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野球少年は夢を見る…

Hanshin Tigers Series 2024

林の二連発!(17日・大阪ドーム)

2006-06-18 13:18:10 | Inter League
 交流戦前は、アンディー・シーツでしか得点が取れなかったタイガース。そのシーツのバッティングが下降線を辿り、交流戦の途中から得点が取れなくなり、屈辱の3カード連続の負け越しを喫した。オリックス・バファローズ戦には8連勝中とはいえ、不安要素は消えなかったが、それを払拭してくれたのが、7番ライトでスタメン起用された林威助!

【2回表】に9番・藤本敦士の人工芝ヒットで先制した後、【4回表】0-OUT1,2塁のチャンスでライトスタンドへ豪快な3ランホームラン! 3カード連続負け越し中は、こういう場面で悉くタイムリーヒットが出ずに、残留の山を築いた。それはそれまで、ランナーを返す役割を担っていた7番・鳥谷敬が1番に回ったために、鳥谷不在の状況がそうさせたのだと思うが、その役目を林が果たして、「4対0」。

【6回表】に駄目押しのソロホームラン(第2号)を放ったのも、7番・林。2打席連続、だ。こういう存在がタイガースに欲しかった。3番シーツや4番・金本知憲が「本調子」に戻るまで、あるいはこの日、【4回表】にデッドボール(死球)を食らって退場した、5番・今岡誠がスランプ(絶不調)から脱するまで。そしてライトのポジションを争う、浜中治の刺激剤として、林の働きに期待したい。「5対1」快勝! 

オク様4勝目!決まった豪州リレー (デイリースポーツ)

神戸に戻って、久々の快勝!(16日・スカイマーク)

2006-06-16 22:03:18 | Inter League
 田之上慶三郎(福岡ソフトバンク・ホークス)や愛敬尚史(東北楽天ゴールデン・イーグルス)には軽く捻られるのに、パシフィック・リーグのスーパールーキー二人、八木智哉(北海道日本ハム・ファイターズ)と平野佳寿(オリックス・バファローズ)は攻略してしまう、タイガース。不思議なチーム、だ。
【2回表】に一挙6点! 中でも2-OUT1,2塁でセンター前にヒットを弾き返した、久々スタメンの藤本敦士には「執念」を感じた。最近スタメンから外されていて、途中出場で送り(犠牲)バントをミスしたりして、落ち込んでいただろう。藤本の「執念」が呼び込んだ一挙6点、だ。

 その後は立ち直った平野に抑え込まれてしまったが、先発の下柳剛が5イニングス3失点で凌ぎ切り、その後はダーウィン・クビアンが2イニングスを踏ん張り、藤川球児、久保田智之のリレーで完勝! 久保田は(楽天3連戦の)後遺症が心配されたが、3番・中村紀洋、4番・清原和博を連続三振! 
 特に清原への初球(151㎞)2球目(150㎞)で連続で空振りを取り、「2-2」からのラストボールも速球勝負! 151㎞で空振り三振! 胸のすくシーン、だった。久保田も今までの鬱憤を晴らしたピッチング。ナイスゲーム、だった。

ダーウィン 完璧リリーフも2軍落ち (デイリースポーツ)

矢野の頭脳で三重殺!(14日・フルキャスト宮城)

2006-06-16 01:12:27 | Inter League
 苦しい試合だった。【3回裏】にまたしても、東北楽天ゴールデンイーグルスに先制点を許して、「0対1」で試合は推移。【6回裏】のキャッチャー矢野輝弘の頭脳プレー=“三重殺”(トリプルプレー)を経て、【8回表】にようやく代打・浜中治のライト線タイムリーヒットで追いついて、延長【10回表】は何だか判らないうちに2点をもぎ取って、「3対1」の辛勝!

 それにしても打線が打てない。4番・金本知憲の(敬遠を含む)5四球が象徴している。5番・今岡誠がブレーキになっている。やはり、金本の後に「絶不調」(大スランプ)今岡を置くのは得策ではないのでは? 前日(13日)の15安打15残塁に続いて、10安打19残塁(!)これは異常事態、だ。こんなタイガース、見たくない。

 そんな中、先発の福原忍が9イニングスを投げ切って、1失点で踏ん張って、3勝目。今や「エース」はこの男か? 安定したピッチング(クオリティー・スタート)が続いている。そして勝ち越して、延長【10回裏】のマウンドに上がったのは、藤川球児。遂に「禁」は破られた。クローザー久保田智之を外して、真の「エース」球児に最後のマウンドが託された。この日一夜限りの特別措置と信じたいが……

福原3勝目 粘った9回1失点 (デイリースポーツ)

今岡、生涯初!代打でサヨナラヒット!(11日・甲子園)

2006-06-12 23:53:35 | Inter League
 初回に1番・鳥谷敬が1,2塁間を抜いて、金本知憲がセンターのフェンスにぶつけて、5番・浜中治が1,2塁間を抜いて、2点を先制。【2回裏】にも6番・片岡篤史がライト線を破った後、2-OUTになるが、9番・江草仁貴がライト線に(まさかの)ヒットを放って、「3対0」。連敗の後、今日(11日)こそは勝てる、と確信したのだが……

 江草が捉まって、「3対4」逆転される。最近、先発投手が持ち堪えられない。先発投手の「不調」が2カード連続の負け越しに繋がっている。しかし【6回表】から藤川球児を投入して、凌ぎ切るタイガース。【8回裏】新「核弾頭」鳥谷が左中間を破って出塁し、3番アンディー・シーツが1,2塁間を破って、起死回生! 「4対4」同点になる。延長戦へ……

【延長11回裏】1-OUT1,2塁で打席には代打で出場、今岡誠。ライト線にヒットを放って、右腕をグルグル回して、バンザイ! 試合にケリ(決着)を着けた後、関本健太郎にジャンピング・ニーパッドを食らって、金本からも膝蹴り!! 手洗い祝福の中、今岡の久々の笑顔を見た。ナインを迎える岡田彰布監督の笑顔も久々に弾けていた。勝利が一番の媚薬(良薬)……「5対4」サヨナラ勝ち!

今岡バンザイ 人生初代打サヨナラ打 (デイリースポーツ)

スペンサー満塁弾!(8日・札幌ドーム)

2006-06-08 22:07:59 | Inter League
 初回に4番・金本知憲の2ラン(第6号)で先制して、3連敗中のタイガース。やはり、こういうときに頼りになるのは主砲の一発だな、と思っていたが、【4回裏】に1点を返されて、「2対1」僅差に。そして、前日(7日)同様、何度もチャンスを潰すタイガース。【2回裏】も2-OUT1,2塁で1番シェーン・スペンサーがファーストフライ。【4回表】も2-OUT1,2塁でスペンサーがレフトフライ。

 悉く、スペンサーがチャンスを潰す。しかし、第2打席の後、両腕でバットを振る仕種を見せていたスペンサー。それが印象的だった。ひょっとしたら、打つのでは? と思ったいた。その為に対左腕投手=八木智哉に対して、1番に起用されているのだから。その希望的観測が【6回表】に叶う。
 2-OUT満塁で打席には、スペンサー。3球目のストレート(139㎞)だった。3球続けたストレート。3打席、討ち取って、もはやスペンサーを舐めていたとしか思えない。打球は「白い」レフトスタンドへ! その瞬間、マウンド上の八木は悔しさのあまり吠えていたが、「プロを舐めている」としか思えない。ましてやスペンサーは元メジャーリーガー、だ。

 先発の福原忍からジェフ・ウィリアムス、藤川球児と繋いで、最後は久保田智之。3点差で久保田は大丈夫かな、と心配だったが、案の定、先頭の小笠原道大にライト線を破られ、4番フェルナンド・セギノールニにも三遊間を破られ、0-OUT1、3塁。
 嫌な予感が漂ったが、マウンド上の久保田は泰然としている(ように見える)。今シーズンの幾多の苦しい経験が生きているのだろう。5番・稲葉篤紀に2球フォークを続けて、3球目に149㎞で「2-1」。追い込んで、最後はフォークを4球続けて(執念!)ファーストゴロに討ち取って、ダブルプレー。
 続く6番・木元邦之を歩かせて、1塁側ダッグアウトの岡田彰布監督をガッカリさせて、久保康生ピッチングコーチもマウンドに登場したが、続く代打・小田智之を150㎞で空振り三振に仕留めて、(同じ智之でも)久保田の方が役者が一枚「上」だった。「6対4」で連敗脱出! 

スペ砲満塁弾!虎 首位奪回や (デイリースポーツ)

鳥谷、3日連続のお立ち台!(3日・甲子園)

2006-06-04 20:21:00 | Inter League
 先発の安藤優也が初回に失点して、不安な立ち上がり。【2回裏】同点に追いついたものの、【3回表】一挙3点を奪われて、「1対4」。相手の先発は「天敵」左腕・杉内俊哉。昨日(3日)はこの時点で「負け」試合を覚悟したのだが、【4回裏】8番・矢野輝弘のグランドスラム(満塁ホームラン)で「6対4」逆転。今度は一転「勝ち」試合を確信したのだが……

【5回表】2番手の能見篤史が3点を奪われて、あろうことか「6対7」逆転される。その後は2番手の吉武真太郎に抑えられていたが、セントラル・ルールで吉武に代打が送られ、これがタイガースに好機をもたらすことになる。
【8回裏】2-OUT満塁のチャンスを作って、甲子園の観衆(48,514人)が作り出す異様な雰囲気の中、ルーキー藤岡好明が萎縮したのか、代打・片岡篤史に押し出しのフォアボール(四球)を与え、「7対7」同点!

 そして【9回裏】同じく藤岡から1-OUT満塁のチャンスを作って、この時点でホークスの王貞治監督は「棄て」試合の覚悟を決めたか? ここで2日連続の「ヒーロー」6番・鳥谷敬が1,2塁間を抜いて、「8対7」サヨナラ勝ち! 鳥谷は(前代未聞?)3日連続のお立ち台に!
 鳥谷は昨シーズン「2番」。今シーズンは7番に始まって、この「6番」。チャンスに打席が回ってくる、この打順で持ち前の勝負強さを発揮している。今岡誠が還って来ても、「6番」に定着するようなら面白い。これで「天敵」ソフトバンクに連勝!! 今日(4日)も勝って、3タテも目論んだが、敵わなかった。

鳥肌立った!3度目はサヨナラ打 (デイリースポーツ)

鳥谷、2試合連発!(2日・甲子園)

2006-06-04 14:39:30 | Inter League
 最近では珍しく初回に先制点を奪ったタイガース。【4回裏】にも先制タイムリーを放った3番アンディー・シーツがレフト前ヒットで出塁して、前日(1日)の「ヒーロー」6番・鳥谷敬の右中間フェンス直撃のツーベースで「2対0」。相手が「天敵」ホークスで「エース」斉藤和巳。「苦戦」を予想したのだが、意外にスムースな展開に驚きを禁じえない。やはり前日の「6.1」の勝利が“スプリングボード”(起爆剤)になっているか? 

【6回裏】には「ノリに乗ってる」鳥谷がレフトスタンドに流し打つ、まるで往年の掛布雅之を思わせるような打球で、第5号ソロホームラン! 「3対0」。やはり“ミスタータイガース”は関東人が相応しいのか? 【8回裏】にも「苦労人」(?)関本健太郎のライト前タイムリーヒットが出て、「4対0」これで磐石。

【9回裏】からは5連投のクローザー久保田智之。先頭の松中信彦に初球=147㎞を振らせ、2球目にスライダーを曲げて、3球目の150㎞で空振り三振! 『WBC』の同僚(全日本の4番)に会心のピッチング! 
 5番フリオ・ズレータはスライダー4球で空振り三振! 代打・城所龍磨には初球のフォークを振らせ、3年目の若者の逸る気持ちを巧みに誘う、キャッチャー矢野輝弘の巧みなリード。2球目の釣り球(147㎞)も振らせ、3,4球目の釣り球と5球目のフォークは見逃され、この若者が只者ではないことを示しているが、最後は150㎞(MAX)! これにはさすがに手が出て、空振り三振でゲームセット! 「天敵」ソフトバンクに先勝!!

不敗神話や!鳥谷 2戦連発 (デイリースポーツ)

久保田、渾身の復活劇!(1日・甲子園)

2006-06-03 13:51:12 | Inter League
 中5日で先発の福原忍が初回に1-OUT後、2番・沖原佳典に「2-1」と追い込みながら、146㎞を左手首に当てて、デッドボール(死球)。2-OUT後、4番リック・ショートに右中間を破られて、イーグルスに3試合連続で先制点を許す。打線もタイガースが苦手そうなタイプ、右横手投げの愛敬尚史に5回まで「0」に抑えられ、この日も苦しい展開。

【6回裏】も先頭のアンディー・シーツが三遊間を破って出塁するが、4番・金本知憲、5番・浜中治が倒れ、2-OUTになり、打席には、この日から6番に上がった鳥谷敬。4,5番が倒れたことへの失望感が大きく、なかなか鳥谷への期待感が高まらなかったのだが、そんなファンの雑念を振り払う、鳥谷の一発! ライトスタンドに高々と舞い上がる(第4号)逆転2ランホームラン!!

 そして【9回表】のマウンドには、岡田彰布監督。投球練習する久保田智之を背後から見つめた。前日(31日)一人で試合を壊してしまった久保田に無言のプレッシャーを与え、最後に一言だけ言い残して、ダッグアウトに駆け足で下がった。
 あの「9.7」を思い出す。あの「9.7」が今シーズン早くも再現された。この「6.1」も後から振り返れば、大変「重要」な試合になるかもしれない。先頭の憲史に3球スライダーを続けた後、149㎞で見逃し三振! 代打・関川浩一も初球(150㎞)を打たせて、セカンドゴロ。
 磯部公一には151㎞をセンター前に弾き返されたが、代打・西村弥にはストレートを4球続けて、タイガースファン渾身の「あと一球」コールが響く中、久保田もそれに応えるように「渾身の」147㎞で空振り三振! 「2対1」楽天に辛勝……!

岡田の仁王立ちに久保田立ち直った (デイリースポーツ)

スペンサー、起死回生!(30日・甲子園)

2006-05-31 19:37:29 | Inter League
「代打スペンサー」が告げられたとき、甲子園の観衆(40,412人)は大歓声! 観客は何かを予感していたのかもしれない。何かを予感させる雰囲気が現在のスペンサーには漂っている。そして、その予感は見事に的中した! 東北楽天ゴールデンイーグルスの先発、元阪神タイガースの山村宏樹の5球目のスライダーを捉えた打球はレフトスタンド最前列へ! 起死回生の同点ホームラン(3号)で「2対2」!!

 さらに赤星憲広がショート内野安打で出塁して、普通ならここで投手を代えるものだが、2番・藤本敦士が(犠牲バントで)確実に送って、3番アンディー・シーツも敬遠気味に歩かせて、普通はここで投手を代えるものだが、よっぽどブルペンに人材がいないのだろう。4番・金本知憲と真っ向勝負を挑んで玉砕した(初球をライトスタンドへ3ラン!)山村。元タイガースの投手だけに、素直に喜べなかった。

 タイガース時代は、甲府工業出身、あの中込伸の後輩、ということもあり、佐倉高校出身の井上貴朗と共に将来のエース候補として期待されていたのだが……実際に先発ローテーションに入りかけた時期もあったし、何故、解雇という極端な結論が出されてしまったのか、未だに謎なのだが……2006オールスターゲーム(@サンヨー)のファン投票では(パシフィック・リーグの先発部門で)彼に投票したい。

「5対2」とリードを奪って、【9回表】はクローザー久保田智之。本音を言えば、オールスターのファン投票「中継ぎ」部門ダントツ1位=藤川球児を見たいところだが、そこはグッと堪えて、久保田に託す。日曜日(28日)のサヨナラ負けの雪辱を期す。
 代打・関川浩一(元タイガース)を147㎞で空振り三振! 代打・磯部公一を1球(152㎞)でレフトフライに仕留め、代打・憲史をフォーク(138㎞)で空振り三振! 昨日は一人のランナーも許さず、この会心の試合を締め括った。

スペンサー 値千金の代打同点弾 (デイリースポーツ)

桧山、左中間ツーベース!(27日・インヴォイス西武)

2006-05-28 19:31:07 | Inter League
 江草仁貴と西口文也の投手戦で7回まで「0対0」。昨日(26日)今日(27日)の試合を見ていると、今年の日本シリーズで当たるのは、西武ライオンズか? と感じさせる、両チームがっぷり四つの展開。双方「手強い…」と感じていることだろう。両者の共通する「思い」は今秋に再会することになるのだろうか? ライオンズにはプレイオフという障害があり、タイガースには連覇のジンクス、があるが。

【8回表】2-OUTを取られて、この回も西口に手玉に取られるのか、と思ったが、1番・赤星憲広を警戒しすぎてフォアボール(四球)を与えてくれて、2番・桧山進次郎にも「2-3」フルカウントから勝負球は140㎞の低目のストレート! 低目には強い桧山の特性を知っているファンはインパクトの瞬間、狂喜したが、その通りに打球は左中間を深々と破って、遂に均衡も破る!

 最近「下降線」の3番アンディー・シーツも四球を選んで、4番・金本知憲が西口の初球のシンカーをセンター前に運んで、「2対0」。これで勝負あった。後は藤川球児と久保田智之の出番。
 しかし藤川は1球も150㎞超えがなく、すっぽ抜ける球もあり、決して調子は良くなかった。連投の疲れが来ているのかも知れない。それでも147㎞で空振りを奪い捲り、難なく無失点に抑えて、【9回裏】の久保田に繋げた。

 連敗を脱出して、「2対0」の辛勝だったが、それでも「首位」読売ジャイアンツが敗れた為に、今シーズン初めて単独「首位」に立ったタイガース。だが、まだ道程は長くて険しい。交流戦「首位」の東京ヤクルトスワローズの存在も気になる。ひとまず今日(28日)はライオンズに勝って、勝ち越して、地元・甲子園に帰って、東北楽天ゴールデンイーグルス3連戦で一息つきたいところ(?)だったが……

心は折れず!江草気迫のカブK斬り (デイリースポーツ)