うつりにけりないたづらに

　花の色は　うつりにけりな　いたづらに　我が身世にふる　ながめせしまに
　六歌仙の一人で絶世の美女やったと言われゆう小野小町さんの余りにも有名なフレーズ…。



　夏のおわりの海は痛いばぁ晴れて「ながめ」はまずまず。桂浜から室戸岬が見えゆう。



　新しく出来たお店に…。



　もうすぐ閉めるお店…。長いことお疲れ様やったねぇ。



　奈半利川も「友釣り」から「網」へと「うつりにけりな」…。



　近くの漁場とは、対照的に地球の裏側へまで鮪を追うていくタフネスな船たちのひとときの休息。



　歌の意味は「長雨に桜花の色は移ろぅて、私自身もつまらん物思いにふけりよったら盛りの時を過ごしてしもうた」みたいなことで、並み居る求婚者を退け、宮仕えからも身を引き、ただ独りで居ることを選んだ小町さんの微妙な気持ちたぁ…どんなもんやったがやろぅか…。



　「ゆずの宿」の周りは、秋の蝉が鳴きはじめ、稲穂は重そうにこうべを垂れて「実りの秋」真っ盛り。まだまだ夏バテ中の人も、もうとっくに食欲の秋という人も、温泉浸かって美味いもんがイチバンやき！へんしも来んといかんぜよ

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ひかりとかげ

　Ｒ５５沿いにある、ほんわかとひょうきんな景色…。



　手結の浜は往く夏を惜しみもって…アディダ～ス。



　かっちょえいエギゾーストノートにひかれて玄関前に出てみたら、１．２Ｌのスーパーバイクが！アシンメトリーなヘッドライトがアヴァンギャルドで素敵やね～。



　そのまんま目線を「ゆずの宿」の前の山にうつしたら、刻一刻と姿を変える光と影が絶妙のバランスで佇んぢゅう。



　日照り続きで、すっかり水量が減ってしもうた川面に映り込む深～い緑を見よったら、なにやら心にじ～んとくる。



　急峻な山々に囲まれた「ゆずの宿」界隈は、高知家の中ぢゃあ、う～んと日照時間が短いきに、こんな刹那の景色がドキッとするばぁ綺麗ながよ。



　景色に呆けゆうばぁぢゃあいかん！夕方からは安芸市のホテルタマイで観光関連の会議へ出席して、貴重な情報収集ぢゃ！



　時間早いめの宴会が済んで外へ出てみたら…、まだまだ明るぅて熱気ムンムン。さぁて不案内な安芸のお街で、これからどぅする～！

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村のこんまい祭り

　北川村納涼祭の当日は朝から雨模様…。そりゃあ日照り続きで待望の雨かもしれんけんど…、何ちゃあ今日によばんがやないかえ？



　この日はお祭りの開催を祝うて、県外からマドンナさんらぁも駆けつけてくれちょった。　　



　さてさて…、いつものようにアットホームな空気の中で、こんまい村のお祭りがはぢまったぜよ。



　なんとも長閑な総をどりやら…。



　定番の身内だらけ太鼓は、今回スペシャルバージョンで「雨乞い」をイメージしての夫婦打ち。



　いっつもどう転んだちメインの餅投げは、肩が出来ちゃあせんかったきに…、遠くに居った人にゃあ申し訳なかったちや



　熱中症注意のマダムらぁから…、明日の村を背負うていく若い子ちゃんらぁまで、みんなぁ汗だくでハッスルハッスル！



　お楽しみ抽選会で「ゆずの宿」の入浴招待券が当たった人も、残念ながら当たらんかった人も、みんなぁスッキリと汗を流しにおいでや～。

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こえるもの

　先日、「神の子」マー君こと東北楽天ゴールデンイーグルスの田中将大投手が、「神様、仏様、稲尾様」と崇められよった西鉄の稲尾和久投手の記録を越えて、その翌週もまた勝ち星を重ねさらなる高みへ突き進みゆうがぢゃ！



　私の娘と同学年の若者が打ち立てた大記録にただただ拍手。ついでにお盆の忙しい時期を頑張った自分に「プチご褒美」で、出勤前に「岩屋」のモーニング～。やけんど…、開店と同時に満席で、入口は履物だらけ…。景色を見るがも、ちくと遠慮気味でいかないかん。



　「神様をこえた神の子」もエラいけんど、ここ大山岬も波がエラいくで、高潮のたんびに、前の道に波が越えてきて大変ながよ。



　お目当てのホットサンドを頬張る頃合にゃあ、席も空いてきてえい感じに…。このお店、味も景色もホンマにオススメやきに、まぁいっぺん寄ってみて！ただし、お天気が良ぅて波が越えやぁせんときにしちょきよ。



　ほいたらマー君の大記録を祝うて花火でも…。



　残念ながら今年も奈半利の花火大会は、現地まで届かず独りで遠巻きに眺めることになったがよ…。



　クルマの中からやきにビールがないがァが、タマにキズやけんど、大輪が多いきに遠くからやち、なっかなか見応えがあるぜよ。



　「ゆずの宿」でも、もっともっとようけのハードルを越えて、これっぱぁ大輪の花を咲かさんといかんねや！

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磨崖仏（まがいぶつ）

　北川村役場の入口にさり気のう置いちゃあるビオトープ…。



　良ぅ見たらなっかなか手入れが行届ぃちょって、しかも可愛らしい緋メダカまでス～イスイ泳ぎゆう！



　けんどやっぱり涼しいがぁは、お馴染み「長山発電所」のドバ～～～ッ！！



　高規格道路を使わんずく、ちっくと時間を贅沢に使うたら、簡単にこんな景色が見られるきに、やっぱり田舎は凄いねや。



　建造物も歳月とともに自然に溶け込んでくるきに、出来てからもう何十年も経つ発電所らぁは、すっかり馴染んぢゅう。



　緑の水面を見よって唐突に「エメラルドの伝説」を思い出したぜよ。



　遠い日の君の幻を　追いかけても虚しい
　会いたい　君に会いたい…



　昔、中岡慎太郎が川に飛び込んで遊びよったといわれる高い岩場の半ばに有難い「磨崖仏（まがいぶつ）」があって、その傍で味わい深い古木が看護る様子は、夏にぼっちりのパワースポットやね～。



　ここから「ゆずの宿」までは、クルマで１０分ばぁやけんど、くねくね道やきに気をつけて来てよ～。

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なつの子ども

　私らぁの年代で夏休みの宿題言うたら、「なつの子ども」やったね～。



　もうえい歳やきに、うだる暑さをかわしかわし…、なるべく無理はせんようにしよったら…、こんな工作キットをみつけたぜよ。これ買うて帰って組み立てたら、かなり宿題捗りそうやね～。



　夏バテ予防いうたらやっぱり鰻！遅ればせながらこの夏やっと初鰻は、初めて行く「源内」っちゅうお店。「なつの子ども」の絵日記風に思うたまんまを書いてみるぜよ。



　お店のたてものはきっと昔はきっさ店か何かやったがァを直したがやないでしょうか。ていねいに串を打って焼かれゆうウナギを見よったら、ヨダレがでてきました。



　はじめはガラガラやったお店もウナギが焼けるころには満員になりました。お店の人がいっしょうけんめいに焼いてくれたウナギはすっごくおいしかったです。
　絵日記一日分出来たね～。



　更に暑さをかわして、いつものショッピングモールへ行ったら、平日にもかかわらず子どもで一杯！「おもてなしトイレ」も大忙しやね～。



　３５℃を超す猛暑日やきに涼しいくへ集まるがァは、わからんでもないけんど…、何か違うような…。この子らぁの絵日記はどんなになるがやろぅか。せめて一日（ひいとい）でも「ゆずの宿」へ来てくれたら…、絵日記のお手伝いはバッチリながやけんど…。



　帰りに娘の同級生のくへ寄って、涼しげな水菓子を買うた。ウチの娘が「なつの子ども」の頃から仲良ぅして貰いよった友達も彼女を含めて三人がもうすぐ結婚するがやと！みんなぁおめでとう！

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えひもせす～酔ひもせず～

　この日は「北川さんちのお台所」の三回目やったきに、急いでおむすび食べもって、早いめの出勤ぢゃ。



　三回目やきに、けっこう慣れてきて、開店予定時間よりも随分早ぅに準備が終わっちょって、めぼしい物はチェックアウトのお客様が買うきに、開店時間の前にだいぶ売れてしもうちゅう。



　きっといつかは…、「ゆずの宿」でもっと大きな売り場をかまえて毎日…。と、浅き夢見じ…。



　「いろはにほへとちりぬるをわかよたれそつねならむうゐのおくやまけふこえてあさきゆめみしゑひもせす」



　「いろは歌」の解釈いうたら、「匂いたつような色の花も散ってしまうがやに、この世で誰が不変で居れるかよ。いま現世を超越し、儚い夢を見たり、酔いに耽ったりせんとろう。」みたいに仏教の無常観をうとぅたもんやとする説が有力ぜよ。



　「匂いたつような色の花」は、夜空を彩る花火にも似ぃちょって、パァッと咲いてスッと消える…。



　閃光は、常に形を変えもって煌めいて…。



　儚い夢…、いんやそんなこたぁない！しこたま呑んで酔うて語って、こぢゃんとえいもんをこさえていきたいねや。

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はねまん

　暑さばぁが際立っちょった２０１３年のお盆も、何とか無事に済んで、蝉の声色もちっくと変わってきた。



　やっぱりこう暑いと温泉へぬくもりに来るお客さんも少のうて…、なっかなか「下駄箱一杯の幸せ」がやって来ん。



　下界へ行ったらＲ５５は結構混雑しよって、そこいらの道の駅らぁも賑うちゅうがやに…。なんか「ゆずの宿」は捨たっちゅう…。



　雲が広がって来たきに降るろうと思いよったら、降らんし…。



　とまぁネガティりよったら、ＦＢで知り合うたＹＧ生一族さんが只今売り出し中の「天然うなぎ白焼き」を食べに来てくれた！謝々謝々！どうもおおきに



　大好評やったＵＥ杉さんくの土佐鳳梨（パイナップル）も最後のワンピースをお出しして、今年は予定終了。そう言うたら今朝安芸駅で「はねまん…」ちゅうなんか高そうなマンゴー（実はハネもので普通よりゃあ安い）を見つけたきに、また調べてみようかね～。



　今年も高規格道路から奈半利町港まつりの花火を眺めることになったけんど…、最近は花火大会でトラブルが続きゆうみたいやきに、ぼっちりよえ（負け惜しみ）。

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ファイヤ～ダ～ンス

ファイアーダンス（火振り漁）

　8月21日は奈半利川で「鮎の火振り漁」が解禁されたがぢゃ！私もお客様をご案内しょうと思うて、朝からそわそわ…。とりあえず、虫除けスプレーをゲットぜよ。　かなり淋しゅうなっ...

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あれから一年…、今年も夏の終りが近付くころに、奈半利川ぢゃあ「火振り漁」が解禁されて、とびっきりアツい夜を迎えるがァです。



　今年は猛暑と少雨の影響で、川の水量が少のうてお目当ての落ち鮎も育ち具合がイマイチながやと…。



　このひと月ばぁは、ろくに雨も降っちゃあせんかったきに…、河原に残っちゅう初盆の送り火もこの夜の火振りも、なんか雨乞いの儀式みたいやったね～。



　古来から火はヒトにとって特別な存在で、他の動物と一線を画しちゅう理由やきに、事あるごとに火が使われるがよ。



　子どもの頃、手伝いで風呂を沸かすがに、薪をくべもってなにかに燃やしたりしたもんやったけんど…、なんか落ち着くえい時間やった。



　虫の鳴き声と遠くから聞こえる獣の鳴き声しか聴こえん山奥の静かな川に「ボウッ」と揺らめく松明を眺めよったら、暑さも時間も忘れてしまうぜよ。　



　この火振り漁は、九月一杯ばぁまでだいたい週イチのペースでやるみたいやきに、まだまだ見るチャンスはあるぜよ。漁の情報は「ゆずの宿」0887-37-2321まで問い合わせてよ～。



　この晩はイマイチやったけんど…、運が良かったら満天の星空の下で火振り…らぁいう滅多にないような贅沢が待ちゆうぜよ。

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夜モネ

　炎天下…と思いよったら、ゲリラ豪雨！見る見るウチに道路が冠水してエライことに…。今夜はモネで「夜間開園キャンドルの夕べ」があるがやけんど…、大丈夫やろぅか？



　らぁ言うて心配しゆうウチに小降りになって…、道路に映る景色がえい感じ。



　雨が上がったら、まるで早送りみたいに道路が乾いて元通り！やっぱり今年の夏は、ひと味もふた味も違うみたいや。



　どうもゲリラ豪雨は「ゆずの宿」界隈だっけやったみたいで、「夜モネ」は大盛況！１７～２１時のイヴェントで、北川村の人口１，５００人弱に匹敵するばぁの人が来てくれたらしい…。



　仕事を済ませて２０時に行ったがやけんど、それでも今までに見たことがないばぁの大盛況やったぜよ。



　ロマンチックな灯りにボゥと浮かび上がる庭園は、そりゃあえい雰囲気やったけんど…、ちっくと密度が高すぎかにゃあ…。



　個人的には、大好きなビオトープにもスポットをあてちゃりたい…。



　まぁけんど、これっぱぁ人が来てくれるっちゅうことは、嬉しいし、施設にゃあまだまだ潜在能力があるっちゅうことやきに、再生の遣り甲斐があるねや。なっかなか厳しい世間の目ェもあるがやけんど、キバって欲しいもんぢゃ。



　勿論「ゆずの宿」も同じ村の観光施設として一緒に頑張るきに、応援してつかぁさい

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