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ざぶっとstart:2006/09/16

水曜日のエッセイ。第3話 <苦労について>

2015-11-25 09:23:05 | 水曜日のエッセイ。
水曜日のエッセイ。第3話 <苦労について>

先日ある人と仕事をしました。

その人は僕よりも年齢が上の先輩かと思っていました。

もちろん仕事上の先輩です。

あるとき、ひょんなキッカケでその人が自分よりも年下だと知りました。
かなりビックリです。

女性は分かりませんが、男性は苦労をするとふけ顔になります。
理由はよく分かりませんが、顔が老けます。

きっとその人は現在進行形で、なにかしら大きな苦労をしているのかもしれません。

30才の人が、ぱっとみ40才に見えるのは、その人が40才以上の人が経験をするような事を経験しているとそうなります。
そして、苦労は顔だけではなく、その人が身にまとう雰囲気やオーラ等にも出てくるので、なんとなく年上に感じてしまうのだと思います。

かくゆう僕も、中学や高校の頃は30才から35才くらいに見られていました。
苦労を乗り越え、その苦労が顔に刻み込まれて、一度顔が老けると、その年齢を通り越すまで、その顔になるので、長年、年齢不詳の人でした。さいきん、ようやく、顔と実年齢がかさなり、さらに実年齢が追い越してきたので、若く見られます。でも、童顔ではないのです。

そういう考えなので、童顔の人はどうも信用できず、ふけ顔の人は無条件で信用してしまうクセがあります。

そんなような事を家人と話していると、「では、私はどうなの?」と聞いてきます。

僕は答えます。
「親が二人いて、その二人とも今現在、生きている。という人と、そうでない人。苦労とひと言で言ってもその苦労の根本的な質が違う」

片親で育った子どもは苦労します。
その子どもの抱える心の寂しさは、経験した者でなければ分かりません。
死別にしろ、離別にしろ、大人になるまで両親が健在の状況で育った人には分からない事です。

しかし、そういう状況で育った子どもは強く賢く育ちます。

心が強くなります。
子供ながらに、どうしようもないくらいに困難な壁が目の前に立ちふさがり、でもその壁を超えなければいけない時。子供は大きく強く育ちます。

こういった苦労を乗り越えた子供が社会に出た時に荒波に揉まれたとしても屁でもありません。

子供の時の苦労を乗り越えた経験が、自身の芯を強くして大人になって生き抜く力になってくれます。

若い時の苦労は勝手でもしろ。
と言う言葉は僕も好きですが、「本当の苦労」どこにも売ってません。Amazonにも楽天市場にも売ってません。
本当の苦労はある日突然、目の前に落ちてきます。



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