アサギマダラの迷足譜

園芸・三次北部の自然・囲碁などの趣味についてのグチのページです。コメント遠慮なくお願いします。リンクもよろしく

イオチリンソウの花咲き始める

2024年03月31日 | 三次北部の自然

今日は、そこまで、天気は、悪くなかったのですが、実家も栗林でもギフチョウを見ることはありませんでした。ただし、他のチョウもほとんどみることはなかったです。まだアゲハチョウも見ていません。

自生地へ、カンアオイを移植しに行きました。そこでも見ることはできません。

谷沿いの明るいところで、白い花が咲いていました。ミヤマカタバミより大きいので、イチリンソウだとわかりますが、もう咲き始めたのかなあと少し驚きでした。

イチリンソウも、カタクリやセツブンソウなどと同じ、スプリングエフェメラルの一つなのですが、それらより生育場所が広く、まだかなり残っています。あるところでは、固まって花を咲かせています。長い塊茎で増えていくのですが、それを小さく分割しても生えてくるので、増殖は、難しくありません。

この時期、里山ならではの花です。またその里山が保たれているかを現している花です。

画像のところは、以前は、たくさんあったのですが、近くの杉林が伐採された時に、その谷も重機で、道を作られたので、一時大いに減りました。今は、わずかに残った株が、少しずつ増えている状況です。


カンアオイとギフチョウとシカ

2024年03月30日 | ギフチョウをよぶ

今日、当地区の10km南の地区へ、カタクリを花を見に行きました。その近くには、自生地が残っていて、それを整備され、増やされたようです。200花くらいは、咲いていたでしょうか。

それと同時に、そのあたりは、ギフチョウが自生していても不思議ではないところです。それで、ギフチョウを見ることができる可能性もあるかなと見にいってみたのです。ギフチョウなどチョウの仲間は、きていませんでした。それで、そこより少し山際を散策しました。すると、カンアオイを見つけました。そこは、雑木林で、葉っぱ1枚のカンアオイ1株だけでした。カンアオイは、1株あれば、それなりに近くに数株あるのですが、見つけることができませんでした。そして、それから、10m離れた、崖のところで、画像のように、花をつけた比較的大きな株を3株見つけました。今の時期は、カンアオイがあってもギフチョウをみないことには、それが自生しているかはわかりません。

また10m行くと、見つけたのは、

これです。スゲの仲間の草ですが、見事に上の葉っぱが食べられたあとがあります。冬の間に、でたところは、食べられたのでしょう。ここもシカがいるのだなあ。最初にあったカンアオイの周囲は、皆食べられたんだなあと思ってしまいます。

そして、もう20m進むと、藪から大きな音がしました。イノシシ?とひるみましたが、道をゆっくり進みます。すると、山のほうへ、向かっていったのは、大きなシカです。そのあと、また1頭、シカがついていました。大きかったです。ここまで大きなのは、初めて見ました。シカは、ゆっくりと上にあがり、30mくらい離れたところで、動かずにいます。こちらを警戒しているのでしょう。カメラをもっていたのですが、撮影はまったく間に合いませんでした。

昼間から、人里から100m離れていないところでエサを食べているようです。

自生しているカンアオイもガケのような場所でしか生きながらえることができなくなってきています。ギフチョウもそれだけでは、子孫を残すことはできないでしょう。

今日は、栗林で1羽だけ、ギフチョウを見ました。実家のほうでは、見ませんでした。

なかなか心配しています。


ギフチョウ初見:2024年

2024年03月29日 | ギフチョウをよぶ

やっと、待ちに待った、ギフチョウを見ることができました。まずは一安心です。ただし、1羽だけです。実家の庭を盛んに飛び回っていました。実家の庭の日陰になるところで、昨年6月、5齢幼虫を20匹は、飼育しました。どこで、サナギになったかは、ほとんど不明です。近くの薄暗い、石の下などでサナギになったことでしょう。そのうちの1匹が、羽化したようです。

これなら、と期待して、栗林に向かったのですが、いませんでした。正午、1時半、3時半と3回見に行ったのですが、まだ飛んでいません。ギフチョウのオスは、最初羽化した場所からそんなには、離れないのです。せいぜい200mくらいでしょうか。そのあたり、何度も回ってメスを探しています。

栗林は、明日期待です。明日、あさってと天気よさそうなので、ここで、5羽くらいは、見たいものです。

画像は、実家の庭で咲き始めたカタクリの花です。うまくいけば、ギフチョウが吸蜜してくれるかもしれません。

また報告します。


アマナ咲く

2024年03月28日 | 三次北部の自然

今日は、予報通りの天気、昼からの雨は、冷たいものではありませんでしたが、しつこいものでした。

画像は、栗林に自生しているアマナの花です。昨日撮影したものです。春の日差しをあびて、輝いていました。咲き始めのようで、まだシベは成熟していません。

アマナは、あるところには、残っている野草です。しかし葉っぱがでているのは、たくさんあっても花が咲いているのは、とても少ないです。日当たりがまずよくないといけないし、球根が大きくないと咲きません。また球根が大きくないうちに、分球のような形をとって花を咲かせなくて、増えていくことができます。それで、花を咲かせて、種をつける必要があまりないのでしょう。

花も1週間は、咲きません。あっという間に、散ってしまいます。ハナバチたちを待つ必要がないからなのでしょう。

それで、田舎の人でも、近くの野にいけば、この可憐な花を見る機会があるはずなのですが、知らない人が多いと思います。ちょっと残念な野草です。庭に植えてもまったくほかのものを邪魔しなくて、この3月下旬の少しだけ楽しめるいい野草なのですけれど。


今日は、ギフチョウ初見とならず、がっかり

2024年03月27日 | ギフチョウをよぶ

今日は、良い天気で、風もなく春のうららかを感じていました。今日は、きっとギフチョウの初見ができると、正午に栗林に見に行って見ましたが、いませんでした。いたのは、キタテハ1羽だけでした。午後1時半にも、見に行きました。やっぱりいません。モンシロチョウ1羽とハナアブ1匹を見ただけです。そして、うらめしく午後4時にも見に行って見ましたが、当然いませんでした。

朝は、霜が降りて、氷が張っていました。ギフチョウは、朝早く、地上付近に隠れていたサナギを抜け出して、よちよちと周囲をはって、羽を広げる枝を探し、登っていきます。霜がおりているとなると、よう歩かないのでしょうか。今まで初見した日は、記録していますが、朝の天気がどうなっていたかは記録していません。

チョウが羽化する状況とは、どんなものなのでしょうか。今年は遅れているので、気になります。

画像は、羽化したら、蜜源となるヤマエンゴサクです。今が満開です。

こちらは、その近くに用意したカンアオイ2年目ポットです。ギフチョウが卵を産むには、新しい新葉がでる必要があります。こちらのほうも、今年は遅れてしまいました。卵を産んでくれる葉っぱになるには、あと2週間くらい必要な感じです。

明日は、曇りから雨予報。羽を乾かすには、いい条件ではないようです。どうでしょうか。

また報告します。