へんないきもの日記

今日も等身大で…生きてます😁

トランスエゾ番外編 ④ 疲れない走り方

2016-09-14 07:59:39 | 旅とランニング
 14日間で1000km以上を走って、さぞかしダメージをくらったであろう・・・というと、そうでもない。最終的に後半で降り続いた雨の影響でビショビショになった靴の中で両方の足の薬指と小指が付け根から指先までジクジクになり、これがゴールしてのち、まともに歩けなかった原因となった。雨さえ降らなければ、ゴール後も苦労なく歩けたと思う。

 そうは言っても、2週間もあれば雨は必ず降るので、雨に対する備えは必要だ。というものの、この場合、日々の終わりに靴の中に新聞紙を入れ、水分を取り除き、あとはこまめに足の指にワセリンを塗り続けることくらいしか思い浮かばないのだが・・・あっ、そうか!ジクジクなんだから、靴下脱いで乾燥させることが先ですね。

 ちなみに、最初の2~3日は、日々の生活からいきなり70~80kmを走る生活になるので、足、というか皮膚にかかる負担は大きい。どうしても最初のうちはカラダが慣れないので、履きなれた靴を履いていたにもかかわらず、例えば足の付け根(足の甲側)に水ぶくれができる。でも、放っておけばいつしか潰れ、やがて固い皮になり、ちょっとやそっとじゃ水ぶくれなんて出来ない足になる。これが足の裏側だと直接地面に当たって悲鳴を上げそうになるから、多くのランナーが走り続けるのを諦める一因となる。この場合、思い切って水泡を潰すしかない。安全ピンの先をライターであぶり、メンソレータムのような消毒作用のあるものをその先に塗って水泡に刺す。あとは乾燥させる。いったん、乾燥してしまえば、あとは象の皮膚のように固い皮膚になります。

 そうそう、走り方、がテーマでしたね。

 疲れない走り方、と言っても人それぞれなので、いくつか紹介します。

 多少、走力に自信のある人は、とにかく行けるところまで行き、疲れそうになったら歩く。反対に、スタートして前半、力をためて後半、一気に走る・・・私からすれば、なんだかかえって疲れそうな走り方ですが、これで実際に完走できている人がいるワケですから、何とも言えません。

 一般的にオススメなのが、走っているのか歩いているのか一見、どっちかわからないくらいのペースで、とにかく「淡々と」進む・・・です。一応、トランスエゾは時速5.5kmに設定されています。ちなみに、軍隊の行軍が20kmの荷物を背負って時速4kmで歩く・・・ですから、な~んだ、ゆっくりペースでいいじゃん!って思ったら、おおまちがい。ちょっとトイレに、食事を買うのにレジに並ぶ・・・といった所作が時間を奪います。(ちなみに北海道のコンビニの多くはレジに1人の店員さんしかいないので、また、近くにスーパーが無いせいか、近所の人がスーパー代わりに食材や日用品を買い求めに来るので、結構、時間がかかります。朝からビール36缶買って行ったオバサンにはおどろかされました。ま、時期的にお盆の準備だったんでしょうか?)

 後ろ振り返らなくても誰が来ているかすぐわかる!って言われる私の走法は・・・超すり足走法です。原点は・・・クロカンスキーにありました。

 北海道で生まれ育った私にとって好むと好まざるとにかかわらず、子供のころからスキーを履いて、高校も、そして社会人になってからもクロスカントリースキーで走り回らされていたため、すっかりカラダにしみついて、超長距離の場でカラダが勝手にクロカン走法を応用したのだと思われます。

 確かに、かかとで着地すると同時に前にちょっとだけ滑らせていますから・・・これだと足をほとんど上げないため、いつまでも走れます。ちなみに靴底は写真のとおりになるんで、ふところにはあまり優しくありませんが。(笑)

 

 
コメント (1)
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