とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

消えたゴッホ 

2009年07月30日 | Weblog
今週月、水とで平塚、水戸と出張に出た。どちらも夏の強い日射と昨今流行の局地的な豪雨にであった。出張中の電車は新幹線と違い小刻みな振動が無いので読書にはちょうどいい。今回はザウルスにバックミュージックを入れ込み、「消えたゴッホ上下」を読み終えた。 この本は「ベツレヘムの密告者」を買ったときに同じ平台にあった。タイトルが「消えたゴッホ」で腰巻のキャッチコピーが「事件の背後にちらつくモサドとナチス」とな . . . 本文を読む

ベツレヘムの密告者 読後感 ムムム・・・???

2009年07月26日 | この本は面白い
最近、推理小説は空振りが続き途中での投げ出しが続いた中で、久しぶりに一気に読み終えた。イスラム人の名前の付け方が、解決のキーワードだったが、犯人捜しよりもパレスチナ問題の混迷の本質を作者は提示したかったのだろうか? 確かに事実の積み重ねたルポルタージュよりも、一部の事実をフィクションでまとめたほうが物事の真実を語る。その意味ではパレスチナ問題を理解するには、良くできた構成だろう。しかしこの小説には . . . 本文を読む

マルケヴィッチの記事を「本の街」で発見

2009年07月25日 | Weblog
「本の街」はわが勤務先神田神保町のタウン誌だ。神田で生を受けた私にとっては神保町の古本街と秋葉原の電気街は故郷の山河に等しい。また高校生のころから音楽にのめりこむと古本街のレコードショップのミューズ社、富士コイン、そして当時ソ連製LPの輸入盤を扱っていた「ナウカ」をめぐり御茶ノ水のディスクユニオン秋葉原の石丸電気へ行くのがバイト代が入ったときの学生時代の定番コースになっていた。そんな思い出を鮮明に . . . 本文を読む

トロバトーレ お買い得DVD

2009年07月20日 | オペラ
ヴェルディーのオペラ「トロヴァトーレ」は歌だけを取るなら文句なしにヴェルディのオペラの中ではトップクラスであろうしなじみの歌が続く。ただ舞台としてみると筋運びに飛躍がありすぎ、劇としての流れが希薄でアイーダと同類にあると思う。 この連休はパソコンの買い替えが飛んだ大事になり部屋の模様替えに発展しまい、パソコンを中心の生活だった。パソコンのモニターが24インチになったので、PC、ローランドのUA-2 . . . 本文を読む

小松英典とその仲間たち(3) エディット・マティス

2009年07月18日 | Weblog
シューマン生誕200年の記念イヤーだがに94年に行われた大曲市(現大仙市)で行われたコンサートに匹敵する質の高さがなされただろうか? 残念ながら、私自身はこのコンサートには立ち会えなかった。後日関係者のかたに会場での録音テープをいただいた。 私自身は翌年に東京で行われたコンサートで同じメンバーで、ガーベンがピアノから彼の率いるオケを指揮するコンサートを聴きに行った。しかしこのコンサートで . . . 本文を読む