【2回表】に「悩める男」鳥谷敬のタイムリーで先制したタイガース。【7回表】にも矢野輝弘の3ラン等で一挙、7点をもぎ取り、久々のビッグ・イニング。「8対0」の大量リードで、久々に左団扇で試合が見られると思ったら、【8回裏】に継ぎ込んだ若手投手が「不甲斐なく」5失点。【8回裏】途中から「想定外」のストッパー久保田智之を投入して、「8対5」辛くも逃げ切った。こんな試合をやっていては……。
一昨年の「4.11」「8対8」の教訓が活かされていない。あれが星野仙一監督だったら、迷いなく、【8回裏】から左腕ジェフ・ウィリアムスを投入するか、藤川球児に2イニングスも任せるか、しただろう。監督が代われば、こうも変わるか? 岡田彰布監督もあのとき「内野守備コーチ」として、ダッグアウトに入っていたハズだが……。「岡田色」を打ち出そうとして、前監督時代にチームが得た「教訓」まで棄て去る必要は、ない。
しかし、そんな首脳陣の期待に応えられない3番手、左腕・中村泰広と、4番手・桟原将司に大いに問題がある。中村はすっかり「チキン・ハート」であることが衆目の認識となった。いい球を持ちながら、大観衆のマウンドに上がると、ストライクが入らなくなる。東京ドームの巨人戦とはいえ、「8対0」の大量点差がついた「楽な」場面。ホームラン一発を打たれても、誰も彼を責める者はいなかっただろう。そんな大らかな場面で「ちびりまくった」左腕。球団の編成部は、そろそろ彼の「進路」を考えることになるかもしれない。
そして桟原。昨シーズンのデビュー当時は150キロ台の「豪速球」連発で、胸のすくピッチングをしていたのに、1年経って、どうしてこれほどまでに変われるか? 1年前の「怖いもの知らず」が、昨シーズン途中、どこかで「怖さ」を知って、彼も「ちびりまくって」いた。中村と桟原、揃って、20日付けでファームに降格し、杉山直久とダーウィン・クビアンの昇格が決まった。「ちびりまくり」の連鎖は続くか、それとも断ち切れるか?
そんな中、一人、リリーフ陣で奮闘したのが、2番手・藤川。【7回裏】二岡智宏、高橋由伸を連続三振! 4番・清原和博にも、初球ストレート(141㎞)でズバッとストライクを取り、2球目(141㎞)にインコースを突き(ボール)、そして3球目(142㎞)のインコースで詰まらせ、サードファウルフライ。「あの」清原をストレート勝負で詰まらせる男「球児」。高知商業の先輩・中西「球道」清起ピッチング・コーチの≪魂≫を受け継いでいるか?
先発の左腕・ベテラン下柳剛も、ジャイアンツ打線相手に6イニングスを0封(2安打)。相変わらずキラーぶりを発揮している。キャンプ、オープン戦では超スロー調整で、「飛ばしまくる」若手投手陣を尻目にマイペースを貫いていたが、いつの間にか「開幕」に合わせてきて、3連勝で防御率1.59。おじさん、健在。それに較べて、若手の不甲斐なさ、際立つ一戦。若手はなかなか、下柳のレヴェルは目指せないだろうが、せめて「同世代の」球児の「思い切りの良さ」が欲しい。
Shimoyanagi.com
一昨年の「4.11」「8対8」の教訓が活かされていない。あれが星野仙一監督だったら、迷いなく、【8回裏】から左腕ジェフ・ウィリアムスを投入するか、藤川球児に2イニングスも任せるか、しただろう。監督が代われば、こうも変わるか? 岡田彰布監督もあのとき「内野守備コーチ」として、ダッグアウトに入っていたハズだが……。「岡田色」を打ち出そうとして、前監督時代にチームが得た「教訓」まで棄て去る必要は、ない。
しかし、そんな首脳陣の期待に応えられない3番手、左腕・中村泰広と、4番手・桟原将司に大いに問題がある。中村はすっかり「チキン・ハート」であることが衆目の認識となった。いい球を持ちながら、大観衆のマウンドに上がると、ストライクが入らなくなる。東京ドームの巨人戦とはいえ、「8対0」の大量点差がついた「楽な」場面。ホームラン一発を打たれても、誰も彼を責める者はいなかっただろう。そんな大らかな場面で「ちびりまくった」左腕。球団の編成部は、そろそろ彼の「進路」を考えることになるかもしれない。
そして桟原。昨シーズンのデビュー当時は150キロ台の「豪速球」連発で、胸のすくピッチングをしていたのに、1年経って、どうしてこれほどまでに変われるか? 1年前の「怖いもの知らず」が、昨シーズン途中、どこかで「怖さ」を知って、彼も「ちびりまくって」いた。中村と桟原、揃って、20日付けでファームに降格し、杉山直久とダーウィン・クビアンの昇格が決まった。「ちびりまくり」の連鎖は続くか、それとも断ち切れるか?
そんな中、一人、リリーフ陣で奮闘したのが、2番手・藤川。【7回裏】二岡智宏、高橋由伸を連続三振! 4番・清原和博にも、初球ストレート(141㎞)でズバッとストライクを取り、2球目(141㎞)にインコースを突き(ボール)、そして3球目(142㎞)のインコースで詰まらせ、サードファウルフライ。「あの」清原をストレート勝負で詰まらせる男「球児」。高知商業の先輩・中西「球道」清起ピッチング・コーチの≪魂≫を受け継いでいるか?
先発の左腕・ベテラン下柳剛も、ジャイアンツ打線相手に6イニングスを0封(2安打)。相変わらずキラーぶりを発揮している。キャンプ、オープン戦では超スロー調整で、「飛ばしまくる」若手投手陣を尻目にマイペースを貫いていたが、いつの間にか「開幕」に合わせてきて、3連勝で防御率1.59。おじさん、健在。それに較べて、若手の不甲斐なさ、際立つ一戦。若手はなかなか、下柳のレヴェルは目指せないだろうが、せめて「同世代の」球児の「思い切りの良さ」が欲しい。
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