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野球少年は夢を見る…

Hanshin Tigers Series 2024

能見、3者連続三振!(24日・千葉マリン)

2006-05-25 21:22:18 | Inter League
 優勝する年は日替わりでヒーローが出現するものだが、昨日は間違いなく、能見篤史! 【3回裏】0-OUT満塁「絶体絶命」のピンチで登板して、3者連続三振! 素晴らしいピッチングだった。往年の江夏豊(「江夏の21球」)が乗り移ったかのようなピッチング? それにしても、この回5連打を浴びて、2失点してマウンドを降りた先発・杉山直久だが……もう直ぐ安藤優也が戻ってくる!

【2回表】に6番サードでスタメン、関本健太郎のタイムリーツーベースで先制した後、1番シェーン・スペンサーの2ランホームラン(第1号!)で4点! スペンサーは初回にもツーベースを放って、ようやく調子を上げてきたようだ。交流戦「対」左投手相手には思いっきり活躍してもらおう。交流戦が終われば、代打でしか活躍の場が無いだろうから……

 この日は降雨(雷雨)の為、試合時間が30分も遅れて開始。試合中も雨が降り続き、この雨がタイガースにとって、恵みの雨になったか……5回終了降雨コールドで「4対2」タイガースの勝利。接戦だっただけに、連投の藤川球児や久保田智之を使わずに試合を終えたことはラッキー、だった。
 これで千葉ロッテ・マリーンズに4連勝! 昨シーズンの日本シリーズの借りは返せたか? しかし、まだ二つある。全部勝って初めて相手に屈辱を与え返すことになるのだが……それは欲張りすぎだったか?

能見 “満点快投”で今季初勝利 (デイリースポーツ)

今岡、桧山のソロで辛勝!(23日・千葉マリン)

2006-05-24 20:16:30 | Inter League
 桧山進次郎の「2番」起用は好きではないが、こうして結果が出れば、納得もする。【3回裏】に千葉ロッテ・マリーンズに先制されて、暫く「1対0」のロー・スコアで試合は進んだが、【7回表】今岡誠のソロホームラン(第7号)で同点。そして【延長11回表】桧山がライトスタンドに叩き込んで、「2対1」辛くも勝利を得た。

 それにしてもタイガースは、小野晋吾が打てない。昨シーズンの交流戦から、そうだ。アンディー・シーツでしか得点が取れないタイガース。その3番シーツも封じ込められ(5打数0安打)、4番・金本知憲も「5打数0安打」。これでは得点が入るはずもないが、今岡、桧山の東洋大学の先輩・後輩コンビが、チームの苦境を救ってくれた。

 これで「首位」読売ジャイアンツに「0.5」差。いつの間にか、こんなに近づいてしまった。決してタイガースも「本調子」ではなく、圧倒的な強さで勝っているわけではないが、それでも、この最接近。今シーズンも交流戦がペナントレースの行方を左右しそうだ。

虎の首位見えた!桧山 延長V弾 (デイリースポーツ)

今岡、復活の3ラン!(22日・甲子園)

2006-05-23 20:32:48 | Inter League
 月曜日のナイトゲーム。金曜日の試合が雨で流れた予備日。初回に中村紀洋の犠牲フライで先制を許すが、その裏またしても3番アンディー・シーツの犠牲フライで同点に追いつく。【3回裏】にも先頭のクリス・オクスプリングが痛烈な当たりでライト線を破って、1番・赤星憲広が三遊間を破って、「2対1」勝ち越し。

 しかし、その後1-OUT満塁のチャンスが続くが、ここで5番に復帰した今岡誠が、バファローズ2番手ユウキのフォークの前に空振り三振! 6番・浜中治も平凡なライトフライに倒れて、一気に試合を決めるチャンスを逃すが、【4回裏】7番・鳥谷敬がユウキのストレート(141㎞)を流し打って、ポール際ギリギリに飛び込むソロホームラン(第3号)! これで「3対1」。

 そして【5回裏】再び1-OUTで1,2塁のチャンスを作って、バッターは今岡。【3回裏】の空振り三振、あるいは内野ゴロを打って、併殺の悪夢が過ぎるが、「2-3」からユウキの落ちないフォークを拾い上げて、打球はレフトスタンドのポール際に飛び込む3ランホームラン(6号)! これで「5対1」勝負あった。勝負を決める一撃、今岡!

【6回表】に1失点して、先発オクスプリングはここで降板。その裏1-OUT1,2塁で4番・金本知憲が流し打って、1点追加。尚1,2塁で5番・今岡に打席が回ってきたが、ユウキの139㎞の高めのストレートを捉えきれずにセンターフライ。ここで連続3ランが出ていれば、今岡も完全「復調」なのだろうが……
 しかし今岡の残したランナーを6番・浜中がセンター前ヒットで返して、「8対2」。それにしても、この期に及んでも、2番手のユウキを続投させるとは……「7連敗中」中村勝広監督の采配には首を傾げざるを得ない。試合終了して、8連敗決定! 泥沼の関西の僚友……一方タイガースは3連勝で(試合がなかった)首位=読売ジャイアンツに「1.5」差に最大接近した。

“悩める天才”快気弾!今岡が笑った (デイリースポーツ)

浜中の代打2ランで突き放す!(21日・甲子園)

2006-05-22 00:20:50 | Inter League
 防御率1位のスーパールーキー平野佳寿が先発、オリックスバファローズと、タイガースは今や左腕エース(?)江草仁貴が先発。ある程度の投手戦が予想されたが、初回に先頭の赤星憲広の打ったファーストゴロを1塁ベースのカヴァーに入ったピッチャー平野が落球して、0-OUT1塁。
 その瞬間、爽やかな笑顔を見せる「若者」平野。1塁ベース上の赤星に当然、笑顔はない。この辺り「強い」チーム(「首位」巨人に2.0差に接近!)と「弱い」チーム(6連敗中……)の「差」を厳然と感じた。

 2番・藤本敦士が初球(142㎞)を確実にサード前に送り(犠牲)バントを決めて(藤本~!)1-OUT2塁。藤本の送りバントの精度が上がったのは嬉しいが、その分、赤星の盗塁企図が減っているのは痛し痒し、だ。ここで「RBI(打点)マシーン」3番アンディー・シーツがセンター前に弾き返して、この日もシーツのバットで先制点! 

 さらに4番・金本知憲も1,2塁間を抜いて、1-OUT1,3塁。ここで5番・桧山進次郎がピッチャーゴロ、になるハズの打球が何故か、センター前に抜けて、シーツ還って、「2対0」。1塁ベース上で満面の笑顔の桧山。ここでは笑っていい。
 6番・片岡篤史が浅いセンターフライに倒れて、犠牲フライも打てないベテラン。早々にヘルメットを脱いで、悔しそう。急病(急性胃腸炎)の今岡誠に代わって、スタメン出場だが、ベテランに有効打が出ない。7番・鳥谷敬も(ボテボテの)ピッチャーゴロ。甲子園の観衆(48,501人)から落胆の溜息が漏れるが、平野のタッチを掻い潜って、1塁「セーフ!」思わぬ形で初回に3点を先取するタイガース。

 この日は快調なピッチングを続けていた江草だが、【5回表】に捕まる。1-OUT後、3連続フォアボール(四球)を与えて、満塁。(リリーフ時代から続く)江草の悪い癖、だ。ここで「千両役者」代打・清原和博にも「1-3」にして、甘く入ったスライダーをセンター前に弾き返され、2者が還って、「3対2」。俄然、試合は緊迫しだした。清原はこれで「1500打点」達成! 満員の甲子園のタイガース戦、最高の舞台での達成だっただろう。

 1点差に詰め寄られたタイガース。【6回裏】桧山、片岡のベテランが倒れた2-OUT後、7番・鳥谷が流し打って、三遊間を抜き、代打・浜中治がプロ入り初(恐らく生涯初)の代打ホームランで「5対2」突き放す! ベテラン二人が倒れた後だっただけに、若者二人による貴重な追加点。タイガースの世代交代を感じさせるシーンだった。

浜中 プロ初代打弾で不調にさよなら (デイリースポーツ)

シーツ、サヨナラ3ラン!(20日・甲子園)

2006-05-21 19:40:52 | Inter League
 予想された井川慶のスライド先発はなく、福原忍が予定通り今シーズン初先発のマウンドへ。緊張の初回、先頭の村松有人が初球(144㎞)を打ってくれて、ピッチャーゴロ。これで少しは楽になったか? 2番・水口栄二も140㎞と145㎞で早々に「2-0」に追い込むが、変化球を2球続けた後、146㎞でファウルを打たせ、6球目に意表を突くスローカーヴ(114㎞)が外れ、これが痛かった。最後は147㎞が高めに浮いて、四球(フォアボール)。

 3番カリム・ガルシアにも初球スローカーヴ(109㎞)が外れ、嫌な感じだったが、2球目の高く浮いたスライダーを振ってくれて、「1-1」。145㎞と110㎞の緩急でファウルを打たせ、144㎞が高く浮いた後、138㎞で見逃し三振!
 4番・中村紀洋への初球(138㎞)は外に際どく外れ、スライダーが2球目は高く浮くが、3球目は低めに決まって、4球目の速球(146㎞)は外れて「1-3」。ここまで決して「いい調子」ではない福原。5球目は一か八かで真ん中高めに144㎞! これを中村が空振りしてくれて、「2-3」。調子が悪いのは、打席の中村も同じ。最後も144㎞で空振り三振! これではメジャーリーグで通用しないハズだ……

 アンディー・シーツでしか得点が取れないタイガース。「0対0」で迎えた【6回裏】先頭の赤星憲広が1,2塁間を抜いて、2番・藤本敦士は確実に送り(犠牲)バントを決めて、本当にバントが巧くなったな、藤本! いい2番バッターになってきた。ここで3番シーツが、オリックス・バファローズ先発・川越英隆の「1-2」からの速球(141㎞)を右に打って、1,2塁間を抜いて、俊足・赤星が還って、1点先制……したのだが。

【7回表】ここまで抑えていた3番ガルシア。早々に「2-0」に追い込んだが、ボール3つが続いて、「2-3」にして、甘く入ったスライダーをセンター前に転がされ、0-OUT1塁。ここで4番・中村に「1-2」からの真ん中に入ったスライダーを捉えられ、打球はレフトスタンドへ! まさかの逆転2ランホームランを喫して、「1対2」。この終盤に来ての逆転は痛い……

 しかし【9回裏】先頭の4番・金本知憲が、バファローズのクローザー大久保勝信から「2-3」フルカウントから、145㎞の速球をライトスタンドへ! 起死回生の同点2ラン! ……しかし「2-3」フルカウントから金本にストレートを投げ込むとは……手負い(突き指)とはいえ、金本も舐められたものだ。それとも、セントラルとは違う、これがパシフィックの真っ向勝負の野球なのか?

 そして【延長10回裏】1-OUT1,2塁にして、3番シーツ。バファローズ6番手、本柳和也に「2-2」に追い込まれながら、勝負球のスライダーを叩いて、打球はレフトスタンドへ弧を描く! 劇的なサヨナラ3ランホームランで「5対2」。苦しい試合だったが、価値ある1勝だった。これで再び波に乗っていけそうな予感がする。22勝15敗。この日、東北楽天ゴールデンイーグルスにサヨナラ負けを喫した「首位」読売ジャイアンツに「2.0」ゲーム差。

金本復活!劇勝呼ぶ起死回生弾 (デイリースポーツ)

太陽、復活への第一歩(18日・甲子園)

2006-05-19 20:20:37 | Inter League
 アンディー・シーツでしか得点が取れないタイガース。昨日も【3回裏】に3番シーツのタイムリーで先制したものの、【4回表】先発の下柳剛が2-OUTを取ったものの、3番・小笠原道大を打ち取って、ホッとしたのか、慎重になり過ぎたのか? 4番フェルナンド・セギノールを歩かせ、5番SHINJO(新庄剛志)にセンター前ヒットを食らい、6番・田中幸雄にもストレートのフォアボール(四球)……

 日本ハム・ファイターズ時代の同僚=“小幸”には、全盛期の「勝負強い」イメージが強すぎたのだろう。2-OUT満塁になって、7番キャッチャー鶴岡慎也にも「0-3」にして、窮地に陥るベテラン。「1-3」に戻した5球目を狙われて、三遊間を抜かれて、2点が入って「1対2」逆転。
【5回表】にも9番ピッチャーのダルヴィッシュ有に三遊間を抜かれ(1塁ベース上でニヤニヤ)、1-OUT後、ホゼ・マシアスに左中間、3番・小笠原にはライト線を破られ、この日でパシフィック・リーグ「首位」に躍り出たファイターズの「強さ」が際立つ。

 その後もタイガース打線は「若造」ダルヴィッシュに抑え込まれ、「1対4」で完敗! 僅かに希望を見つけるとしたら、2番手で今シーズン初登板の(藤田)太陽だろうか。【6回表】先頭の“小幸”をフォークで空振り三振! 口元を引き締める、その表情が印象的だ。
 先発の下柳が散々痛打を食らった7番・鶴岡には高めに浮いた速球(144㎞)をセンター前に痛打され、3本目のヒットを献上。8番・金子誠にも「0-2」にして、ストライクを取りに行った速球(142㎞)が高めに浮いて、これもセンター前ヒット! 
 甲子園に不安が拡がるが、若造を見逃し三振の後、1番・森本稀哲にも「0-2」にするが、スライダー2球でカウントを整え、最後はフォークのスッポ抜けを振らせて、空振り三振! 自分のピッチングに納得が行かないのか、思いっきり首を振っていた太陽。

【7回表】2番マシアスのドラッグバントはピッチャーゴロで阻止し、3番・小笠原には(徹底して)速球でインコースを突き、最後は(同じく)インコースにフォークを落として、空振り三振! 4番セギノールを高めの釣り球(143㎞)でサードゴロに打ち取り、3者凡退。
 この回は首を捻らなかったから、一応は満足のピッチングだったのだろう。中継ぎで活躍した金沢健人が(疲労で?)登録を抹消されただけに、金沢が務めた役割を太陽は期待されている。今シーズンこそ、復活の年にしてもらいたいものだ。陽はまた昇るか? 

虎「阪神の新庄」にやられた! (デイリースポーツ)

シーツ様様!(16日・倉敷)

2006-05-17 20:58:15 | Inter League
 昨日は【延長12回】4時間2分の長い試合。出勤前にHDDに録画予約しておいたが、自宅に帰って見てみると、【12回裏】1-OUT満塁、2番・関本健太郎が空振り三振に倒れたところで、録画は終わっていた。無念……その直後のアンディー・シーツのサヨナラヒットを見ることは出来なかった。今日はじっくり自宅でTV観戦を楽しもうとしたら、雨天中止……これも無念。

 先発のクリス・オクスプリングが3回までパーフェクトに抑えながら、またしても【4回表】「FA取得」(タイガースには来ないだろうが……)小笠原道大にライトスタンドに豪快な一発! 先制の2ランを浴びて、「0対2」。
 そのオクスプリングが【5回裏】1-OUT後、1,2塁間を抜いて、出塁。タイガースファンは「トレイ・ムーア」の幻影を見ているか? 赤星憲広、関本が連続フォアボール(四球)の後、この日全打点を稼ぐことになる3番シーツがセンター前に弾き返して、「2対2」同点に。

 そして藤川球児が昨日もいいピッチングをしたようだ。【8回表】から登板して、先頭の元メジャーリーガー(シカゴ・カブス)代打ホゼ・マシアスに初球150㎞が出て、倉敷マスカットスタジアムのスタンドがざわついている。恐らく初めて生で観る、球児の快速球に驚いている様子だ。
 2球目の148㎞でも「おおっ」。3球目のカーヴのすっぽ抜けを挟んで、4球目の151㎞、振り遅れのファウルでまたしても「おおっ」。球児の快速球に慣れきっている甲子園の観客とは一味違う、地方球場・倉敷の観客の新鮮なリアクションに球児の右腕も唸る。最後も151㎞で空振り三振! 

 それは、この交流戦で対戦するパシフィック・リーグのチームも同じ「驚き」だろう。1番・森本稀哲も初球=151㎞を空振り! 2球目3球目にフォークで梳かして、4球目(147㎞)のインコースで完全に詰まらせ、ファーストファウルフライ。
 2番・木元邦之にも初球フォークの後、2球目の151㎞で早々に「2-0」に追い込み、3球勝負で151㎞の高めの釣り球を振らせ(ハーフスウィング)空振り三振! 観客をも魅了する見事なピッチング! 

【9回表】も先頭の小笠原を「2-1」から152㎞で仰け反らせた後、150㎞で空振り三振! 球児もその後、直ぐスコアボードのスピードガン表示を見るあたり、かなり球速を気にしている。
 4番フェルナンド・セギノールの初球にはフォークを配し、2球目で151㎞! そして(予想通りに)3球勝負で最後はフォークで空振り三振! 5番・稲葉篤紀はフォークを3球続けて、サードゴロ。その瞬間、観客からは「あ~」と溜息。3者(4者)連続三振を期待していたようだ。1年に一度の球児のピッチングを観られて、倉敷の観客も大満足だろう。

【延長10回表】からはクローザー久保田智之。久保田は球児のような快投、というわけにはいかず、先頭のSHINJO(新庄剛志)にレフト前ヒットを浴びたが、後続を抑えて、【11回表】【12回表】3イニングスを投げ切って、味方の【12回裏】のサヨナラ劇を演出した。
 球児のように観客からの賞賛は貰えなかったが、その代わりに勝利投手(3勝目)となった。……今日の雨天中止は、甲子園の観客には気の毒だったが、この球児と久保田のコンディションを考えると、いい休養日になったかもしれない。

阪神・シーツが決めた!気迫の同点&サヨナラ打 (スポーツニッポン)

安藤、毎回走者を許しながら、6回1失点(13日・福岡ヤフードーム)

2006-05-14 13:33:24 | Inter League
 先発の安藤優也が毎回走者を許しながら、6回を1失点。良いのか悪いのかよく判らないピッチングだった。初回も1-OUT後、2番・川宗則に高く浮いたスライダー(127㎞)を流し打たれ、3塁線を破るツーベース!! 川にはよく打たれる……2-OUT後、4番・松中信彦を歩かせて、5番フリオ・ズレータを外のフォーク(132㎞)で空振り三振! 安藤らしいピッチングと言えば、そうだが。

【2回裏】も柴原洋、本間満に連打を浴びて、今日はどうなるのか? と思ったが、8番、9番を抑えて、2-OUT。1番・大村直之を歩かせて、満塁になるが、川を141㎞、外角低めにズバッと決めて、見逃し三振!
【3回裏】先頭のホルバルト・カブレラに142㎞を打たれ、センター前ヒットを許すが、松中のレフトフライで一挙に2-OUT(カブレラの走塁死)を取り、ズレータは初球のスローカーヴ(116㎞)を打たせて、セカンドゴロ。

 味方が2点を先制してくれた【4回裏】には先頭の柴原を歩かせ、7番・本間に三遊間を抜かれ、失点(同点あるいは逆転)の気配が漂うが……8番、9番を抑え、1番・大村も初球のカーヴ(116㎞)を打たせて、ファーストゴロ。
【5回表】1-OUT後、ショート鳥谷敬の送球エラーで出塁を許すが、「怖い」松中を140㎞で詰まらせ、セカンドゴロ併殺!

【6回裏】1-OUT後、再び柴原、本間に連打を許し、今日はこの二人によく打たれる。1,3塁になって、8番・ルーキー松田宣浩のサードゴロの間に1点入って、「2対1」。安藤はこの回で降板。
【7回裏】2番手の左腕・能見篤史も先頭の大村を「2-0」に追い込みながら、その後にボール4球が続いて、フォアボール(四球)。川に送りバントを決められたところで、「2対1」の1点差、必勝リレーで「切り札」藤川球児、投入。

 藤川はカブレラを初球(149㎞)2球目(147㎞)3球目(147㎞)で空振り三振! 元メジャーリーガー(シアトル・マリナーズ)を3球で仕留め、松中も初球(148㎞)を打ち返されたが、センター正面のライナー。
 味方が3点を追加してくれた【8回裏】も引き続き、マウンドに上がり、先頭のズレータには初球=151㎞で空振りさせた後、3球変化球を続けて、セカンドゴロ。安藤が打ち込まれた柴原には初球(146㎞)でレフトフライ。本間にはフォーク(136㎞)で空振り三振に斬って取り、貫禄のピッチング!

 さて問題の【9回裏】「5対1」4点のリードで、クローザー久保田智之が登板したが、1-OUT後、代打・宮地克彦を歩かせ、1番・大村に高めに浮いた150㎞をライトスタンドに放り込まれ、「5対3」。2点差に……
 打った大村も【4回表】に失点に繋がる送球ミスを犯しているだけに、ここは打ちたかったのだろう。2点差にされ、気が引き締まったか、久保田? その後は川、カブレラをスライダーで打ち取り、ゲームセット!

矢野 ダメ押し満塁一掃二塁打 (デイリースポーツ)

下柳を激怒させた、今江のスライディング(11日・甲子園)

2006-05-12 19:01:26 | Inter League
 昨日は私がTVの前に座るたびに、タイガースの投手陣が0-OUT満塁のピンチを迎えるので、TVから離れて暫くして見ると、ピンチを脱出して、タイガースの攻撃に切り替わっているので、【7回表】0-OUT1塁もそうしてみたら、【7回裏】藤本敦士が打席に入っていた。【9回表】1-OUT満塁のピンチも試してみたら……「5対3」で試合が終了していた。

【5回表】の0-OUT満塁は、先発の下柳剛が、パシフィック・リーグ「首位打者」3番・福浦和也を「1-2」からのスライダー(125㎞)で浅いレフトフライに打ち取り、4番ベニー・アグバヤニを初球(134㎞)を打たせて、ショートゴロ併殺(ダブルプレー)! 
 このとき、1塁走者の今江敏晃が併殺封じの危険なスライディングを敢行したが、藤本が倒されながらも1塁へワンバウンド送球して、OUT。それを見た下柳が激怒! 「若僧」今江に向かって何事か叫んでいた。ここはメジャーリーグじゃない! 日本の流儀を守れ! という「怒り」だろう。

【6回表】の0-OUT満塁は、2番手の金沢健人が招いたピンチ。1-OUTも取れずに、マウンドを降りる金沢。早々に帽子を取って、下を向き、マウンドの土を均しながら、落ち込んでいる。帽子を取ったままダッグアウトまで走って帰り、その帽子をベンチに叩きつけて見せた。悔しいだろう……【5回表】の下柳の「怒り」を見ているだけに……(シモさんに怒られる!)
 そのピンチは3番手の左腕・能見篤史が(2-OUTを取った後)押し出しのフォアボール(四球)で1点は献上したものの、「憎っくき」今江をショートゴロに討ち取り、窮地を脱出。

【7回表】の1-OUT1塁も、4番手のダーウィン・クビアンが、4番ベニーを150㎞でライトフライに打ち取り、5番・里崎智也をナックルチェンジ(132㎞)でピッチャーゴロ併殺に打ち取り、これも事なきを得た。もう直ぐ「J」ジェフ・ウィリアムスが戻ってくるが、果して「D」ダーウィンは生き残れるか?

【9回表】の1-OUT満塁は、クローザーの久保田智之が、ベニーに甘いスライダー(140㎞)をセンター前に転がされ、2点を献上。里崎にも「1-3」になり、この日の久保田は調子が悪い。甲子園全体が不安に包まれるが、152㎞で取り返し、最後はフォーク(141㎞)で空振り三振! 6番ヴァル・パスクチも「2-1」から151㎞で見逃し三振! 
 最近、安定したピッチングが続いていた久保田だが、久しぶりにハラハラさせる昨シーズンのピッチングが戻ってしまった。2点差にされたが、何とか最後は開き直って、最近の好調さを取り戻したか? 千葉ロッテマリーンズに連勝! だが昨年の日本シリーズの「借り」はまだ残っている。

圧巻!球児3連続空振三振ショー (デイリースポーツ)

青い復刻ユニフォームで交流戦、白星スタート!(9日・甲子園)

2006-05-10 19:46:21 | Inter League
 交流戦が来るのを密かに恐れていた。何故か? 青いVisitor用の復刻ユニフォームをHome甲子園で着るからだ。遂にその日がやってきたが、違和感あり捲り。しかし、試合が始まるとそんなことも気にならなくなるのだが……特に初回に3番アンディー・シーツの犠牲フライであっさり先制点を挙げると、良い気分転換になっていいのかな、とも思う。逆にVisitorでは、白い復刻ユニフォームを着るそうだが(それも変な話)。

【3回裏】には3番シーツ【4回裏】には5番・今岡誠のソロホームランで1点づつ加点し、【5回裏】には9番クリス・オクスプリングがセンターオーヴァーのツーベースを放って、2塁ベース上で気合の表情! 外国人(登録)枠で熾烈な競争を強いられている、オクスプリングのこの試合に懸ける「強い」意気込みを感じたが、【6回表】のマウンドで突如乱れて、降板。急に球が真ん中に集まりだした。

 1-OUT満塁のピンチで左腕・能見篤史が登板。5番マット・フランコに「2-3」にして、嫌~な空気が流れたが、一か八かでストレート(140㎞)を投げ、これが真ん中高め、外れているように見えたが、判定は「ストライク」。有難う、球審・橘高淳! 見逃し三振で2-OUT。
 しかし、その能見のコントロールの不安定さに危惧の念を抱いたのか、それとも予定通りか、ワンポイントで能見を代え、3番手に金沢健人を投入。『WBC』戦士、里崎智也を「伝家の宝刀」スライダー(130㎞)で空振り三振に斬って取り、ガッツポーズで一吠え! 

【7回表】に新「勝利の方程式」『D』ダーウィン・クビアンが崩れ、「4対2」にされたが、【8回裏】3番シーツが左中間フェンス直撃(2塁打)5番・今岡のセンターフェンス直撃(3塁打)で追加点。6番・浜中治がセンターに打ち上げて(犠牲フライ)2点目。レフト前ヒットで出塁した7番・鳥谷敬を8番・矢野輝弘が右中間を深々と破って返して、「7対2」。ここで、もはや“お祭り”ムード。

【8回表】は藤川球児、【9回表】は5点差で予定通りにクローザー久保田智之を投入して、交流戦の初戦を勝利した。これで昨年の日本シリーズの雪辱。これくらいで昨年の「悔しさ」も歴史的史実(4連敗)も消えないが、まずは緒戦を取った。今日も勝って、相手に思い知らせたかったところだが、雨が心配。雨だけが心配だったが、雨天中止……残念!

交流戦“開幕”!今岡 復活弾 (デイリースポーツ)