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とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

第98回所沢寄席にはじめて行く。

2018年04月15日 | 寄席

 昨日、初めて所沢寄席なる所沢ミューズでのホール寄席に行った。寄席=落語は子供のころから落語好きの親父に連れられてよく行った。私自身もメインは池袋演芸場だが、新宿末広停にも行く。だがホール落語は正直肌に合ず(=飲食禁止=)、値段も高いことからこれまで行ったことがなかった。

 しかし今回は、柳家三三が出るということでミューズの会員優先販売日初日に購入した。当日息子が久しぶりに海外出張から帰ってきたが、落語優先で会場に出かけた。ミューズのコンサートは大概がアフタヌーンコンサートで15時開演だが、落語は17時30分だった。そこでとりあえず、コンサートの場合は昼飯だが、今回は、夕食前の前座ではないがミューズに行くときの定番、所沢駅の立ち食い蕎麦「狭山」でマイタケ蕎麦を搔きこんで会場に。ところどころに空席はあったが、ほぼ満席状態だった。

 プログラムに所沢寄席100回記念スタンプラリーカードが添付してあった。今回の98回と次回と100回目の昼夜興行両方の四回にスタンプを得るとオリジナルグッツプレゼントがつくとのことだ。私は次回99回の、市場・志らく二人会は購入済みだが、10月の100回の円楽ほかは、正直行く気はなかったが、ちょっと景品につられそうな気になってきた。

 ホールがミューズの中ホールといえども800人弱の収容だが、たまたま席が前方だったことから、国立演芸場で聴くような感じで特に不満はなかった。でも寄席の持つガサツな雰囲気は望むべきものではなかった。

 今日は柳家三三がお目当てだが、正直他の芸人さんは今日はお初だ。4人が4人ともに個性を持った話でよかった。それでも頭二つぐらい、母校の先輩としての私の贔屓目あるが、三三の話が良かった。演目の転宅は他の芸人さんで何度も聞いているが、今日の三三の出来は声の通りもきれいで、途中無粋な客の携帯が鳴ったのを逆手にとって話をつなげる技も冴え、「転宅」の間抜けな強盗と勝気な大店のお妾さんとの会話のテンポも申し分なく、語りのうまさは他の出演者との差は歴然としていた。

 鬼丸は、創作落語ということで日常描写をどこにフォーカスするかで会場の受けが変わるが、小田急線の大学生とやくざの車内描写は我が世代が主体の客席と西武線の風景からはちょっと浮いてしまった。談笑の時蕎麦は、語りつくされた話にどこを「談笑」バージョンにするかだが、だれもが知っている「落ち」までのの過程での意外性がなかった。目いっぱい枕で笑わす方がよかったのでは?。游雀の「代り目」は、話としては良かったが、三三が前ではかすんでしまい、少しかわいそうだった。

 


 



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