休耕田で、マムシグサが倒れていました。根元を見ると掘っています。茎が折れています。よく見ると、マムシグサの球根が、粉々になっています。白いところは残っているので、球根を咬み咬みしたら、食べられるものではないことがわかって吐き出したようです。
イノシシの仕業と思います。マムシグサをこのようにしているのを見たのは、初めてです。この近くで、ウバユリを同じように掘って食べていた痕がありました。
マムシグサは、毒草で、人は、この赤い実を決して食べてはいけません。それでも、小鳥は平気なようです。隣に赤い実は残っていました。イノシシは赤い実は、毒と分かっていたのでしょう。けれど球根は、ウバユリと勘違いする匂いがあったのだと思います。
咬み砕いて、慌てて吐き出したとしても、汁は、口の中にべったりついているはずです。あとで、口の中が、相当の痛みを持ったと思います。
マムシグサで調べてみると、この実を食べるとむちゃくちゃ苦しむことになります。
イノシシがこのあと、どういう行動をとったものか。イノシシにやられている私としてはちょっと笑ってしまいます。