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春の花:猫柳

2022年03月16日 | 花さんぽ・花めぐり

ネコヤナギ(猫柳)」(Salix gracilistyla Miq. var. gracilistyla)

春の訪れを告げる代表的な早春の植物の一つです。

和名は銀白色の毛で目立つ花穂が猫の尾に似ているので名がついた。

子犬の尾に見立てて「エノコロヤナギ(狗尾柳)」とも呼ぶ。

ヤナギ科ヤナギ属の落葉低木で山野の水辺に多い。樹高:0.5~3m、冬芽は赤い↑。

日本、朝鮮・中国・ウスリー に分布

つくば植物園の植物図鑑によると、ネコヤナギを含むヤナギ属〔Salix)は、主に北半球の温帯から寒帯にかけて約300種もあるうえに、多くの自然雑種も報告されており、高等植物の中でも種を区別するのが非常に困難なグループの一つとのことです。 

花期:3~4月。早春に葉の出る前に開花。もこもこした花穂にミツバチが集まっていました。

雌雄異株であり、雌株に付く花序は長さ2.5~4.5cm、雄株に付く花序は長さ3~6cm。

こちらは愛らしいピンクの花穂がつく「ピンクネコヤナギ(ピンク猫柳)

「ネコヤナギ」と「バッコヤナギ」の雑種。

花穂がピンク色を帯びて美しく、その姿を振袖に見立てて「フリソデヤナギ(振袖柳)」とも呼ぶ。

樹高:1~3m。花芽は最初グレーですが、徐々にピンクに色づく。