しゅうそく

　七月十日…。「特別警報」と「５０年に一度」っちゅうこぢゃんとふとい宣伝文句を引っさげて、沖縄～九州と猛威を振るぅた台風８号が、土佐湾へ来た！



　ちょうど三年ばぁ前…、台風６号で壊滅的な被害を受けた北川村やきに、ここは「集団的自衛権」やら「解釈変更」やら云わんと、伝統的な「専守防衛」で行かんといかん。



　雨は小康状態になっちゅうけんど、ダムの放流を受けて水嵩が増え、轟音を立てて流れる川…。けんど聞こえる「ホ～ホケキョ」とか、電線で翼を休めゆうツバメさんとか、数日前に風通しのえいマイホームをつくったコガネグモさんとか…。



　午後一時。テレビとかやと、高知県はこれから台風が再接近で特に警戒が必要みたいな話ながやけんど…、「ゆずの宿」の周りに居るこんまい予報官らぁは、どうも違う答えを出しちゅうような…。



　油断大敵、過信も禁物やけんど…、どうやらここでは台風８号の影響は、収束してきゆうような…。ほらほらお日様も顔出ししちゅうし。



　「しゅうそく」に漢字をあてたら、「収束（「収まる」「束ねる」っちゅう字面から、事態がある一定の状態に落ち着くこと）」と「終息（「終わる」「息」っちゅう字面から、事態が完全に終わること）」があって、似て非なる意味のコトバながよね～。



　湯魂おやじの座右の銘は「再生」やきに、「終息」は好かん！やっぱり「収束」からのギュィ～ンと伸びていく感じがぼっちりタイプぢゃ。けんどまぁ台風は「終息」しちょいてくれた方が助かるねや。

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