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とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

東京芸術劇場に国立リヨン管弦楽団を聴きに行く

2014年07月19日 | クラシックコンサート

 東京芸術劇場に久しぶりにコンサートに行った。改装されてから初めてなので何年振りだろうか?。下山口駅から池袋に出るため下山した。西所沢駅で乗り換えのため降りると、ホームにカメラをぶら下げた「撮り鉄族」が大勢いた。すると飯能行きの京浜急行色の電車が入ってきた。いつから京浜急行との乗り入れが始まったのだと思った。・・・・(帰りに池袋から同じ電車に乗った。吊り広告が全部夏の京浜急行の観光案内だった。両者がタッグを組んでそれぞれ車両の色を交換したことを知った。新聞もTVも見ないとNet情報は自分の興味で探すことから、世間の情報には疎くなることを知った。)

 池袋に着きこれまた久しぶりに芸術劇場近くの台湾料理「東明飯店」に行った。以前勤めた会社の池袋支店勤務の時に良く昼飯に利用した店だが、相変わらずコスパの優れた内容だった。台湾セット1030円(この店の値段は消費税3%のままか?)豚角煮、ホタテときのこの炒め、蒸鶏きゅうりそれにスープ御飯はお代わり可、プラスフリードリンク、デザートの値段となれば中華激戦区のなせる技か昔と変わらない。横のテーブルを見ると爺さん3人がセット料理をさかなに酒盛りしていた。腹ごしらえが出来たところで、会場に向かう。

 2時開場3時開演のマチネーコンサートだが、入り口が5階相当の高さにあるため会場にたどり着くには時間がかかる。其のためだろうか、初めの曲が終了したら遅刻者がぞろぞろ入場してきて、ほぼ満席だった。所沢ミューズではあまり観られぬ光景だった。

マメールロワ組曲の出だしから音が柔らかに流れすごくいい。コンサート・ミストレスなのもなぜか良い?だが会場の響きは以前より良くなったのだろうか?音は所沢ミューズのが違いがはっきりするくらい響きは断然良い。

正直今日の期待はコンチェルトだ。小菅優の名前は知っていたが聴くのは今日が初めてだった。素晴らしかったの一言。アルゲリッチのようだった。オケも各パートのソロも素敵な音色でオーケストラそのものの個性が出て久しぶりに協奏曲の醍醐味を味わった。

サンサーンスの交響曲3番はオルガンは日本人だったが、プログラムにクレジットがなかった。こういうプログラムをミューズでして欲しかった。この響きこそミューズで聴きたい響きだった。思っていたよりも数段質の高いオーケストラだった。今日のコンサートは大満足を久しぶりに味わった。

 参考:我が手持ち材料

②③全曲盤だがクリュタンスよりはマルティノンがお勧め、プログラムの組曲では①クリュイタンスの来日時のLIVEだが演奏比較では今日の演奏も負けていないと思う。⑤は映像も音も古いがミュンシュ好きには、ハラハラ・ドキドキのスリル満点の演奏。

アルゲリッチとアバドのCDを所持していたのだが、⑧のミケランジェリ同様に現在手元になく不明娘が持って行ったのか?今回比較演奏で聞いていないがこの2つが私の推薦。①&②のDVDも素晴らしいが音だけではアバドの躍動感が印象に残る。②のいわば復縁コンビと芸大の若さみなぎる演奏も躍動感はあるが荒さがマイナス①ではオケに躍動感が感じられない。

③、④ともに躍動感はあるがJAZZぽい感じを評価するかどうかで別れると思う。私はちょっと引いてしまうがこの曲をL/Bは指揮をしながら弾いてしまうのはすごい。また1946年の演奏と1975年の演奏に歳を感じさせない’75年の演奏の凄さがある。⑨は伝説だが、それだけ爺爺の演奏だ。特にチェリビダッケはいらなかった。⑩⑪も同様躍動感がない。ミュンシュ大好きな私には⑤⑥⑦は謎だ。同じコンビでミュンシュが常任指揮者のポストを変わる度に録音を入れ直した訳が知りたい3つの中ではボストンとの演奏がミュンシュ的なスリルを味わえる。

この曲はオーディオチェックになってしまうが其の意味では②のミュンシュがオーディオを楽しめる。③ともにNHKの録音の優秀さの証明になるのだが其の意味では生で聴いた東京芸術劇場が③④より響きが劣ると思うのだが。

 



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