とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

小松英典とその仲間たち Audio Creatorでの録音

2009年05月05日 | Weblog
UA-25EXの購入目的は、たまたま昔のカセットテープを聴いたらまだ聞くに堪える音がしたことで、保存したいと思ったことによる。保存するからには、できるだけ良い条件で保存したく、UA-25EXが24bit,96Khzで録音できるとのことで購入した。しかし付属のAudio Creator LEがなかなか言うことを聴かず、ローランドのサービスとメールのやり取りで何とか、A.Cの取説では推奨していないASIOの設定で録音はできるようになった。(この間のやり取りはブログで既述)
しかしいざ実際に録音する段になると、音切れ、ドロップアウトが生じて、レイテンシの設定変更等でやっとできたが、いざ編集の段になると、A.Cのノイズ除去をはじめとする、お化粧道具はいずれもが音質の劣化を増幅させオーディオ評論家なる某氏の絶賛記事からはほど遠いできであった。
したがって1991年から1994年にかけて秋田県の大曲市(現大仙市=IMEの変換では出てこない)で行われた、小松英典とその仲間たちのコンサートの実況録音を何も細工をせずに試行錯誤の末、この連休で何とか完成させた。
このコンサートはいずれもが素晴らしいもので、小松英典のバリトンの響きも素晴らしいが、仲間として共演した、クルト・モルのバスの響き、ブロホビッツのテナーのつややかさ、衰えたりとは言えど、エディット・マティスの華のあるソプラノの声いずれもが、現時点では欠陥商品を駆使してなんとか妥協できる音質で保存できた。
しかし高校時代の友人が大学時代に録音したLPを24bit,96Khzにデジタル化するには結構時間をとられた。LPプレヤーの質、針の消耗度、LP盤の針飛び雑音とテープほど細切れ録音と編集ができず、満足のいく音質にたどり着けない状況だ。
つまるところは、EDIROLのメーカーが出来合いのソフトを無理やり抱き合わせての販売は目先商売の結果宣伝だけが先行して、中身の伴わない商品になっている。
「ものつくり日本」も一皮むけば中身のソフトは異国のフリーソフトの寄せ集めで生産は中国、日本の技術者はどこで何をしているのだろう。自社製品を本当に使って宣伝文を考えたのだろうか疑問に思ったこの4か月間だった。





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