かみんぐ・す～ん

　四月中旬過ぎ…。いつもと変わらん感じで仕入れをしよったがやけんど、実はこの日は朝から結構リキが入っちょったがよ。



　この日、「ゆずの宿」の売店にやってきた新発売は「孫の手」ならぬ「熊の手」で、しかも伸びるがやって！



　人手不足で「猫の手」も借りたい「ゆずの宿」にゃあぼっちり持ってこいの品かもしれん。



　ふと気がついてみたら、宿のまわりにもあっちこっち真新しい「害獣ネット」が張られちゅう。もっともこりゃあ鹿やら猪に備えるもんぢゃきに、熊の手に遭うたらひとたまりもないろぅけんど…、まぁ安心しいや。ここいらに熊らぁ居らんきに。



　山間の温泉宿にも、ようやっと自販機の価格改定の波が到達したし、変わった啼き声の鳥さんやら、やたらとウルウルしちゅうわんこやら…。



　ほいでもって…、満を持してやってきたがァは、きっと誰もが何処かで見たようなお嬢様！



　「ゆずの宿」に似つかわしゅうないような重厚な機材に囲まれもってネクタイにマイクを装着されて、ひっとりテンパる湯魂おやじ…。



　仮眠ぐっすり、いや、カミング・ス～ンな謎解きは四日後の「みどりの日」にするきに、待ちよってよ～。

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毎日がスペシャル～Everyday is a special day～

　すわ、出勤と表に出たら、前の道で街路市しよったり、お遍路さんが歩きよったり…。



　端午の節句のお飾りもふといもんが出ちょったり、二週間の御無沙汰しちょった「北川産地…」やったり…。



　この日のオススメは、「ゆずの宿」サポーターのＹＭ田さんらぁが、持ってきてくれちょった「花山葵」やら「鉢植え」やら。



　もちろん、私も個人的になんぼか買わぃて貰うたがやけんど…、珍しいもんがこりゃあまっこと安い！



　特に「花山葵」は、アレルギー性鼻炎で苦しむ私にゃあ、鼻水鼻づまりを緩和してくれる強～い味方ながよね～。まぁ試しに漬物にしてやってみぃや～。



　花と葉があるということは…、もちろん所謂「本山葵」も！ご近所さんから特別にわけて貰うた貴重な天然物を今年はゴールデンウィークの特選素材と一緒にお出しするきに、最高の香りと味を是非に楽しんでつかぁさい！



　毎日がスペシャル　毎日がスペシャル
　Everyday is a special day
　毎日がスペシャル　毎日がスペシャル
　Everyday is a special day
　（「毎日がスペシャル」竹内まりあさん）



　ほかにもイロイロとスペシャルなことがようけあるきに、へんしも「ゆずの宿」へ来てみいや～！口惜しいけんど今やったら結構空いちゅうぜよ。

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さそわれて「ふらふ」ら

　小島赤鉄橋ふらふ飾りの続き～。



　「湯けむり会」の方々はじめ、地元有志の皆様のお陰で着々と作業は進んで、お昼前にゃあすっかりえい感じに仕上がってきたぜよ。



　今年は橋の手前から見てもわかるように、入り口の小高ぅなっちゅうくに、こまいめのふらふ二枚と吹流しと鯉のぼりをやってみたぜよ！



　うんうん。初日から大風が吹いてなっかなかえい感じや！これっぱぁ吹いたら橋ごとみしくられんように気をつけんといかんかも…。



　まっことお疲れ様でした。充分やないけんど…、まあまあ良かったら喰うちゃってつかぁさい。



　今年新たにふらふを持ってきて下さった人らぁも居って、全部で２０枚余り集まっちゅうがですけんど、スペースの都合で１６枚しかよう飾っちゃあせんがです。現在保留中のふらふも予備でお預かりしちょいて、また飾らせてもらいますきに、悪しからず…。



　誘われてふらふラ　乱されてユラユラ
　誘われてふらふラ　乱されてユラユラ
　（「誘われてフラメンコ」１９７５年、郷ひろみさん）



　さあさあ、みんなぁふらふに誘われてゴールデンウィークは「ゆずの宿」へ来んといかんぜよ～。

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こころのいろ～黄色いツバメ～

　いつものように「ヤシィ…」へ仕入れに寄ったら…、こりゃあこれで頑張っちゅう。



　今は二階が空家みたいやきに、思いきってこんなことも出来るみたいなことやろぅねぇ…。



　この時季は、鳥さんオンパレードばぁようけ居るきに、あっちこちで案山子を見かけるがやけんど…、私ゃあこう見えても昔っからの鳥類贔屓やきに、少々は大目にみちゃって欲しいぜよ。



　ちっくと恐い「鹿の角」やら「お花ソルト」やら…、カッパさんもなっかなか頑張っちゅう！



　やっぱりこの世の中、地道に研究して成果を積み上げていかんと結果は出せん…。ここは地道に「きたがわＡＬＵＫＵ」の応募箱でもこさえちょこうか…。



　風に舞う準備が整うた蒲公英やら、静かに満開を迎えちゅう八重桜やら…、奈半利川の川面と一緒で、湯魂おやじの心は微妙な色を映し出しちゅう。



　受話器の向こうから　聴こえる涙声
　君は誰にはぐれた～
　都会に舞う君は　黄色いツバメのようだね
　心を染めないで～
　（「心の色」中村雅俊さん）



　この詩が流行った頃は、まだ大学生やって「黄色いツバメ」が何やら知らんかった…。今やったら「ゆずの宿」の軒下にもようけ居って、観察し放題やきに、嘴の黄色い幼いツバメやとじっきにわかったぜよ。まぁ…、せられんことはせんようにして、心は染めんようにして、何とか前に進めるようにするぜよ。

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二年目のジンクス

　「モネ…」ぢゃあ前田博史さんの巡回展「山花」が開催中ぢゃ！



　一方、「ゆずの宿」でも「啼かず飛ばず」やったら淋しいきに、スイッチポンで良ぅ啼く小鳥の玩具を入荷したぜよ。



　今回はその外にもなっかなか可愛らしいもんが続々で…、思わずお買い上げ～。



　特に気に入ったがァが、このゾウさんのカスタネット！これって、なんかほんわかせんかよ？



　さぁてあくる日。去年初めて私の悲願が叶うて、小島赤鉄橋をふらふだらけにしたがやけんど、今年も無事に飾り付けをすることになったがよ。



　大体「二年目のジンクス」っちゅう言葉もあるきに…、ルーキーで大活躍した翌年は、あんまりパッせんみたいなことながやけんど…、こればっかりは今年も頑張って欲しいもんぢゃ。



　「二年目のジンクス」っちゅう表現は、特にプロスポーツで用いられることが多ぅて、理由は「気の緩み」やとか「頑張りすぎて疲れが残る」やとか「攻略法を研究される」やとか…イロイロ云うがやけんど、反対に鳴り物入りでデビューしちょいて「啼かず飛ばず」やったもんが二年目以降にはみかえることも良ぅあるきに、まぁ滅相気にせんでもえいことかもしれん。



　まぁまぁともかく…、今年もふらふを飾りましたきにみんなぁ「ゆずの宿」まで見においでよ～！

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…が黙ってない

　ただでさえ春先の行事と黄金週間に挟まれてお客様が少ないがやに…、お天気までイマイチで気が滅入ってくるちや…。



　はぢまったばぁの北川村だっけで完結するこんまいスタンプラリー「きたがわＡＬＵＫＵ（あるく）」も、盛り上がりはイマイチ…。



　こうやって私がかったし「ゆずの宿」付近をパトロールしよったち、ひとっちゃあ拉致があかん。



　黙って指を咥えちょったちいかんきに、お街はどうやろうかと偵察に行ったら、雨やったせいもあってショッピングモールは、エライ人出やった。ホールでしよった「モネ…」の体験コーナーも、まぁまぁのお客様で賑うちょった。



　ところで、四月からの新しいクールのテレビドラマで、私がひとっきわ元気さを感じたがァは、日テレ系水曜２２時の「花咲舞が黙ってない」やね～。



　朝ドラ「ごちそうさん」のキャラと勢いをまんま引っ張って熱演しゆう杏さんもえいし、「半…直…」で定着した池井戸潤さんの「中らずとも遠からず」な銀行業界の描写は、関係者でも部外者でもイケる感じで、ついつい引き込まれてしまうがよ…。



　お気に入りの雑貨屋さんは、いっつも見るばぁで申し訳ないがやけんど…、癒し系アイテムが満載で超オススメぜよ。ついでに夫婦で愛用しゆうＮＢ５０３も超オススメぢゃ！



　夕方、マッサージ機に深々と腰掛けて沈思黙考…。「黙っていない」キャラは、何かと損することが多いがやけんど…はてさて…。

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魚群が！

　端午の節句飾りに気がいっちよったがァは、どうやら私だっけやなかったみたいで、ふと気が付いたらテレビの脇にこんながァが！



　亡祖母の家の近くにある海岸公園ぢゃあ、去年からダイナミックなことになっちょって見るだけで誰ぢゃぁちワックワクしてくるがぜよ。



　珊瑚礁のある自慢の海岸から臨む雄大な水平線を見降ろす勇ましい魚群は、我が家に鯉のぼりやらふらふやらを飾れんかった私の無念を晴らしてくれゆうみたいに、イキイキと泳ぎゆうぜよ。



　いやぁまっことえい！なんぼ見よったち飽きんがやけんど…、まぁまぁ今日のところはこれっぱぁにしちょこうかね～。



　魚群を後にして、ほんの数キロ…１０分弱走ったら、ご存知「モネ…」。



　勿論ここで一番のウリは美しい庭園ながやけんど…、今やったらプラスアルファの楽しみも見逃したらいかんぜよ！



　もう既にみんなぁ知っちゅうとは思うがやけんど、「モネ…」のフローラルホールで五月十九日まで、天然写真家前田博史さんの巡回展「山花」がありゆうがよ！「モネ…」の入園料だけ払うたら後は無料で見られる気軽なシステムながやけんど、そりゃあもうこぢゃんとえいきに見ちょいた方が身のためぢゃ。



　素晴らしい作品に感動したら、もう後はどうぢゃちえいかもしれんけんど、もう一足伸ばして「ゆずの宿」へ来たら、もうチョイ感動すると思うきに、セットで頼むぜよ～。

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かやのそと

　雨上がりの小島赤鉄橋界隈は特に美しいがよね～。



　魚梁瀬森林鉄道遺産で最大の赤鉄橋を渡って上流に進みよったら１５分ばぁで「不動の滝」の入り口に着くがやけんど、その導入路がまっことえい感じや。　



　水溜りに映った青空やら、辺り一面の新緑やらに目を奪われもって歩いていきよったら、道の途中がナイロン製のネットで遮られちょった…。



　所謂「害獣ネット」っちゅうヤツやけんど、なんか子どもの頃に使いよった「蚊帳」を思い出したちや。パッと見「通行禁止」みたいな感じやけんど、蚊帳と一緒で捲り上げて入ったら「不動の滝」まで行けますきに安心してよ～。



　因みに道端の看板にゃあ「不動の滝、キャンプ場」と、ふたぁつ書いちゃあるけんど、キャンプ場は三年前の台風で流されてから閉鎖されたまんまやきに、めがけて来たちいかんぜよ。



　エアコンが普及したせいか…、日本ぢゃあ最近あんまり見かけんようになった蚊帳やけんど、世界的にみたら、今でも普遍的に使用されよって、野外や熱帯地方で活動するにゃあ重要な備品らしいきに、まだまだ「蚊帳の外」とはいかんみたいや。



　水田に映っちゅう山やら新緑は、ホンマに綺麗でなんぼ歩いたち飽きが来ん。ここやったら俗世間から「蚊帳の外」で癒されること請け合いやね～。



　こんな空気感を求めて「ゆずの宿」へわざわざ来ること自体が旅の目的で、繰り返しお泊りしてくれゆう有難いお客様もようけいらっしゃりますきに、まだまだ～～～ぜよ。

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皐幟（さつきのぼり）～おとと～

　安芸駅で偶然、二名様でボッチリばぁのお手頃なキンメを発見～！



　こうやって買い物カゴに入れたおととを見よったら…、この時季特有の「皐幟（さつきのぼり）」を連想したぜよ。



　高知県の場合（特に東部）、一般的な「こいのぼり」と一緒に大きな大漁旗のような「ふらふ」を飾る風習があって…、実は昔から憧れちょったがよね～。



　初孫が男子やきに、すは我が家にも！と思うたがやけんど…、家人に止められて私の野望はあえなく潰えたちや…。



　ウォーキング中に皐幟を飾っちゅうお家を探してみたがやけんど、思うたより少のうて…、障子の穴から覗くニャンコやらバレエの発表会やらはみつけたものの、こりゃあ旗日の国旗を探すより大変かもしれん。



　まあ田舎とは違うて、「住宅事情が厳しいきに飾るくが無い」がかもしれんけんど、それよりも心配ながは、やっぱり「少子高齢化」やろうかね～。



　「ゆずの宿」のある北川村でも「少子高齢化」は深刻ながやけんど、高知市内のここいらでも住民全体が歳をとってきて、核家族化が進んで子どもが戻んてこんきに、街がどんどん高齢化していきゆうがよ…。



　まあそれでも何とか頑張りゆうお家も何軒かはあるきに、応援しちゃって、みんなぁで子どもを大事に育てていかないかんぜよ！

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あまのいわや

　「ジャパ～ン」な原風景を眺めよったら心が和む。



　けんど…、花冷えが続くきかどうか、イマイチでんなぁ～。



　多分…、頭の中の信号はこんな感じやないろぅかと思いゆう…。



　スーパーで下がりもんを買うてから、夜の港の傍を抜けて社宅に戻んたら、サッと盛りかえて侘しい晩酌…。



　翌朝は雨に煙る海面に浮かんぢゅう謎の物体を訝りもって、久々の「岩屋モーニング」へレッツらゴ。



　外は雨やきに。さしずめ「あめのいわや」。何か「あまのいわと（「あまのいわや」とも云う）」みたいやけんど、このお店が休んだち別にそこいらが真っ暗にゃあならんし、消費税が上がったち５５０円やったモーニングＡセットは５８０円にしかなっちゃあせんきに、まあ安心しいや。



　勿論、セットのクォリティもそのまんまやし、素敵なカップも、サイフォンにとりこまれた水平線も…、ぜ～んぶ据置やきにやっぱり絶品ぜよ。



　雨のせいで閑古鳥が啼きよった「ゆずの宿」も夕方になってようよう賑うてきた。「との…チャレ…」もイッキに三名様が入って、お行儀良ぅに全員が成功！６月末までまっだまだやりゆうきに、みんなぁ来てよ～！

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