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対決! ジャン対ボーゲルソン(22日・安芸)

2007-02-26 21:42:58 | Aki Camp
 安芸の2回目の紅白戦の先発は新外国人投手、エステバン・ヤンライアン・ヴォーゲルソングの対決! 白組のヤンは初回、先頭の赤星憲広に3球続けて速球(138km~141km)を投げ込んで、レフトフライ。2番・坂克彦にはチェンジアップを織り交ぜるが、ファウルで粘られて、四球。3番・関本健太郎への初球にボークを宣告されて、2球目(144km)を打ち返した関本! ライト前ヒットで1,3塁。ここで4番・浜中治が3球目の速球(140km)を引っ張って、3塁線を破って、紅組が1点を先制! 

 ヴォーゲルソングの初回。先頭の赤松真人に3球目の速球(144km)を打ち返されて、センター前ヒット! 2番・藤本敦士には「1-3」から四球を出して、1,2塁。ここで3番・鳥谷敬が初球(内角)の速球(138km)を捉えて、ライトネットを越える、3ランホームラン! 
 4番・林威助も2球目の内角への同じような速球(136km)を捉えて、ライトへ大飛球を放つが、これは失速……林と鳥谷との現在の技量の差かも知れない。

 ヤンの【2回表】先頭の桜井広大を速球(142km)で詰まらせて、サードへのファウルフライ。7番・上坂太一郎にはチェンジUPで追い込んで、高めの速球(144km)を打たせて、サードゴロ。8番「高校生ルーキー」野原将志には逆に速球(143~145km)で追い込んで、最後はチェンジUPを振らせて、空振り三振! 「格」の違いを見せ付けた。

 テンポのいいピッチングが印象的なヤン。メジャーリーグではクローザーで名を馳せて、球速が衰えてからは技巧派=スターター(先発)への転向を図っていたが、メジャーの厳しい生存競争の中で「枠」に入ることが出来ずに、日本でその活躍の「場」を求めて、来日した。明らかに先発タイプ。ローテーションの5,6人目には確実に入って来れるピッチャーだろう。

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 ヴォーゲルソングの【2回裏】先頭の高橋勇丞(3年目)には(初球)スライダーで入って、「2-3」になって、最後もスライダーで仕留めに掛かるが、レフトに大飛球を飛ばされ、あわや……レフトフライ。9番・狩野恵輔にも(初球)スライダーで入るが、速球(135km)をライトに飛ばされ、これもあわや…の大飛球。
 1番・赤松には初球(134km)を引っ張られ、3塁線を抜かれ、思わず観客席から「あ~あ」の溜息。観客も新戦力(新外国人投手)に期待していた、のだ。2番・藤本にも「1-3」にするが、速球(135km)を打たせて、レフトフライ。

 ヤンが【2回表】から球速が増したのに較べ、ヴォーゲルソングは変化球が増えた。(現時点では)この球速、この変化球では「開幕1軍」は難しいだろう。どうやら、最後の外国人枠は(昨シーズンの実績からも)ダーウィン・クビアンになりそうだ(?)。オープン戦で“化ける”のか、それもとも、このままか? ヴォーゲルソングへの≪懐疑≫の目を向けられたままのtestは続く。

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