ゆうき凛々

飼い猫・田舎暮らし・作った物・趣味のこと
などなど。
まとまり無く、好き勝手なことを呟いていきます。

んーと……。

2010年11月11日 |  日記

先日、近所の百均で。
2、3歳(?)の女の子とそのお母さんがもめている(?)のに遭遇した。

お母さんは、ちょっと離れた位置にいる女の子に「それ、戻してきて!」と何やらイライラしたように命じていた。
見れば女の子は、小さな座布団のようなクッションを二つ抱えている。
お母さんは、どうやら「買うつもりはないので、元の場所に戻してくるように」と言っているらしい。

「二つとも返すのぉ?」とお母さんの怒った様子に気付いていないのか、普通の調子で訊く女の子。
「買わないって言ってるでしょ!返してきて!」とお母さん。
「ひとつだけぇ?」とまた可愛らしく訊く女の子。

と、お母さんは「もう!早く返してきてって言ってるでしょっ!!」と怒鳴って、さっさと先へ歩いていってしまった。

女の子は、慌てるでもなくおっとりと「二つともなのかなぁ?」と首を傾げながらも、クッションを元の場所に戻していた。

 

という流れを見て思ったのは………

「お母さん!子供の質問にはちゃんと答えようよ!!(怒)」

女の子は「二つとも戻すのか」「それともひとつなのか」を質問してるんだから、まずは「二つとも戻して」と質問にそった返事を返してあげようよ……。

「買わない」んだから当然「二つとも戻す」って、あの年齢の子にはまだ難しいんじゃないのかなぁ?
その二つが当然の流れとして繋がるんだ、っていうことは、ゆっくりと説明して(そしてそういう経験を何度も繰り返して)覚えさせていくことなんじゃないのかなぁ?
と思ったんだけどね。

まあ、私が見たのは一部なんだから、ここにいたるまでに、「二つ戻すの?」「二つとも戻してね」「ひとつ戻す?」「二つともって言ったよね?買わないんだから、二つとも戻すんだよ」「………二つ戻すの~?」「だから……二つとも戻すの!」なんていうやりとりが何度も繰り返された果て、だったのかもしれないけどね(^^;。(子供って同じこと繰り返して訊いたりするしね)

 

うちの子達が小さい頃、たぶん育児雑誌で読んだんだけど…

物や言葉を覚えたての小さい子は、その確認をしたがるのだそうで。
いろんな物を指さしたりしてその物の名前を言ったり、同じ絵本を何度も読んで欲しがったり、同じビデオやDVDを何度も見たがるのもそれなんだとか。
リンゴならリンゴを指して、(これ、りんごだよね?)と自分の知識が間違っていないという確認をするために「りんご!」と言うんだって。 

小さい子の相手に慣れている人は、上に書いたことを知識として知らなくても、子供が犬を指して「わんわん!」と言ったら、「そうだねー。わんわんいるねー」と言ってあげられるんだけど、子供に慣れていない大人は、間違った対応になることがある。

あー。子供が小さかった頃の旦那がそうなんだけどね。
対象が犬とかなら、まだいいんだけど。
コンビニで「アイス!」とか「チョコ!!」とか子供が指さしてその物の名前を言うと、「今日は買わないよ」と返事をしてしまっていた。

ある程度大きくなった子供なら、お菓子が欲しいからって「チョコー!」って言うんだけどね。
2歳ぐらいの子だと、ただ確認してるだけだったりするんだよね。
「チョコ!」と言葉にしたことに、イコール「チョコが欲しい!」「買って!」なんて意味は含まれていなくて、ただ単に「あれってチョコだよね?私、知ってるもん!」と言ってるだけなんだって。
だから「ホントだ。チョコだね」と言ってあげれば満足してそれで終わるのに、大人の感覚で「チョコ!」と言ったイコール「買って欲しい!」なんだな?と考えて「買わないよ」と答えてしまうと、子供には理解して貰えなかった不満が残って、なんども「チョコ!」「チョコぉ!!」と叫ぶことになる……らしい。
(んで泣き叫ぶからって買ってやってると、「チョコ!」と泣き叫べば買って貰える、とインプットすることになっちゃうんだぜ!)

※子供達が中学生くらいになって、この話をしてからは、子供達が何かが欲しいという意味を込めてその物の名前を言っても「そうだねー。○○だねー!(笑)」と言ってかわすことにしてるけどね(笑) 

ま。要するに。
3歳くらいまでの子供の言葉には、もっと直球で返事をしてあげて欲しいなーと。
大人の会話ではひとつの言葉に他の意味が含まれていることが当然になっている場合があるから、その意味を汲み取った返事を返すことが普通だけど。
つーか、あんまり直球でばかり返すと、大人としては会話が噛み合わなくなるんだけどね(^^;
小さい子の言葉には、まずは直球で返してあげて欲しいなーと。

 

これを書いてて、またちょっと違う、ある親子の会話を思い出した。

十数年前だけど……
とある郊外の大型スーパーで。
こちらも2歳くらいの小さな子が、お母さんに怒られていた。
「スーパー内で騒ぐな!」と。
確かにその子、大声を出して走り回っていたんで、母親が窘めるのは正しいんだけど。
(つっても、ひろーいスーパーで、お客さんはまばらだったから、そこまで気にならない程度だったんだけどね)

正直、子供が騒いでいた声より、怒鳴ってるお母さんのヒステリックな声の方がうるさかった。
そしてその内容が………
「あんたねっ!ひと(他人)の迷惑ってもんがわからないのっ!?周りのことを考えて動きなさいよねっ!!こういう人(迷惑をかけられると困る人の例)もいるんだからさ!」(グダグダグダ……と、ほぼこの内容の繰り返し)

んで、いやいやいや!と思ってしまいました。
だって相手は2歳くらいの子だよ?
人様への迷惑って……あなた。
まだわかる年齢じゃないだろ?
子供を叱るにも、年齢に合わせた言葉とやり方でないと、全然意味ないぞ!
まずあんた(母親)が、もう少し育児について勉強しようね……

と思った出来事でした。

 

ま。

他人にエラそーに言えるほど、自分がちゃんと子育て出来たかっちゅーと、自信はないので、どちらにも何も言わなかったけどねー(^^;