野球少年は夢を見る…

Hanshin Tigers Series 2024

太陽、甲子園で足踏み(28日・甲子園)

2005-04-29 20:27:14 | Western League
 昨日は「睾丸打撲」の古田敦也(ヤクルトスワローズ)が予定通りに『報道ステーション』に出ていて、ビックリ。もっとビックリしたのは当然、あのことだが……その話題には触れまい……しかし、「8対1」とリードしていて、ああ今日は勝ったな、これでこの首位攻防「2勝1敗」で勝ち越しだな、優勝が見えたな(気が早い)と思っていたら、例の如く音声を消して、テレビをチラチラ見ていたら、マウンドにドラゴンズのセットアッパー・岡本真也が上がっているので、ああこれは点差を詰められたな、と思ったら、「8対9」!! これには魂消た。

 井川慶は本気でメジャーリーグに行く気があるのか? こんなピッチャー、獲ってくれる球団があるのか? 今なら『楽天イーグルス』だって見向きもしないだろう(?)。井川はまだ25歳なのに、もうピーク(全盛期)は過ぎているような気が……全盛期は優勝した2003年の「20勝」時に非ず。タイガースファンなら心得ていることだが、本当に井川が凄かったのは、2002年。あれから年々、落ちているような気がする。野茂英雄(現タンパベイ・デヴィルレイズ)も伊良部秀輝(引退)もギリギリ、メジャーに行く時はピークに間に合ったが、井川はどうか? エース井川に足を引っ張られて、今年の優勝は霧散するかもしれない。

 昨日は昼間CS(GAORA)で、ウエスタンリーグの中継をやっていて、太陽が先発。ナイトゲームの都合で朝10時半のプレイボールということで、身体がまだ寝ていたのか、初回に先頭打者(坂口智隆)に一発を食らって、【4回表】にも4番打者(嶋村一輝)にフェンス直撃のツーベース、5番(五島裕二)にタイムリーを打たれ、2失点目。いずれも137㎞、136㎞の真っ直ぐ。球速が上がらないのが気になる。6イニングスを投げて2失点だったが、不安の残るピッチング。当分は「修業」の日々になりそうだ。

 2番手には左肩痛から復帰、左腕・三東洋が登板。これも先頭打者(迎祐一郎)に三遊間を抜かれ(久慈照嘉、及ばず)、次の打者(三木仁)に送られ、次の打者(横山徹也)にも「0-2」からワイドルピッチで3進を許し、結局四球で歩かせ、1アウト1,3塁から次の打者(前田大輔)に初球スクイズ失敗の後、ライトへ流し打たれ、1失点。三東もまだまだ、という感じ。オールスター後ぐらいに出てきてくれれば……下柳剛の回復次第では(1軍で)早期に欲しいだろうが。この日も視察に来ていた岡田彰布監督。ネット裏で何を思う?

 3番手にダーウィン・クビアン。昨日(1軍で)投げた(初登板した)ばかりなのに、もうファームに落ちてきたダーウィン。「進化」できない男。ストレートのフォアボールとライト前ヒットを許したが、無難に無失点。私は買っているのだが、このピッチャー。代わりに1軍に上がったジェイミー・ブラウンが果して、どういうヴェールを脱ぐか? ブラウン次第で彼にもチャンスは巡ってくる、と思う。試合は「1対4」でサーパス神戸に連敗。

筒井和・先発で奇襲! (27日・甲子園)

2005-04-28 22:00:24 | Koushien Stadium
 下柳剛が右脹脛痛(右下腿三頭筋炎)で戦線離脱して、先発ローテーションから左腕が一枚抜けて、代役には、右腕の太陽(ファーム調整中)か、新外国人のジェイミー・ブラウンか、あるいは、ダーウィン・クビアンだと思われていたが、蓋を開けてみれば、この日の先発・筒井和也。「つ、筒井和!?」全国のタイガースファンの驚愕の中、マウンドに上がった、ハイウェイのスピード王は、ドラゴンズの1番・荒木雅博をライトファウルフライ(桧山進次郎がナイスキャッチ!)に打ち取り、まず1アウト。

 しかし、2番・井端弘和に早速フォアボール(四球)を出して、言わんこっちゃない。この首位攻防・第2戦の大事なマウンドに、こんな若いピッチャーを出して、大丈夫なのか? 全国に「不安」の漣(さざなみ)が拡がる。3番・立浪和義にもカウント「0-2」。漣の音が聴こえるようだが、3球目のストレート(139㎞)を打って出た立浪。セカンド正面の強いゴロで併殺(ダブルプレー)完成。緊張感、漂う【1回表】が終了した。

【2回表】先頭のタイロン・ウッズにライトスタンドに運ばれて、「あ~あ…」。「絶不調」福留孝介は空振り三振に取るが、6番アレックス・オチョア、7番・森野将彦に連打を浴びて、迎えるバッターは、8番の「クリンナップ」谷繁元信。破綻の予感、漂うが、99㎞のスローカーヴで空振り三振Get。9番の朝倉健太も当然、三振に斬って、ピンチ脱出。一発の1失点だけで切り抜けて、上々のピッチングだが、本人は唇を噛み締めながら、1塁側ダッグアウトへ帰る。

【3回表】そんなこと気にすることなかったのだが。1番・荒木を四球で出して、前のイニングを引きずっているか? 2番・井端をセンターフライに打ち取ったものの、3番・立浪に前の打席の「借り」をキッチリ返され、ライトフェンス(最上部)直撃のツーベース!! キャッチャー矢野輝弘が首を捻っている。矢野は外角低めに要求したのに、球(126㎞)は真ん中高めに来た。1アウト、2,3塁のピンチを迎える。

 4番ウッズを空振り三振。こちらは前の打席の「借り」を筒井が返したが、5番の「絶不調」男に四球。満塁になって、6番オチョアには「1-1」からの3球目を足に当てて、死球。これで2点目を献上。続く7番「当たっている」森野にも「1-3」にして、この時点で、ダッグアウトの岡田彰布監督は、今日の筒井和に「見切り」を着けたか? 打ち気に逸る若者が「1-3」から打って出て、レフトフライに打ち取れたものの、筒井和に4イニングス目は巡ってこなかった。

 試合は【4回裏】タイガースが“新・代打の神様”町田公二郎のタイムリーで1点を返し、なお1アウト満塁で、藤本敦士の故障(左太腿肉離れ)戦線離脱で、2番に起用された関本健太郎が力み過ぎて、ショートゴロ併殺コースへ。しかし、1塁走者・赤星憲広のチャージ(スライディング)で、セカンド荒木の送球が逸れ、2者生還。「3対2」で逆転。【5回裏】にも先発・筒井和のリードで苦労した7番・矢野が値千金の2ランホームラン! 矢野が珍しくガッツポーズ!! 苦労したのだろう……

 その後は「必殺」の投手リレー、藤川球児、ジェフ・ウィリアムスが繋いで、最後は久保田智之。「6対3」で逃げ切って、この3連戦、1勝1敗のタイに戻した。勝ち投手は2番手で1イニングスを投げた橋本健太郎。24日の能見篤史に続いて、プロ入り初勝利を挙げた。地元・甲子園球場で挙げた、というのが気持ちいいだろう。一生の記念(思い出)になる。

黙祷の後のプレイボール(26日・甲子園)

2005-04-27 13:56:32 | Koushien Stadium
 今日(25日の翌日)という日に、阪神タイガースは勝たなければならなかった。地元・尼崎。タイガースファンも多かっただろう。今年のタイガースの「優勝」を楽しみにしていた人もいただろう。そんな人たちのためにも、タイガースは頑張らなければ……1995年の二の舞いは御免、だ。召された人たちのために、供養の勝利を……残された人たちのために、せめてもの慰めの勝利を……2005年のタイガースに新たに課せられた使命、だ。

 試合は「0対0」で推移し、福原忍と山本昌の投げ合いが続いていたが、【7回表】に福原が1本のホームランをきっかけに崩れ、2失点。その裏、タイガースも1点を返したが、【8回表】に2番手、左腕・江草仁貴に(最近は見られなかった)四球を連発する悪い癖が噴出し、「痛い」2失点。【9回裏】にも、初登板の新外国人、ダーウィン・クビアンが、2ランホームランを喫して、万事休す。「1対6」で敗れた。そのダーウィンだが……

 2番・井端弘和に初球「145㎞」の真っ直ぐで「ストライク」。マウンド上で息を一つ、二つ、吐いて、緊張感が窺える。2球目(148㎞)3球目(136㎞)が外れて、4球目(146㎞)でファウル。5球目、キャッチャー矢野輝弘のサインに首を振って、投げたかった球は得意の“ナックルカーヴ”、しかし「ボール」で「2-3」。6球目(142㎞)ファウル。7球目のラストボールは、またしても“ナックルカーヴ”(130㎞)が決まらず、フォアボール。

 3番・バントの構えの「伏兵」英智には、初球(144㎞)2球目(142㎞)がボール、3球目(146㎞)で空振り。4球目(148㎞)5球目(149㎞)をファウル。6球目(148㎞)は高めに浮いて、またしても「2-3」。7球目(139㎞)8球目(148㎞)9球目(134㎞)をファウルで粘られ、10球目(135㎞)に初めて“ナックルカーヴ”が決まり、見逃し三振。しかし、この間に1塁走者・井端が走り、盗塁。ダーウィンのリードに精一杯だった矢野の送球が逸れて、井端は3塁へ。1アウト3塁のピンチを迎える。

 4番・渡辺博幸への初球(147㎞)だった。真ん中の速球を振り抜いて、打球はレフトスタンドへ一直線! 非力な1,2番にはファウルで通じた球が、一発のある打者には恰好のホームランボールになった。これで「1対6」。この後、5番・福留孝介を“ナックルカーヴ”の連投で空振り三振。ようやく“魔球”が決まりだした。6番アレックス・オチョアも“魔球”と速球のコンビネーションで翻弄し、“ナックルカーヴ”を打たせて、セカンドゴロ。

 この日の唯一の収穫と言っていい。ダーウィンは「使える」。ベテラン左腕・下柳剛が右脹脛痛(右下腿三頭筋炎)で戦線離脱。代役には、ファーム調整中の太陽か、ジェレミー・ブラウンが有力だが、ダーウィンも「面白い」。しかし、そんな悠長なことを言っている場合ではなく、首位ドラゴンズに初戦で敗れ、ゲーム差「2」を付けられた。首位攻防・第2戦は、エース・井川慶が出陣。必勝を期す。

出戻りの中村泰、3勝目(24日・尾道)

2005-04-27 11:42:05 | Western League
 出戻りの中村泰広が5回を2失点で勝利投手。最後は、これも出戻りの桟原将司が締めて、「6対2」で広島遠征2連勝。二人ともファームでは「無敵」なのだが……いつになったら、1軍で活躍できるようになるのか? 桟原は昨年のデビュー当時は球が速くて、荒れ球ながらそこそこコントロールも悪くなくて、活きのいいピッチャーが出てきたな、と思ったのに、今シーズンのこの体たらく。何が原因なのだろう? 怖いもの知らずがプロの怖さを知ったからか? 

 打線は6安打で6点取って、随分、効率よく得点したものだ。最近、1番・赤松真人にノーヒットが続いているのが気になるが……彼もプロの怖さを知ってしまったか? そういえば、忘れちゃいけない、2番手で前川勝彦が登板。3回をノーヒットに抑えたみたいで、復調の兆しか? 彼もピッチャーのいないオリックス・バファローズあたりにトレードに出してあげた方がいい、と思うのだが。調子が良くなっても1軍からお呼びが掛からない可能性も大。豊富な投手陣。しかし、下柳剛の戦線離脱は痛い。こういうこともあるから、手離せないのかもしれない。

古田敦也とタイガース(24日)

2005-04-26 21:57:10 | Koushien Stadium
 1987年11月、立命館大学4年の古田敦也は、ある球団から「2位で行きます」と確約されていたらしい。それはどうやら、阪神タイガース、だったようだ。その年のタイガースのドラフト2位指名、高井一(横浜高校)。何故、高校生なのか、しかも外野手。当時、唐突に浮上したドラフト2位、という印象を持った。もし、この年に予定通り、古田を2位で指名していれば、この1987年の最下位から始まる、タイガースの暗黒の時代は、存在しなかったかもしれない。因みにドラフト1位は、野田浩司(九州産業交通)。4位でキャッチャーの山田勝彦(東邦高校)を指名している。

 古田(ヤクルトスワローズ)2000本安打達成の、その日、タイガースはベイスターズとの3連戦の3戦目に臨み、「8対3」で快勝。先発のルーキー・能見篤史がプロ入り初勝利。点差があるにも拘らず、藤川球児、ジェフ・ウィリアムス、そして最後にクローザー久保田智之まで投入して、ルーキーに初白星をプレゼントした。これでタイガースは2カード連続の勝ち越しとなり、首位中日ドラゴンズを1ゲーム差で追走し、今日(26日)から本拠地・甲子園球場に迎え撃ち、(気の早い)首位攻防戦に臨んだが……。


ブラウン3勝目(23日・由宇)

2005-04-26 18:24:29 | Western League
 ジェイミー・ブラウンが7回2失点で3勝目を挙げて、「8対4」で勝利。パッとしないブラウン。杉山直久が1軍で「結果」を出して、太陽もファームで「いい感覚」を掴めた。左腕・三東洋も復帰間近だし、果たしてブラウンにチャンスは巡ってくるのか? 途中でボストンに帰るって言い出さなければいいのだが。
 バディー・カーライル(!)みたいに、葛西稔・投手コーチと衝突しなければいいのだが。そのカーライル、今シーズン、ロスアンジェルス・ドジャースのロースターに入って、中継ぎ(ブルペン)要員で活躍中。(スカパー!のコメンテーターの)誰にも気付かれないが。

杉山、初勝利!(23日・横浜)

2005-04-24 13:36:03 | Koushien Stadium
 全国放送の大舞台で、思わぬ形で因縁を付けられた、タイガースの「エース」セットアッパー藤川球児。これまで地味に勝利の為に貢献してきたのだが、これで一躍ちょっとした「時の人」になってしまったか? この日も先発・杉山直久の好投(6回零封)の後を受け、【7回裏】のマウンドから登板。先頭の5番・多村仁に内野安打を打たれたものの、6番「安全牌」の外国人(ケヴィン・ウィット)、7番・村田修二を連続「空振り」三振に打ち取り、早くも2アウト。妙な後遺症はない、と思われたが……。

 8番・相川亮二の初球には「150㎞」を計測(ファウル)。今日も飛ばしまくっている球児。2球目(147㎞)ボール、3球目(148㎞)を空振り。4球目(149㎞)ファウル。しかし、5球目の勝負球シュート(140㎞)を詰まりながらも、センター前に持っていかれ、2アウト、1,3塁。代打の古木克明を四球で歩かせ、満塁のピンチに。この古木には何故か、カーヴを3球続け、カウントを悪くして、4球目(140㎞)の後、5球目もカーヴ(116㎞)だった。意図不明のリード(配球)、考えすぎたか、キャッチャー矢野輝弘?

 1番・石井琢朗との「決戦」は、初球(136㎞)が外れ、2,3球目、速球(144㎞)でストライク奪取。追い込んで、勝負球は勿論「フォーク」ではなく、ストレート(148㎞)! これを石井が打ち上げるのが精一杯で、ショートフライ。その瞬間、藤川も矢野も会心のガッツポーズ!! 速球勝負でピンチ脱出。これでちょっとした「モヤモヤ」も吹き飛んだことだろう。

 矢野のガッツポーズといえば、この試合では、3回も炸裂。【6回裏】先発・杉山が招いた2アウト、1,2塁のピンチで、打席に4番・前日、去って行った“大魔神”佐々木主浩から「後を託され」気合入りまくりのチームリーダー佐伯貴弘。初球ボールの後、2球目「145㎞」の快速球でストライクを取り、3球目はカーヴ(112㎞)でストライク。このカーヴが効いた。矢野はこのリードに味をしめたのかも知れない。打席で「気合の男」佐伯が完全に意表を突かれて、表情を崩している。
 4球目(135㎞)フォークが外れて、5球目(138㎞)ファウルの後、6球目のカーヴ(111㎞)は意表を突けず。「2-3」フルカウントになって、7球目は「フォーク」。これで空振りを取って、杉山も矢野もガッツポーズ!! 3塁側ダッグアウトでも、岡田彰布監督が左手を挙げている。

 3回目は【9回裏】クローザー久保田智之が登板したが、5番・多村、7番・村田に一発を浴びた。多村にはスライダー(138㎞)を流し打たれ、村田には(今度は)ストレート(152㎞)を流し打たれた。「3対2」一気に試合は緊迫して、なお2アウトで代打・内川聖一にセンター前ヒットを浴びる。今度はスライダー(138㎞)だった。
 
 1番・石井との2度目の「決戦」。前の打席、満塁で倒れているだけに、石井は「気合」で向かってくるだろう。「サヨナラ」の芽も出て、地元・横浜スタジアムの観衆も後押しする。初球は「151㎞」でボール。2球目は「148㎞」でストライク。3球目も「148㎞」でファウル。スライダーをしたたか打たれているので、この場面、開き直って、強気の真っ直ぐ勝負に出ている、久保田。「2-1」と追い込んで、4球目は「152㎞」でボール。5球目(149㎞)ファウル。真っ直ぐ、しか投げない。6球目(149㎞)は高めに外れて、「2-3」フルカウントになる。

 勝負の7球目、最後に選んだ球はスライダー(138㎞)だった。これを石井、腰砕けで空振り三振。ずっと真っ直ぐにタイミングを合わせてきただけに、このスライダーにはさすがに対応できなかった。石井、思わず、しゃがみ込んで、頭を抱える。そして、上を向いて、遠くを見つめる。そして、振り返って、現実を直視する。「3対2」で終了。しかし、ベイスターズは「手強い」。この3連戦は特に、佐々木の「残留思念」が渦巻いているから、タイガースは要注意、だ。ようやく1勝1敗に持ち込めて、今日(24日)第3戦、これに勝てなければ意味がない。

和田豊オフィシャルサイト『虎の意地』

太陽、甲子園で復活(21日・甲子園)

2005-04-24 11:32:28 | Western League
 21日はCS(sky-A)でウエスタン・リーグ、対福岡ソフトバンク・ホークス戦があったが、先発・太陽が7回を1失点。試合後の解説の湯舟敏郎さんとのインタヴューの中で「前半は腕を振ることを意識しすぎていたが、後半は上手く足を使えるようになって、いいピッチングが出来るようになった」と振り返っていた。「いい感覚」が掴めたようだ。昨日(23日)ライヴァル・杉山直久が1軍で好投(6回零封)して、早期復帰のチャンスは遠のいた間もあるが、真の復活に期待したい。

 ファームの方は相変わらずバッティング好調。ビッグイニングを二つも作って、「16対1」で圧勝。代打で出たベテラン・久慈照嘉が1イニングに2本ヒット打ったり、つるべ打ちしていた。復帰を目指す「背番号31」浜中おさむも代打で出てきて、貫禄のフォアボール(四球)選び。
 試合後はシートバッティングの打席に入って、左腕・三東洋と対決していた。忘れちゃいけない、タイガースにはまだ三東が、いる。オールスター後にでも戻ってきてくれれば、と思うが……今、三東の代役を務めてくれているのが、ルーキー能見篤史。今日(24日)の先発で「待望」のプロ入り初勝利なるか? 

井川、初白星!(21日・東京ドーム)

2005-04-22 13:55:16 | Tokyo Giants
 先週の地元・甲子園3連戦で「1勝2敗」と負け越して、週末、その流れを引きずって、ドラゴンズに負け越し。タイガースとしては、どうしても、その「借り」を返したかった、この3連戦。第1戦に「8対5」。第2戦に「0対9」。振幅の激しかった2戦を経て、この第3戦、ジャイアンツの先発は若い左腕・内海哲也。これがもし、工藤公康だったら、タイガースは嫌だっただろう。タイガースは「中7日」のエース・井川慶を立てて、必勝態勢で臨む。

 初回に2アウト満塁で、シェーン・スペンサーの2点タイムリーで先制。その裏、井川がノーアウト1,2塁のピンチを招くが、3番・高橋由伸のライトへの大飛球をライト・スペンサーがフェンス際でキャッチ! このプレーでエースは救われた。【5回表】にも、2アウト、2,3塁からスペンサーの2点タイムリーで「6対0」。ジャイアンツの新外国人、ゲーブ・キャプラーが打率1割台に低迷し、今日も4タコ(ノーヒット)に終わったのと対照的に、タイガースの新外国人は「当たっている」。そういえば、ダン・ミセり、というストッパー候補もいたが……。

 タイガースは【6回表】にも金本知憲のタイムリー、【7回表】には、赤星憲広、関本健太郎の新1,2番コンビの連続タイムリーで、「10対0」。【8回表】に11点目の今シーズン初タイムリーを放った中村豊が左太腿を痛めたのは「可哀相」だったが……昨シーズン、ずっとファーム暮らし(理由不明)で不遇を囲ってきた男が、今シーズン、ここまで好調(打率.571)だったのに……その代わりにライトの守備に就いたのが、桧山進次郎だったのが、何とも……スペンサーに水を開けられた、桧山の「逆襲」はあるのか?

「11対2」で大勝。敵地・東京ドームで勝ち越せた。エース井川に今シーズン初白星。この日のピッチングを見れば、今シーズンも何とか「やれそうだ」と本人も、首脳陣もファンも納得できた。【7回裏】の井川が残した2アウト、満塁のピンチも、「エース」セットアッパー・藤川球児が、4番・清原和博を三振に取り、危機脱出。2003年のセットアッパー安藤優也の「再現」を球児は見せてくれている。これは頼もしい。

 今日(22日)からは横浜スタジアムに移動して、対ベイスターズ3連戦。この3連戦で「意外に長かった」ロードが終わり、甲子園に帰れる。初戦は「天敵」三浦大輔vs.「先発転向」安藤の対決か? 明後日(24日)は能見篤史が先発だとしても、明日(23日)の先発がいない。昇格して20日に滅多打ちを食らった杉山直久か、それとも、新外国人ダーウィン・クビアンの初先発か? 
Kei Igawa Official

筒井和10失点!(19日・甲子園)

2005-04-21 11:02:56 | Western League
 筒井和也は今年もシーズン終盤の消化試合に出てきて、1勝して、来年に期待させておいて、また最後に1勝。そういうピッチャーに終わるかもしれない。この日(19日)ウエスタン・リーグ、対福岡ソフトバンク・ホークス戦(甲子園)に先発して、7回途中10失点でKO。ハイウェイのスピード男、前途多難だ。
 桜井広大の4号と喜田剛の3号はせめてもの「慰め」。相手(の先発)がホークスの元エース・斉藤和巳だから抑えられるのも止む無し。その斉藤から打った桜井は立派。喜田が打った相手も、山村路直(知る人ぞ知る)。二人は「合格」だ。