や‘コナ’('Kona')などが有名で、所謂「ストレートコーヒー」の殆どがこの種の豆です。

樹高:5~6mの常緑小高木 花期:5~6月 自家受粉

葉は対生し光沢のある濃緑色で観葉植物としても育てられます。

熟すほどに実が赤く変化するものが殆どですが、「カトゥーラ」、「アマレロ」↑は熟すと黄色の実なります。

 

ロブスタコーヒーノキ(ロブスタ種」(Coffea canephora var. robusta)※カネフォーラ種の変種

アラビカ種に次いで流通量の20~30%ほどで、両種で99%を占めます。

他家受粉。アラビカ種よりも品質は劣り、カフェインが多く、苦味とコクが特徴、低地でも栽培可能、耐寒性が強い。

主にインスタントコーヒー用、あるいは廉価なレギュラーコーヒーの増量用として用いられるそうです。

 

リベリアリベリカ)コーヒーノキ(リベリア種)」(Caffea liberica) アフリカ西海岸アンゴラ地方原産

コーヒー豆の生産量は全体の1%ほどと非常に珍しいコーヒーの木です。

アラビカ種よりも花や果実が大形。豆は黄白色で香りは乏しい。

カフェイン含量が高く、苦味と渋みが強く、病気(サビ病)に弱く、また品質も低い。

西アフリカの一部で栽培、国内消費されているそうです。