とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

サヴァリッシュ 追憶 ブラームスその1

2013年04月02日 | サヴァリッシュ
 私はブラームスが好きだ。このところ、毎晩のように、彼のブラームスを聴いていた。 正直サヴァリシュのブラームスが最高だとは言えない。でもブラームスのオーケストラ曲をどれも上質の高いレベルで まとめて録音で残してくれた指揮者は彼をおいていない。 彼だけだろう。カラヤンは運命の歌は録音したのだろうか。この曲はこの全集の中ではひときは素晴らしい。 交響曲ではロンドンフィルも好演しているが、なにか物足 . . . 本文を読む

サヴァリッシュ 追悼 その3

2013年03月05日 | サヴァリッシュ
録音時 交響曲8番 1989年4月  同 9番 1988年4月  http://www.philorch.org/memory-wolfgang-sawallisch-1923-2013  フィラデルフィア管弦楽団のホームページに、長文のサヴァリッシュ氏への追悼文が掲載されている。  其の行間からは、氏への尊敬と、敬愛がにじみ出て10年間の音楽監督として桂冠指揮者としての、彼の 業績を、フ . . . 本文を読む

サヴァリッシュ 追悼 その2

2013年03月01日 | サヴァリッシュ
 サヴァリッシュでの日本での演奏機会に恵まれたことは私にはありがたかった。  正直、クラシック音楽に接する機会は中学生になってからだ。しかも今思えば チャチな2スピーカーのステレオとLpレコードからだ。その後も、経済的な余裕 はなく、NHK教育テレビとNHK-FM、それにFM東海(後にFM東京)放送からの音楽 情報が全てであった。  それまでは生の交響楽団の演奏はそれこそ音楽好きの叔母が、 . . . 本文を読む

サヴァリッシュ 追悼 その1

2013年02月26日 | サヴァリッシュ
 ヴォルフガンク・サヴァリッシュ氏の訃報を2月24日に知った。 オフクロの四十九日法要の翌日だった。89歳だった。オフクロは88歳だった。何か自分の人生のなかで この人の「音楽」がオフクロの様に私の人生に常に身近に感じた音楽だった。 高校生の時にはコンサートに行けるだけの家に余裕が無く、NHK-FMと教育TVでの演奏が初めての出会いであり、 でもLP時代にはミンシュとマルケビッチが好きな . . . 本文を読む