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とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

初めてザ・シンフォニーホールで大阪シンフォニカ交響楽団を聴く

2008年12月06日 | Weblog
12月4日。出張で大阪で泊まった。ホテルで夕食をどこにしようとNetを開いたら偶然ザ・シンフォニーホールでコンサートがあることを知った。
電話をすると当日券はあるがホールの周辺には食事のできるところはあまりないとのこと。地図を見ると大阪駅に出れば食事はできると思いとりあえずホールに行った。大阪駅からタクシーを使ったが、とてもコンサートホールの環境とは思えない場所だった。コレが大阪的なのか。定期演奏会なのに開場前に長蛇の列。しかも普段着の老人がやけに多く異様な雰囲気。コレも経験のない光景。列の人に聞くとスポンサーの招待券と座席券に交換するとのこと。いうなればただ券なのだ。
とりあえずチケットを確保し、蕎麦でも食うかと、あたりを見回したが無い。嗅覚を利かすと、定食屋を見つけた。牡蠣の串揚げに酢橘をかけ、好きではないうどんだったが熱々のうどんに生醤油と酢橘をかけどちらも酢橘の脇役が見事にマッチし経験のない美味さだった。「いとし亭」ホールに来た元は取った感じだ。
コンサートは、団員がそろって出てくるのでなくばらばらにかってに出てきて音だしして最後にコンマスの登場で開演だ。これも今まで経験のない光景。
プログラムはラフマニノフの3番のピアノ協奏曲と3番の交響曲どちらもコンサートでの生は初めて。ソロは清水和音、指揮は秋山和慶だった。演奏は清水のピアノは良かった。ショパンのイメージを持っていたが、この3番ではロマン的と言うよりはダイナミックな男性的な力強い演奏で迫力の有る演奏だった。交響曲は秋山のコントロールの良く利いた交通整理のできた演奏だが、どちらの演奏にも言えることだがブラスの元気さはいいのだが、ヴァイオリンに艶を感じられなく、音が荒いのはこれから良くなる要素がある楽団だと感じたが、楽器の質による部分もあるのかとも思った。
カラヤンが絶賛したホールとのことだが、わが町所沢のアークホールの方が数段上のホールだと思う。オケの反響が強すぎるし、大都市の代表的なホールとしては場所も周りの環境も文化とは程遠い。でもコレが大阪的なのか?とまた思った。


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