ザウルスの法則

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超音波で自閉症?(4) 海外最新情報

2022-07-13 06:11:30 | 電磁波

超音波で自閉症?(4) 海外最新情報

 

英語でのリサーチをさまざまな切り口で続けてきて、昨日思わぬ論文を掘り当てた。先月26日~30日に公開されたばかりであるから、まだ2週間ほどしか経っていないホヤホヤの論文である。現時点で英語のこの論文をすでに見ている日本の産科医は、ゼロではないにしても、ほとんどいないであろう。

FMF (胎児医療財団)は、国際的なフォーラムであって、今年はギリシャのクレタ島で国際大会がついこのあいだ5日間にわたって開催されていたのである。ちなみに、「胎児医療」=「超音波胎児医療」ということであり、この国際会議の参加者のほとんどは、超音波機器を毎日商売道具としている産科医、婦人科医、超音波検査技師である。

さて、「お宝の論文」であるが、紙面の都合で、最重要な結論部分だけを翻訳してご紹介する。全文のリンク: The safety of ultrasousnd

 

 

胎児が曝露される超音波エネルギーの総量が年々増加しており、その理由の中で超音波を使う産科医の頭の中の「信念」に言及しているのは非常に重要である。

「胎児が超音波に対して「透明」であるという信念」・・・ これは、「超音波を胎児に照射しても何の影響も与えず、窓から覗くのと変わらない」という、超音波機器を扱う多くの産科医が共有している「楽観的な考え方」を、多少のアイロニーを込めて言っているのである。

無制限の検査が容易になされてきたし、今もなされている」・・・前記事(3)でも指摘したが、日本では産科病院による「胎児エコー外来」というかたちでの「無制限」、「野放し」の超音波検査が病院内で行われ、妊婦のあいだで人気を博してもいる。病院側は、判で押したように「超音波はⅩ線ではないので、無害で安全です」と言っているが、超音波が安全であるという証拠はどこにもなく、超音波の安全性は今まで一度も証明されていない。

 

「超音波が胎児にとって安全であると主張し続けることはもはや困難である」・・・ 欧米日の医療機器メーカーがしのぎを削って、超音波機器の性能の向上、機能の多様化を推し進めて病院に売り込む結果、胎児が被曝する超音波が年々増加の一途をたどっている。この筆者は、歯止めのないままエスカレートするこの流れに危機感を覚えているのである。この論文は2週間ほど前のものであるが、こうした懸念、危機感は決して新しいものではない。

日本の例を1つ挙げよう。

 

「唄」は「ばい」と読む。「ME機器」の「ME」とは、Medical Engineering 医用工学 のことであり、「ME機器」とは超音波機器にとどまらず、CTスキャン、MRI、内視鏡 等々さまざまな電子的な医療機器を総称した用語である。

しかし、50年も前に、「技術に溺れて利潤追求に汲々とする今日の医療」を予見していたのは驚きではないか?「日本人の悲しい習性」、「日本人の貧しい発想」をよく理解していたのだ。そして、日本人は50年や100年では変わらないのだ。

 

 

さて、次の記事は、Wikipedia の姉妹版の WikiLectures からの記事である。これは Google翻訳である。

ここでご注意いただきたいが、検索語は effects of ultrasound  (超音波の効果)であって、決して(超音波の危険性)でも、(超音波の安全性)でもないのだ。にもかかわらず、以下のような説明が出てくるのである。

 

もちろん、記事本文中には「自閉症」という言葉は一切出てこない。しかし、超音波は胎児の出産後の行動(利き手、言葉の遅れ)に影響を及ぼすと理解できる。そして、マウスの行動にも影響を及ぼすと考えられる。

 

さて、超音波の照射に際して、胎児でもマウスでも、「脳」だけを除外して照射することはほとんど不可能と思われる。むしろ「可愛い赤ちゃんの顔」を見るために頭部のほうこそ重点的に照射されるかもしれない。

つまり、出産後に見られる特異な行動は、胎児の子宮内での脳神経や脳細胞の「侵すべからざる精妙な、発生学的成長プロセス」が、「超音波による損傷」を受けた結果である可能性は無視できないであろう。この超音波による損傷については、前記事:「超音波で自閉症?(3)」を参照のこと。

 

 

 

A)最も脆弱な臓器: 脳

人間でも、動物全般でも、体の中でいちばん重要な臓器は「脳」である。人間に限らず、多くの動物では頭部だけが外骨格系で、頭部以外は内骨格系の場合が多い。

 

 

脳という臓器だけが骨で出来たケースに入っているのは、「脳」が最も傷つきやすく、保護されなければならない器官だからではなかろうか?

 

 

 

B)哺乳動物の一生で最も脆弱な期間: 妊娠期間

 

人間を含めた哺乳類の赤ちゃんが成長するプロセスで、最も脆弱で、最も保護されなくてはならない期間は、子宮内の妊娠期間ではなかろうか?

出産後も重要ではあるが、やはり、発生学的な意味での完成態に向かう途上のデリケートな妊娠期間こそ、胎児が、壊れやすく、危うい期間であろう。

 

 

 

 

A, B)つまり、「妊娠期間中の胎児の脳」は、考えられる限りで最も脆弱で、損傷を受けやすい期間の、人体の中で最も傷つきやすい臓器と言える。子宮内の胎児のまだ柔らかい頭蓋骨の中に鎮座しているこの神聖な臓器は、はたして安全であろうか?無事に妊娠期間を終えて、無傷のまま出産を迎えられるのであろうか?

 

子宮内で静かにかたちをとりつつある生命の、侵すべからざるプロセスに照射される「人工的な超音波の光」は、生命が全く予想もしなかった「破壊的な介入」ではなかったであろうか?

 

 

 

 

「人工的で強力な超音波」に対して、子宮はまったく胎児を防御できない。胎児の脳も身体も、「生体に対して破壊力のある超音波」によって貫通され、透過される。

そういう危険な超音波を胎児に浴びせ続けることによってのみ、子宮という聖域はこじ開けられ、鮮明な画像や映像が得られるのである。

 

モニターに映し出されているあいだ、子宮の中で「不断の細胞分裂」のさなかにある胎児の脳と身体は「超音波という破壊的なエネルギー」をずっと照射され続けているのである。

 

 

 

「超音波はX線と違って放射線ではありませんので、無害で安全ですからね」と言いながら、超音波機器を手慣れた手で操作する医師は、お腹の赤ちゃんを、まるで「保育器越し」に見るのと同じように思っているのである。

「超音波による胎児の可視化」には何の「害」も、何の「リスク」もないと。

 

 

日本の医師、特に産科医は、あまりにも無知で、勉強不足で、無責任ではなかろうか?ハイテク機器の操作に長けるばかりで、モニターに出る異常ばかりを探していて、モニターに反映しない超音波の弊害を少しも考えようとしない。

無防備な胎児に不可逆的な損傷を与えている可能性に頭が回らないのだ。

胎児の可視化に使われる超音波は、非常に有害である疑いが年々濃くなっている。少なくとも、超音波が胎児に対して安全であるという証拠もなければ、証明もないのは、医学的、科学的な事実である。そういう医学論文は皆無である。病院の産科医が妊婦を安心させるためにどんなことを言おうが、これは否定のしようがない。

「先生、超音波が胎児に対して絶対に安全というのはほんとうに科学的に証明されているんですか?」と訊けば、虚を突かれて黙りこくるか、アセって、専門用語をまくしたてながら必死に丸め込めようとするかのどちらかである。(^_^)

超音波によって胎児が損傷を受けた場合、そのダメージはほとんど不可逆的で、出産後は障害として一生残る可能性がある。ゲラ刷り段階で、本来あり得ないような落丁が生じたにもかかわらず、そのまま印刷に付されて製本されてしまうようなものである。

 

一般的に「自閉症」は、「脳の障害」、「脳機能障害」と見られている。基本的にはその通りである。しかし、その原因は、なぜか「不明」とされている。不明とされる理由については、「超音波で自閉症?(1)」を参照。

 

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