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Amrita Organics

薬膳・美容・掃除・畑つくり

陰陽五行④

2009-09-24 17:24:23 | 中医学
* 陰陽偏盛(いんようへんせい):陰か陽がどちらか正常レベル以上に達する ことによる病気である。『素問・陰陽応象大全』では「陰勝れば陽の病む、陽 勝れば陰の病む、陽勝れば熱、陰勝れば寒」と記している。②に紹介しました 陰勝則陽病(いんしょうそくようびょう)及び陽勝則陰病(ようしょうそく いんびょう)もやはり陰陽偏盛のことである。 「陽勝れば熱、陽勝れば陰の病む」とは、陽が盛んになって、「陽邪」が . . . 本文を読む

感冒(カゼ)の弁証論治

2009-09-23 09:01:23 | 中医学
感冒(カゼ)の弁証論治 テーマ:中医学で病気を治す 感冒の弁証論治 感冒という疾患に対しては、西洋医学ではウイルスによるものと考えますが、 中医学では、ウイルスだけとは考えません。 ウイルスはあっても、感冒になる人とならない人があるのは何故か、 天気、気温が急に変わるときに、風邪にかかり易いのは何故かを考えてみると 感冒という疾患は、自然の変化と体質に関連すると考えられます。 つまり、体 . . . 本文を読む

口内炎

2009-09-10 09:55:54 | 中医学
<急性の口内炎>   急に発生する口内炎は、一般に経過が短く、疼痛・発赤が顕著で、多くは 陽気の亢進や熱邪による実火がひきおこします。ただし、原因が除かれない場合 や治療が不適切であれば、反復したり慢性に移行します ◎弁証 主証 治法 代表方剤 ○心火・・ 舌面に疼痛・発赤の強い口内炎や、焦躁・不眠の症状がでます・・  清心瀉火・・・ 三黄瀉心湯、黄連解毒湯 ○胃熱 . . . 本文を読む

脾陽虚

2009-09-09 16:43:23 | 中医学
大分類:脾・胃病の弁証 ◆中分類:脾失健運(脾運衰弱) ◆小分類:脾陽虚(脾陽不振・脾陽虚弱・脾胃虚寒) →暴飲暴食・冷たい食物の過食・過労・冷え。 脾気虚弱の症状+ ●腕腹部隠痛(喜按、喜暖)。 ●手足が冷たい。 ●水様性の下痢(泄瀉)あるいは排尿困難。 ●浮腫あるいは帯下(透明、多量、無臭)。 脾胃虚弱(脾気虚)がさらに進行し、胃腸および全身の冷えがあらわれたものを いいます。すなわち . . . 本文を読む

陰虚

2009-09-09 16:38:00 | 中医学
大分類:血病の弁証 ◆中分類:陰虚 ●体がやせる。 ●眩暈(めまい)。 ●不眠。 ●口や咽喉が乾燥。 ●盗汗。 ●五心煩熱。 ●潮熱・微熱。 ●頬骨の辺が赤くなる。 ●尿の色が濃く、少尿。 ●大便乾燥。 陰液不足によって生じる、全身あるいは臓腑に対する濡潤、滋養の機能失調 を表わす証候です。 中医理論では、"陰"は血液や体液、臓器などの物質を概括しています。陰虚 とは一般に血液・体液の減少や . . . 本文を読む

舌診

2009-09-09 16:30:34 | 中医学
臓附とのかかわり方 まず、どうして「舌」を診るのか?それは、経絡によって臓附と結びついて いて、舌の状態により病変を知ることが出来るからです。ここで臓腑との関係 をあらわしてみました。 ○舌先・・・心・肺 ○舌中・・・脾・胃 ○舌根・・・腎 ○舌辺・・・肝・胆 次に正常な状態と比べ、ほかの舌質の色と形の違いを観察しましょう。 【正常な舌】 ・色は薄紅色で鮮明 ・程よい大きさ (口か . . . 本文を読む

経絡

2009-09-04 15:57:23 | 中医学
経絡 (1)経絡は、血管にたとえると動脈、静脈にあたる12本の経脈と、毛細血管    にあたる 絡脈からなる。 (2)一般に経脈のことを経絡という。 (3)経絡は道であり、その中を気と津液(=唾液、組織液など)が通る。 (4)経絡の中の、気の流れは40回/日(血液の流れは75回/分→10.8    万回/日)あり、経絡の伸縮により体内の新陳代謝に影響を与え、病気を    引き起こす原因にな . . . 本文を読む

奇経八脈

2009-09-04 15:48:26 | 中医学
「李時珍」の考えを中心にみてみます。 「奇経八脈」を開発し「気」を周流させることが本格的「仙道内丹法」の始まり ですが、修練に修練を繰返して行くと肉体的状況(精)は「先天的な」肉体 (精)の状況になってきます。その過程で「奇経八脈」は、いわば「修練場」 となって我々を導くのです。 李時珍はまず「経絡」についていいます。「人間の体には経脈と絡脈がある。 直行する本流を{経}といい、本流に出入りす . . . 本文を読む

陰陽五行 ③

2009-09-03 17:03:38 | 中医学
* 陰陽互根(いんようごこん)と陰陽互用(いんようごよう):  陰陽は対立しているが、またお互いに依存している。一方だけ単独に存在する ことはできない。例えば上が陽となり、下が陰になり、上がなければ下もなく なり、下がなければ上もなくなる。『医貫砭・陰陽論』では「陰陽は各々を互い に根と為す、陽は陰に根ざし、陰は陽に根ざす。陽がなければ陰が存在しない、 陰がなければ陽もない」と言っ . . . 本文を読む

タイプ別

2009-08-31 15:58:20 | 中医学
●気虚タイプ:26点 [強い] 「気」が不足気味です。エネルギー不足で免疫力も低下しています。牛肉、かぼ ちゃ、納豆、山芋など身体を温める食事を!冷たいものや脂っぽい食物は避けま しょう。 ●気滞タイプ:23点 [強い] 「気」の流れがよくありません。自立神経のバランスが崩れていて、精神不安定 です。朝、外に出て深呼吸を10回行ったりレバー、あさり、セロリなど、理気 作用のある食事を!肝のはたらき . . . 本文を読む

帯状疱疹後神経痛

2009-08-28 09:18:17 | 中医学
帯状疱疹後神経痛   水痘帯状疱疹ウイルスの感染により皮膚、粘膜に疼痛を伴った水疱を生じる 疾患である。誘引として全身性疾患や薬物投与、X線照射等がある。 一側の神経領域に神経痛様疼痛を生じ発熱や風邪様症状が見られることがある。 数日後に帯状の小水疱、2 ~3週後に瘢痕を残して治癒する。肋間神経領域が 多く、頸部、三叉神経領域、腰部領域にもみられる。  皮膚科では早期から抗ウイルス剤や非ステ . . . 本文を読む

陰陽五行 ②

2009-08-27 17:42:32 | 中医学
中医基礎理論用語ーー「陰陽五行」② * 陰陽対立(いんようたいりつ)と陰陽制約(いんようせいやく): 陰陽 学説では自然界のあらゆる事物と現象には対立する陰陽両面が存在していると 考える。例えば上と下、左と右、天と地、動と静、出と入、昇と降である。陰陽 の対立は主にお互いの制限と消長にあり、その結果は統一されて、動的な平衡が 保たれる。これは「陰平陽秘(いんへいようひ)」と呼ばれている(陰気が . . . 本文を読む

胃虚(脾胃虚寒)による胃痛(虚証)

2009-08-20 17:19:56 | 中医学
脾胃が虚弱で、もともと陽気不足で脾胃の気が弱い人が過労など によりさらに脾胃の陽気が不足することが原因。もともと脾胃が虚弱で 冷えがあるため、少しのきっかけで発症する。 症状:胃がシクシク痛む、温めると良くなる、冷やしたり疲れたり すると痛み出る、悪化する、空腹時に痛み、食べると痛み軽減。 手足が冷える、食べると腹部に膨満。 治法:腸を温め、消化吸収機能を活発にする必要あるので、強い熱で 体を . . . 本文を読む

陰陽五行 ①

2009-08-20 11:18:12 | 中医学
* 陰陽(いんよう):陰陽学説は、中国古代の哲学理論である。古人が自然界  の万物の性質及びその変化の規律についての素観察と素朴なまとめである。  その内容は、自然界で互いに関連する物事や現象を対立する二つ側面で存在  するということになり、この二つの面はそれぞれ陰と陽に属する。たとえば、  緩和・静止・内向・下降・寒冷・暗いは陰に属し、激烈・運動・外向・上昇・  温熱・明るいは陽に属する。 * . . . 本文を読む

津液

2009-08-20 09:03:53 | 中医学
津液の概念:津液とは人体の全ての正常で、有用な液体の総称です。各臓器 組織内の液体(例えば、肺津、腎水など)、各臓器が分泌する液体(例えば 胃液、腸液、鼻水、涙、涎など)、または、水液の代謝により生まれた産物 (例えば汗、尿など)が含まれます。津液も人体を構成し、そして生命活動を 維持する基本物質です。 津と液は同じく液体に属しますが、性質・機能・分布などの面において区別が あります。一般的に言 . . . 本文を読む