がんに克つ

父のがんを治すためにがんを研究しました。がんは意外と簡単に治ることを知ってもらえたら、亡き父も喜んでくれると思います。

ホリスティック医学

2011-05-27 11:57:40 | 健康・病気

前回ご紹介した『気功の真髄』という本には、帯津良一さんという人の寄稿文が38ページにわたって掲載されています。

それによると、帯津さんは、食道がんを専門とする外科医だったそうですが、いくら手際よく手術をしても、がんが再発して戻ってくる患者さんが一向に減らないという悩みを抱えていたそうです。

そうした事態を打開するため、帯津さんは中国の伝統医療に活路を見出そうと決心し、中国の漢方薬や鍼灸の現状を視察に行き、その過程で気功に出会ったそうです。

その後、中国と西洋の医学を結合させたがん治療を行なうため、埼玉県川越市に帯津三敬病院を建て、病院には気功道場を併設したそうです。

最初は、気功というものが理解されず、道場には閑古鳥が鳴いていたそうですが、気功が自然治癒力を高めることが次第に理解されるようになり、患者さんだけでなく地域の人も参加するようになって、現在では気功教室は大盛況だそうです。

ところで、帯津さんは現在、日本ホリスティック医学協会の会長を務めているそうです。

ホリスティック(Holistic)とは、英語の「whole」(全体)に関連する言葉で、ホリスティック医学とは「人間をまるごと全体的にみる医学」だそうです。

ホリスティックと聞くと、馴染みがない言葉なので戸惑いますが、江戸時代の漢方医のように、病気の部分だけに注目せず全身の調子を整えて治す様子をイメージするといいのかもしれません。

具体的には、病気は患者が治すという大原則があって、医者はそれを援助するため、様々な治療法を選択・統合し、患者の自然治癒力を最大限に引き出していくというもののようで、現代の細分化された医療とは真逆の方向を目指しているようです。

日本ホリスティック医学協会のホームページでは、この協会の趣旨に賛同する病院や治療院が検索できるようになっているので、よかったら参考にしてください。

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