クレジットカードサイズの超小型パソコン【ラズベリーパイ】について／（４）購入について

ラズベリーパイを購入するにはネットが一番です。

以下は、ラズベリーパイの新モデルの
ラズベリーパイ２　モデルBのスペック表です。

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Raspberry Pi 2 Model B SBC

Raspberry Pi 2 Model Bは、シングルコアベースの前モデルから飛躍的に性能を向上しました。実に最大で6倍もの速さです。 新しいクワッドコアCortex-A7プロセッサに加え、Raspberry Pi 2 Model Bでは、1 GBものRAMメモリを搭載しています。 オペレーティングシステムカーネルは、最新のARM Cortex-A7テクノロジーを活用できるようにアップグレードされ、新しいバージョン1.4のNOOBSソフトウェアを利用できます(以下の注記を参照)。 ハードウェア及びソフトウェアの後方互換性は、Raspberry Pi 1 Model A+/B+との間で維持されています。

Broadcom BCM2836 800 MHz ARM Cortex-A7クワッドコアプロセッサ、VideoCore IVデュアルコアGPU
GPUは、Open GL ES 2.0、ハードウェア加速OpenVG、及び1080p30 H.264高プロファイルデコードを提供
GPUは、テクスチャフィルタリングとDMAインフラストラクチャで、1 Gピクセル/秒、1.5 Gテクセル/秒、又は24 G FLOPSに対応
1 GB LPDDR2 SDRAM
HD 1080pビデオ出力
コンポジットビデオ(PAL/NTSC)出力
ステレオオーディオ出力
10/100 BaseT RJ45イーサネットソケット
HDMI 1.3 / 1.4ビデオ / オーディオソケット
3.5 mm 4極オーディオ / コンポジットビデオ出力ジャックソケット
4 x USB 2.0ソケット
15極MPI CSI-2コネクタ、Raspberry Pi HDビデオカメラ(775-7731)用
15極ディスプレイシリアルインターフェイスコネクタ
MicroSDカードソケット
MicroSDカードから起動、Linuxオペレーティングシステムの新バージョンを実行(以下の注記を参照)
GPIO及びシリアルバス用の40ピンヘッダ(Raspberry Pi 1の26ピンヘッダと互換性あり)
電源: +5 V @ 2 A、microUSBソケット経由
寸法: 86 x 56 x 20 mm
ファームウェアは、HAT (Hardware Attached on Top)の設計ルールに準拠したアドオンボードを検出します。 これによりRaspberry Pi 2 Model Bは、GPIOを設定し、拡張ボードに適合するドライバを自動的にロードすることができます。 詳細は以下を参照: http://www.raspberrypi.org/introducing-raspberry-pi-hats/
RSで販売しているRaspberry Pi 2 Model Bボードはすべて英国製です。
備考

別売りのアクセサリ: 電源: 822-6373、NOOBS 1.4ソフトウェア収録MicroSDメモリカード: 849-2012
Raspberry Pi 2 Model Bケース: 819-3646、819-3655、819-3658

Raspberry Pi 2 Model Bには、150個入りの箱単位でも販売しています(847-2816)
付属品

入門ガイド
Raspberry Pi

初代のRaspberry PiモデルBコンピュータは、2012年2月に発売され、家庭 / 教育市場におけるPCの優位を打ち破る新たな標準を確立しました。 それ以降、300万枚を超えるさまざまな型式(A、B、A+、B+、及びCompute)のボードが世界中に出荷されています。 Raspberry Piの最初のコンセプトは、高性能コンピュータボードでコストをかけずにインターネットアクセスとHDグラフィックスを実現することでした。このボードは、あらゆる環境の子供や大人が、コンピュータサイエンス知識を取得して将来的にWorld-Wide-Webやモノのインターネットを開発するためのプラットフォームとなります。 Raspberry Piボードは、主に教育用に設計されていましたが、組み込みシステムメーカーの間で評判を呼びました。 この市場に対応するために、Raspberry Pi Foundationは、それぞれの新しいリビジョンとの後方互換性を確保しました。 必要最小限の機能のComputeモジュールは、特にOEMメーカーを対象にしています。

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販売サイト（１）アマゾン


Raspberry Pi 2 Model B (1)

アマゾンでは、対応ケースも売っていました。
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※ラズパイの本体（ボード）は含まれていません。
Raspberry Pi ラズベリー・パイ 超小型パソコン MODEL B (PLUS) 専用ケ-ス　Case for Raspberry Pi model B+(Clear)


Raspberry Pi ラズベリー・パイ 超小型パソコン MODEL B (PLUS) 専用ケ-ス　Case for Raspberry Pi model B+(Clear)


販売サイト（２）RSオンライン
http://jp.rs-online.com/web/p/processor-microcontroller-development-kits/8326274/

販売サイト（３）楽天

【RaspberryPi2ModelB】2015年2月1日発売最近機種!RaspberryPi2(ラズベリーパイ2)モデルB 英国...価格：6,102円（税込、送料込）

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ラズパイの解説本です。



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クレジットカードサイズの超小型パソコン【ラズベリーパイ】について／（３）新モデルはwin10対応

クレジットカードサイズの超小型パソコン【ラズベリーパイ】について／（３）新モデルはwin10対応

どうやら、ウインドウズ１０のライズベリー対応版が開発されて、それは無償提供されるらしいです。
よく分かりませんが、開発者プログラムに参加が必要らしいです。
どうやったら参加が出来るのかは分かりませんが。。。。

元ネタ
↓
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20150202_686530.html

以下は、参考と保存のために転記します。

ラズパイ新製品「Raspberry Pi 2」に対応するWindows 10を無償提供
～Raspberry Pi 2はクアッドコアCortex-A7へ強化

（2015/2/2 19:00）

　英Raspberry Pi Foundationは2日(現地時間)、名刺サイズのシングルコンピュータボード「Raspberry Pi」の新モデルとなる「Raspbarry Pi 2」(Model B)を発表。同時に、Raspberry Pi 2に対応したWindows 10が無償で配布されることも、同団体およびMicrosoftから発表されている。

　Raspberry Piはプログラミングの教育用として開発されたLinuxベースのコンピュータボードで、新モデルとなるRaspberry Pi 2は主に性能面を強化。プロセッサは、従来モデルがARM11/700MHz/シングルコアのBroadcom「BCM2835」を搭載していたのに対し、Cortex-A7/900MHz/クアッドコアのBroadcom「BCM2836」を搭載。また、メインメモリは最大512MBから1GBへ増量された。この仕様変更により性能は6倍になるとしている。ただし、消費電力は約2Wから約3Wへ増加している。

　一方で、ハードウェアとソフトウェアの互換性は確保されており、LinuxカーネルはRaspberry Pi 2用のものが提供されるものの、そのほかは全て互換性があるとしている。ボード形状は従来のModel B+互換となっている。

　インターフェイスは、コンポジットビデオ/音声出力、Ethernet、HDMI出力、USB 2.0×4、microSDカードスロット、Micro USB、GPIO×40ピンなどを備える。サイズは86×56×20mm(幅×奥行き×高さ)。

　すでに国内でもアールエスコンポーネンツが販売を開始。価格は4,291円と、原稿執筆時点では従来版の「Model B+」と比較して350円程度の差となっている。

　併せて、Raspberry Pi FoundationとMicrosoftは、次期WindowsであるWindows 10で、Raspberry Pi 2がサポートされることを発表した。Windows Developer Program for IoTのプログラムに参加することで、今後数カ月内に提供される見込み。

クレジットカードサイズの超小型パソコン【ラズベリーパイ】について／（２）４コアCPU搭載の新モデル

クレジットカードサイズの超小型パソコン【ラズベリーパイ】について／（２）クアッドコアCPU搭載の強力新モデル発売

従来のBモデルがさらに強力になって、クアッドコアCPUが搭載されて、メインメモリも１ギガにアップした、ラズベリーパイ２が発売されました！
さらにウインドウズ１０も対応との事。


写真をみると、iPhoneよりも本体のボディというか、マザーボードというか、ロジックボードが小さいのがよく分かります。


元ネタはこちら
↓
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/news/news/20150207_687394.html

以下に、参考と保存のため、転記します。

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Windows 10が無償提供、4コアCPU搭載の「Raspberry Pi 2」が発売
CPU性能は従来モデルの6倍に

（2015/2/7 23:05）

　4コアCPUやメモリ1GBに強化されたRaspberry Piの新モデル「Raspberry Pi 2 Model B」が登場、オリオスペックが販売中だ。先日の製品発表時には同製品に対して、Windows 10が無償提供されることも公表されている。店頭価格は税込5,380円前後（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。

Raspberry Piのメジャーバージョンアップモデル、従来モデルと完全互換

　Raspberry Piについては、これまで改良版の「Model B+」や廉価版の「Model A+」といったモデルが店頭に登場しているが、今回はメジャーバージョンアップモデル。

　CPUが、ARM11ベースのBroadcom BCM2835（1コア、700MHz）から、Cortex-A7のBroadcom BCM2836（4コア、900MHz）へと強化され、メモリ容量も最大512MBから1GBへと増加。CPU性能が従来の6倍となった一方で、従来のRaspberry Piとの完全な互換性を持つとしている。

　また、Microsoftの次期OSであるWindows 10が、Raspberry Pi 2互換バージョンの「Windows 10 for Raspberry Pi 2」として無償で提供されるというのもトピック。「Microsoftとの密接な取り組みにより実現した」（英Raspberry Pi財団）といい、Microsoftは詳細なプランについて今後数ヶ月間に公表するとしている。

　ボードの形状はRaspberry Pi Model B+互換で、基板には40ピンヘッダやHDMI、RJ-45（Ethernet）、USB（4基）、Micro USB、microSDカードスロット、3.5mmジャックといった端子が装備。電源はMicro USB経由で供給する。

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クレジットカードサイズの超小型パソコン【ラズベリーパイ】について／（１）基礎知識編

クレジットカードサイズの超小型パソコン【ラズベリーパイ】について／（１）基礎知識編

分かりやすく基礎知識をまとめた、ネット記事が有ったので転記します。

各種リンク先は元ネタの記事を参照しリンクして下さい^^

元ネタ
↓
http://readwrite.jp/archives/4603

2014年1月28日16:56　|　Raspberry Pi,
「Raspberry Pi（ラズベリー・パイ）」について知っておくべきこと

注文しておいた「Raspberry Pi（ラズベリー・パイ）」は、夕方にメール便で到着した。そしてその日の深夜までには、夫と私はそれをプリント・サーバーとして動かすことに成功していた。実は私達はどちらも、コンピューター・サイエンスの経験などは全く持ち合わせていない。

Raspberry Piは非常にシンプルなカード・サイズのコンピューターで、誰でも簡単にプログラムすることができる。元々は英国の学生が科学、テクノロジー、エンジニアリング、数学などを学ぶ入門用として設計されたものだが、35ドルという手頃な価格も手伝って、ホビー用途としても世界中の人々にとても人気がある。

小型のデバイスであるにも関わらず、Raspberry Piはワードプロセッサからゲームに至るまで、PCと同程度のプログラムを処理することができるほどパワフルだ。またサイズが小さいので、プログラミング可能な家庭用接続デバイスとしても理想的と言える。例えば前述したように、プリント・サーバー（我が家のネットワーク内のコンピューター、ラップトップと携帯電話などをすべてプリンターに対応させてくれた）として使うことも可能なのだ。


Raspberry Pi誕生にまつわるストーリー

2006年、ケンブリッジ大学コンピューター研究所に勤務するエベン・アプトンと彼の同僚達は、減少していく学生の数とプログラミングを専攻する学生達のスキル水準の低さに失望を感じていた。彼がRaspberry Piに対する最初の構想を思いついたのはその頃のことだ。

プログラムに参加する学生たちの中にはウェブ・デザインの経験を持っている者はいたが、プログラミングの経験を持っている者は非常にまれだった。アプトンが心配したのは、現代のコンピューターは子供が実験して遊ぶには高価で複雑すぎるという点だった。

70年代や80年代には、子供たちはプログラミング環境への入り口としてAmigaやCommodore 64を使うことができた。それから数十年が経った今、親たちは様々な理由から、高度になった家庭用のPC上で子供たちが昔のような実験をして遊ぶことを禁止するようになってしまったのだとアプトンは推測した。さらに、コンピューターが使いやすくなるにつれてプログラミングはより複雑になり、内部の仕組みを自分で理解して直すような機会もなくなっていた。

アプトンは安くて簡単にプログラムできるコンピューターを作りたいと思った。高価なデバイスを壊してしまう心配をせずに誰でも自由にいじくりまわせる安価なデバイスを作ることで、初期のコンピューティング時代の実験精神を呼び戻したかったのだ。公式の記録によると2006年から2008年にかけてアプトンと彼の同僚は、のちにRaspberry Piとなるプロトタイプの開発に取り組んだ。そして2009年5月にRaspberry Pi財団が設立され、2012年4月には最初のRaspberry Piが出荷されることとなった。

Daily Brinkとのインタビューで、アプトンはRaspberry Piの名前の由来について次のように語っている。

果物の名前が付いたコンピューター会社には色々と前例がある。まだ使われていない名前はそんなに多くなくて、Raspberryはその１つだった。我々が作りたかったのはPythonのプログラミング言語が実行できるものだったので、「Pi」をごろ合わせで付けた。以来ずっとこの名前が使われている。

Raspberry Piで推奨されているプログラミング言語はPythonだが、オペレーティング・システムとしてはLinuxが推奨されている。Raspberry Pi上で動作する各種OS（Raspbian、Pidora等）のほとんどはLinuxカーネルがベースだ。

現在、Raspberry Piは２つのバージョンが販売されている。「Model A」と「Model B」だ。どちらかが最新というわけではなく、スペックが違う。Model Aは25ドルで、Ethernetが搭載されておらず、USBポートは1つ、メモリは256MBだ。Model Bは35ドルで、Ethernet搭載、USBポートは2つ、メモリは倍の512MDBとなっている。BはAの改良版というわけでなく、むしろこちらが最初に販売されたモデルだった。より安く、ライトなバージョンとしてAが作られたのだ。財団はさらにパワフルなModel Cが登場する可能性を否定してはいないが、少なくとも「2～3年間は」発売されないと思われる。


Raspberry Piをはじめてみよう

Raspberry Piの低価格は集積チップの進歩によって実現した。CPU、GPU、USBコントローラー、メモリーのチップをそれぞれ個別に搭載する代わりに、Raspberry Piはシングルチップ上にすべてのコンポーネントを備えたシステム・オン・チップを採用している。

たくさんのチップで埋め尽くされているコンピューターとは異なり、Raspberry Piはプリント回路板で構成されていて、ブートもSDメモリーカードから行う。従ってただ安いだけではなく、同時にシンプルでもあるのだ。

しかし35ドルという値段は少々誤解を招きやすい。Raspberry Piだけを買っても、箱から出せばすぐに使えるというわけではないのだ。動かすためには以下のアクセサリーが最低限必要となる。

・電源　Piにはこれが付属していないので、マイクロUSB互換の電源ケーブルが必要だ。

・ケース　公式のケースはまだ存在しないので、私はAdafruitで買ったこのピンクのケースに自分のPiを入れた。残念ながら（もう知っているかもしれないが）ミントタブレット「Altoids」の缶にはフィットしないようだ。

・HDMIケーブルあるいはRCAビデオケーブル　画像ディスプレイがないとPiを使えない。HDMIケーブルでHDMI入力付きのコンピュータ用モニターに接続するか、標準のRCAコンポジット・ビデオケーブルでアナログテレビにつなげるか、のどちらかが必要となる。

・USBマウスとキーボード　これがないとPiとやりとりができない。有線あるいは無線のマウスとキーボードが必要だ。私は両方無線のロジテック製品を使用している。

・SDメモリーカード　Piをブートするために最低1つは必要だ。Raspberry Pi財団はブート用に最低4Gを推奨しているが、32Gぐらい必要になる場合もある。

・メイン・コンピューター　MacやPCを一つも持っていない人がPiだけ実行しても意味はないだろう。既に1台は持っているはずだと思うが、もし持っていない場合にはPi以上の出費が必要になるだろう。

・SDメモリーカード・リーダー　Pi側に必要なわけではないが、Piにインストレーションを転送するために、メイン・コンピューター側に必要となる。最近のコンピューターは内蔵のカード・リーダーが付いていることが多いが、もし手元のPCに付いていなければ別途購入する必要がある。

さて、Raspberry Piと必要なアクセサリー類が全て郵便箱に到着した日まで早送りしよう。そして次の手順をあげていこう。

1. Piをケースにセットする。特殊なカスタマイズをしない限り、ケースに入れた状態のまま使うようにしたほうが良い。

2. Piを一旦脇に置いて、メイン・コンピューターに向かおう。カードリーダーにSDカードを挿入し、Raspberry Pi財団の指示に従ってそれをフォーマットする。これによってリカバリプログラムがインストールされる。

3. メイン・コンピューターにNOOBSをダウンロードする。これは「New Out Of Box Software」の略で、Raspberry Pi財団が配布している初心者Piユーザのためのディストリビューション（Linuxカーネルと関連ソフトウェアのパッケージ）だ。

4. フォーマットされたSDカードに、ダウンロードしたNOOBSをロードする。

5. いよいよRaspberry Piをブートする時がきた。Raspberry Piの下側にSDカードを差込み、正しい向きに挿入されているかを確認する（ブートする前にPiを壊してしまわないように気をつけてほしい！）。

6. 電源、モニター、キーボードおよびマウスをPiに接続する。

7. Raspberry Piがブートし、NOOBSスクリーンが表示される。ブートしない場合は電源とHDMIケーブルをチェックして、それらがきちんとつながっているか確かめよう。

8. インストールするOSを選択する。デフォルトのRaspbian（ビギナー向けとして推奨されている）を選択するのであれば、Adafruitに素晴らしいチュートリアルがある。このインストールには少し時間がかかる（私の場合20分ぐらいだった）ので、他にちょっとした用事があればここで済ませておこう。

9. コピーが完了すると、「Image applied successfully.」という通知が表示される。リターンを押すとPiがリブートされ、今度はオペレーティング・システムのGUIが起動する。起動した様子は一見、Windows 98のように見える。

これでRaspberry Piを好きに使うことができるようになる。他のコンピューターと同じようにプログラムを実行することもできるし、あるいはコマンドラインから実行コマンドを選ぶこともできる。普通のLinuxマシンなので、ここから先はあなた次第だ。

1つ注意しておくが、メイン・コンピューター上でダウンロードしたNOOBSファイルは削除しないほうがいい。これは経験者からの忠告だ。夫と私は、一晩に2度Piを再インストールしている（オペレーティング・システムを計3回インストールしたことになる）。何かしらの理由で最初からやり直す場合、コンピューターにNOOBSが準備できていると時間の節約になるのだ。


初心者のためのPiプロジェクト・チュートリアル

512MBのModel Bでも、世間的にはRaspberry Piは決して強力なコンピューターではない。とはいえ、初心者が思いつくようなプロジェクトに対してはこれでも十分に強力だ。

以下に初心者のための面白そうな、比較的単純なチュートリアルを10個ほど紹介する。
プリントサーバー

これは私達が使ったものと同じチュートリアルなので、簡単さは保証付きだ。このチュートリアルではCUPS (Common Unix Printing System) を利用する。
必要な作業は、まずCUPSをSDカードにインストールし、次にRaspberry Piに自分のプリンタのアドレスを教えること。基本的にはこれだけだ。
XMBCメディアセンター

これはRaspberry Piの最もポピュラーな用途の１つだろう。PiでXMBCを実行し、ネットワーク経由でメディアをストリーミングするのに最適なハブを構築することができる。XMBCとは、動画、TV、音楽その他のメディアを包括するクラウドベースのアプリケーションで、使い方も簡単だ。
独自のゲーム・プログラム

もちろんPi上でMinecraftをプレイすることもできるが、ビデオゲーム開発者になるという夢をこのチュートリアルで叶えることだって可能だ。プログラマーのアンディー・バラムは、このトピックのための完全なチュートリアルを公開している。ただし、これをすべて見るのには3時間ほどかかる。
情報キオスクを作る

ブレンダン・ニーは、バスのせいで遅刻することにうんざりしていた。そこで彼は、自宅近くを通過するバスの到着時刻をリアルタイムで予測して表示するよう、自分のPiをプログラムしたのだ。彼のチュートリアルはサンフランシスコ市民にとっては完璧だが、他の場所に住んでいる人達はプログラムを他の交通システム用に修正する必要があるだろう。
Pi PCを構築する

我々は既にPi用のモニター、キーボードおよびマウスを持っている。あと少し手を加えれば、Piを独立したコンピューターにすることもできるのだ。マイク・デイビスのチュートリアルは、モニターの裏にPiを装着し、コンパクトなデスクトップPCに変身させるための方法を示している。
低速度(time-lapse)撮影用の台車

低速度(time-lapse)撮影専用の高価な機材を買う代わりに、リック・アダムは自分のPiに25行のPythonコードを書いた。その結果、数時間をわずか数秒で再生する見事な低速度映像ができあがった。
手頃なビットコイン採鉱設備

4000ドルもかけてビットコイン採掘用の環境をわざわざ整えなくても、Raspberry Piをセットアップすればたった83ドルで済んでしまう。ただしビットコイン採掘に必要なエネルギー量を考えると、Raspberry Piの非力な採掘パワーではあなたがリッチになれるかどうかは疑わしい。
ソーラーパワーで動作するPi

電気代を節約し、ソーラーパワーでPiを動かしたいならこのチュートリアルをどうぞ。作者によれば、この方法でPiに約5時間程度のバッテリー寿命を与えることができるようだ。
Webサーバー

初めて自分でデザインしたウェブサイトをオンラインに公開したいのであれば、Raspberry Piを自家製のWebサーバーにすることもできる。あなたのサイトによほど大量のトラフィックが押し寄せない限り、Piでも十分に高価なオンライン・ホストの代わりを務めることができる
Raspberry Piインターネット・ラジオ

300行にわたるPythonコードが含まれており、このリスト中で最も複雑なチュートリアルだが、その分得るものも大きいかもしれない。ストリーミングのプレイリストを読み込み、同時にLEDディスプレイに再生中の曲を表示するようにPiをセットアップする。
Web上の参考資料

この小さなコンピューターの複雑な特性を考えれば、チュートリアルだけでRaspberry Piの全てを網羅するのは不可能だろう。以下はもっとPiを学びたい人に向けた膨大なリソース群だ。

・The Raspberry Pi Foun

dation -　PiのニュースやFAQなどの公式リソース。

・Adafruit – たくさんの Raspberry Pi アクセサリーとチュートリアルがある。

・Raspberry Pi Tutorials for Complete Beginners – イギリスのヘンリー・バデン（13歳）のチュートリアルは非常に有用だ。財団もしばしば彼をフィーチャーしている。

・Raspberry Pi IV Beginners – ビデオ形式のチュートリアルを好むなら、英国に拠点をおくこの開発者グループのサイトがおすすめだ。

・Element 14 – Raspberry Pi財団の公式法人会員から、ここでRaspberry PiのModel AまたはModel Bを買うことができる。

Raspberry Piをすでにお持ちのあなた。新規のRaspberry Piユーザーが何をすべきか、他にいいアドバイスはあるだろうか？情報が集まったときには是非また紹介したい。


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