中、高校生の頃は、大人に面と向かって年齢を偽らなければならないことがある。
ある一定の年齢に達しないと入場できなかった大宮のある劇場では、切符売りのお兄さん。
「君たちいくつ?」
「ちょうど18です。」
「嘘言うんじゃねぇ、帰った帰った。」と、怒鳴られて、すごすごと引き返そうと
10歩も行かないうちに、後ろから、今度は、打って変わった優しい声で、
「冗談だよ、おいで、おいで、入れてあげるよ。」と、手招きされ、
しかも、一番前のかぶりつきに、わざわざ、連れて行ってくれた。
神保町の芳賀書店でも、そうだった。
他の本を探す振りをしながら、あれこれ選ぶのも恥ずかしく、
ほとんど直感的にタイトルだけでサッと選んで、帳場へ持っていくと、
そこでも。
「君たち、いくつ?」
「18ちょうどです。」
ま、大体の場合は、そう言ったあと、そのまま下を向いていると、何事もなく
買うことができたが。
それにしても、なぜ、年齢を偽るときに「ちょうど」と、言ってしまうのか、
いつも不思議だった。
「タスポ」のニュースを聞きながら、昔のことを思い出してしまいました。
ある一定の年齢に達しないと入場できなかった大宮のある劇場では、切符売りのお兄さん。
「君たちいくつ?」
「ちょうど18です。」
「嘘言うんじゃねぇ、帰った帰った。」と、怒鳴られて、すごすごと引き返そうと
10歩も行かないうちに、後ろから、今度は、打って変わった優しい声で、
「冗談だよ、おいで、おいで、入れてあげるよ。」と、手招きされ、
しかも、一番前のかぶりつきに、わざわざ、連れて行ってくれた。
神保町の芳賀書店でも、そうだった。
他の本を探す振りをしながら、あれこれ選ぶのも恥ずかしく、
ほとんど直感的にタイトルだけでサッと選んで、帳場へ持っていくと、
そこでも。
「君たち、いくつ?」
「18ちょうどです。」
ま、大体の場合は、そう言ったあと、そのまま下を向いていると、何事もなく
買うことができたが。
それにしても、なぜ、年齢を偽るときに「ちょうど」と、言ってしまうのか、
いつも不思議だった。
「タスポ」のニュースを聞きながら、昔のことを思い出してしまいました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます