健康断食のススメ

食べる楽しみ 食べない愉しみ

自然食なんてもう古い

2011-12-28 19:09:37 | 断食
十数年前と比べると、自然食というかマクロバイオテックというか、その辺のところの認知度は格段に進歩しました。



今日もめったに行かないドラックストアーをのぞいてみると、無添加シャンプーや石けんが数多く販売していることに驚き、世の中進歩したもんだと思う次第です。



そうですね。玄米食べる人も今ではかなりいるのではないでしょうか。



で、もひとつ進歩してみましょう。



自然食の考え方に“一物全体”という考えがありますが、これは、たとえば野菜ならば皮も、魚なら頭から尻尾まで食べることが健康に良いし、食べると言うことは食べ物の命を人間に移し変えることですから、できるだけ食べ物が生きている近い状態のものを食べましょうということです。



大根や人参やレンコンなどなら皮ごと食べれますし、小魚なら骨も食べれるでしょ。



ですから、できるだけ食べ物全体まるごと食べましょ、と言うのが一物全体です。



たとえば、玉子は完全食品だと言われていますが、それは玉子の殻を食べてこそ完全になるわけで、玉子の殻を食べなければ完全食品ではないのです。(玉子の殻はさすがに食べないと思うでしょ、でも栄養学者の川島四郎さんは、玉子の殻をすりつぶしてカルシウムの補給をしていたそうです。)



ところが、ちょっと待ってください。



野菜の皮をむくのはそれなりに意味があるわけで、たとえばアクです。



野菜の皮(皮膚)は、外部からの敵から自分を守る役目があり、外敵から身を守るためにアク(毒素)を用いることがあるわけです。



そのアク(毒素)を人間が食べれば、それはそれで影響がないわけがありません。



玄米にしてもそうですね。



玄米には体内の毒素を排泄する強力なキレート効果があるので、病気の人が食べれば絶大な健康効果がありますが、健康な人が常食すると体内のミネラルが排出されるので健康にはマイナスになります。



ですから、玄米を食べるときはキレート効果を無くすために10時間水に浸してから食べなくてはいけないのです。



では、野菜のアクはどうしたらいいのか。



岡山の山奥のある“わら倶楽無”の料理は、“重ね煮”という料理方法を使います。



ここの主、船越康弘さんに教えていただいたのが、アトピーでナスが食べることができない子供が、重ね煮で調理したナスは食べることができたそうです。



つまり、重ね煮は野菜のアク(毒素)を調和してなくしてしまう作用があると言うことです。





現在の自然食は、飽食の時代と呼ばれ無駄が多い今の時代を完全否定することで成り立っている面があることは否めません。



しかし、現在100歳以上で元気に暮らしている人のほとんどが白米食の人たちです。

(自然食で健康を害している人たちは多いのですよ。)



これを、自然食の人たちはどう説明するのでしょうか?





流行や正しいことをしていると言う優越感で自然食をしてはいけません。



玄米食でバランスをとるのはけっこう難しいのです。



少なくても自然食をする人は、重ね煮を学ぶことをおすすめします。





世の中は進歩しています。



昔ながらの自然食やマクロバイオテックなど時代遅れもはなはなしいのです。



佐下橋聡 拝


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