壱千壱百日あまり…

　月日は百代の過客にして…。早いもんで「ゆずの宿」へ来てから三年が過ぎて、壱千壱百日余り毎日日々…。



　イキナリの台風被害で、ハートをへし折られそうになったけんど、ど～にかこ～にか開き直ったり立ち直ったり…。



　くねくね道にもすっかり馴染んだし、落石やら折れた樹木やらを路側へ除けもっての通勤もいつの間にやら苦にならんようになった…。



　壱千壱百日の間に、失くしたもんもあるけんど…、得たもんの方がようけあった。



　壱千壱百日の間に、伯父が二人他界したけんど、娘が結婚して婿どのと初孫にも恵まれた。



　すくすくと育ちゆう向日葵らぁと一緒にこの夏を大声で叫びもって締めくくれたらと思う。



　けんどまぁ…、なにもかも「ゆずの宿」のむこうがわが見えてからのこと。それより今の異常気象がこっち向いて来んことを、真っ先に祈りよらんといかん！

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