<急性の口内炎>
急に発生する口内炎は、一般に経過が短く、疼痛・発赤が顕著で、多くは
陽気の亢進や熱邪による実火がひきおこします。ただし、原因が除かれない場合
や治療が不適切であれば、反復したり慢性に移行します
◎弁証 主証 治法 代表方剤
○心火・・ 舌面に疼痛・発赤の強い口内炎や、焦躁・不眠の症状がでます・・
清心瀉火・・・ 三黄瀉心湯、黄連解毒湯
○胃熱・・口唇内側や頬部に口内炎が多発、発赤・疼痛が強く、口臭・のどの
渇き、冷たいものを欲しがるなどの症状がある。
清胃瀉火・・・ 白虎加人参湯
○肝火・・口内炎が多発して疼痛・発赤が強く、いらいら・怒りっぽい・
ゆううつ・胸脇部が脹って痛む・口が苦いなどをともないます。
清肝瀉火・・・竜胆瀉肝湯、加味逍遥散、大柴胡湯
<慢性・反復性の口内炎>
慢性に反復する口内炎は、一般に疼痛・発赤が軽度であり、多くは正気不足
にともなう虚火によってひきおこされます。
◎弁証 主証 治法 代表方剤
○陰虚・・慢性に反復する口内炎、淡紅色で腫脹・疼痛が強くなく、からだ
の熱感・手足のほてりなどをともないます。
滋陰清熱・・・ 六味丸、知柏地黄丸、黄連阿膠湯
○気虚・・心身の疲労で口内炎が単発か数個生じ、淡紅色で疼痛も弱く、
なかなか消えない、元気がない・疲れやすい・食欲不振・息切れ
などをともないます。
益気除熱・・・ 補中益気湯、
○脾気陰両虚・・心身の疲労や飲食の不摂生で口内炎が生じ、発赤・疼痛は
強くなく、食欲不振・元気がない・疲れやすい、口唇や口
の乾燥・手足のほてりなどの症状があります。
益気健脾・・・滋補脾陰、参苓白朮散
○陽虚・・淡い色で大きく深い口内炎でなかなか消えない、寒がる・四肢
の冷え・元気がないなどをともなう。
急に発生する口内炎は、一般に経過が短く、疼痛・発赤が顕著で、多くは
陽気の亢進や熱邪による実火がひきおこします。ただし、原因が除かれない場合
や治療が不適切であれば、反復したり慢性に移行します
◎弁証 主証 治法 代表方剤
○心火・・ 舌面に疼痛・発赤の強い口内炎や、焦躁・不眠の症状がでます・・
清心瀉火・・・ 三黄瀉心湯、黄連解毒湯
○胃熱・・口唇内側や頬部に口内炎が多発、発赤・疼痛が強く、口臭・のどの
渇き、冷たいものを欲しがるなどの症状がある。
清胃瀉火・・・ 白虎加人参湯
○肝火・・口内炎が多発して疼痛・発赤が強く、いらいら・怒りっぽい・
ゆううつ・胸脇部が脹って痛む・口が苦いなどをともないます。
清肝瀉火・・・竜胆瀉肝湯、加味逍遥散、大柴胡湯
<慢性・反復性の口内炎>
慢性に反復する口内炎は、一般に疼痛・発赤が軽度であり、多くは正気不足
にともなう虚火によってひきおこされます。
◎弁証 主証 治法 代表方剤
○陰虚・・慢性に反復する口内炎、淡紅色で腫脹・疼痛が強くなく、からだ
の熱感・手足のほてりなどをともないます。
滋陰清熱・・・ 六味丸、知柏地黄丸、黄連阿膠湯
○気虚・・心身の疲労で口内炎が単発か数個生じ、淡紅色で疼痛も弱く、
なかなか消えない、元気がない・疲れやすい・食欲不振・息切れ
などをともないます。
益気除熱・・・ 補中益気湯、
○脾気陰両虚・・心身の疲労や飲食の不摂生で口内炎が生じ、発赤・疼痛は
強くなく、食欲不振・元気がない・疲れやすい、口唇や口
の乾燥・手足のほてりなどの症状があります。
益気健脾・・・滋補脾陰、参苓白朮散
○陽虚・・淡い色で大きく深い口内炎でなかなか消えない、寒がる・四肢
の冷え・元気がないなどをともなう。