とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

岐阜で山形、名古屋で福井の蕎麦を食す

2010年06月19日 | Weblog
木、金曜日と名古屋ー岐阜ー大垣ー津ー名古屋を仕事で回った。ここ数年毎年同じルートを回っているが、蕎麦好きの私にはあまりうれしくないルートだ。
岐阜駅に下りるとキンピカの信長の像が鎮座していた。信長は人通りの途絶えた駅前をどのように思い眺めているのだろう。


いつもは駅から仕事先にタクシー直行で駅前を歩くことはなかった。今回は昼飯を食べようと駅前をぶらついた。思いがけず昭和レトロを見つけた。しかし人影は見えず何か映画のセットの中に居るような雰囲気だった。ここが岐阜の繁栄を象徴する繊維街だったとは想像できない寂しさだった。空室ビルの駅前通の対策がなきまま、この繊維街を取り潰し、再開発ビルを建てる計画が進んでいるそうだ。また箱もの行政の上塗りをするのかと「懲りない政治の貧困」を感じた。農地をつぶして公共交通手段のない場所に県庁を移転し、街中の医大を追い出し中心市街地の空洞化を「政治主導」で進める中に少子・高齢化社会の対応はあるのだろうか。それよりもこの繊維街を動態保存し、「昭和ノスタルジー」として「犬山明治村」「戦国関が原」を結び中心市街地の空きビル、空き地には老人医療の最先端医療施設を集め「アンチエイジングシティー」としてセントレアと直行して世界の高齢者を呼び込むぐらいの気概がほしい。老人ファッション、介護機器、老人健康管理技術等、健康食材と岐阜を中心にすべての基礎産業はそろっている。それを政治・行政は自ら土建行政でつぶしてしまった。そんな憤りを感じながら歩いていると思いがけず「蕎麦屋」を見つけた。



手打ち蕎麦「極」凄い名前だ。入ると「羽前 板そば」「山形産そば粉使用」と岐阜ではなかった。そんなことからアナゴ好きの気を引いた「穴子天ぷらセット」そば大盛り1380円を注文。穴子天ぷらは付け合せの野菜天ぷらに隠れてしまった量で穴子を食べた満足感はなかったが、そばに出会ったこと、値段から合格点は出せた。

その後大垣での仕事を終え津で1泊。翌日午前中津で仕事を終え名古屋に向かった。天気予報では午後から雨。名古屋に着くと土砂降り状態。松坂屋駅前店が閉店セールをしていた。
おばさん軍団の中、勇気を出して飛び込み「傘」を買った。
いつもなら名古屋、高松は鼻から「蕎麦屋」はあきらめるが、だからと「きしめん」は食べる気はしない。外の雨足が激しいことからそのまま松坂屋の食堂街へあがった。いつもなら中京地区でチェーンの鈴の屋の菜めし田楽定食が定番だが、松坂屋のバーゲンと昼時が重なり行列が出来ていた。他をあたると福井そば「今庄」を見つけた。


日替わり定食を頼んだ。おろし山菜蕎麦+交ぜご飯+そば寿司(まき寿司2切れ)+卵豆腐
〆て790円。名古屋人の金銭感覚に適合したお値打ちセットだった。

帰りの新幹線は、いつもなら自販機で購入するのだが、700系コンセント付き座席を希望したため行列に並んだ。金曜日のため何とか間の席を確保できたが、満席だった。新幹線の中でWi-Fiを試したが、立ち上げが旨く行かず、インターネットにつながったのは安城駅を過ぎるころだった。いずれにしても新幹線の中でのネットはストレスなく見られるようになり東京までは結構楽しめた。






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