我が家は築10年ほどなのですが、当初から庭に出入りするキジトラ一族がいました。
母猫は分からないのですが、最初に出没したのは、子ども猫かごく若い成猫だった三きょうだい。
とても可愛くて人懐っこくて、その頃はまだ猫を飼っていなかった我が家、この三きょうだいをとても可愛がっていました。尻尾が短くてふわふわの「ふわふわちゃん」、かぎ尻尾の「まがりちゃん」、ちょっとタレ目の「こまりちゃん」の3匹。
この3きょうだい、力を合わせてハトを捕まえたりいろいろしてくれましたが、その後紆余曲折があって、「まがりちゃん」だけになりました。まがりちゃんは近所で世話になりながら子猫を産み、でもその数匹いた子猫も「ちびにゃん」だけになりました。
何度もこの一族を飼いたいと思いましたが、毎日来るわけでもない、ということはつまり、世話をしているか飼っている人がいるわけで、その家も知ってるし、それを勝手につかまえてしまうこともできず。
まがりちゃん、こまりちゃんはそれぞれいつのまにか、家猫にしてもらえたらしく、忘れた頃にふいに現れるだけになりました。
そして、ちびにゃんだけが今も時々来ます。
やはり近所の飼い猫(外猫)のようで、1週間見なかったらいきなり丸々と太ってました。
特別なパトロン宅でも見つけたのかな?
この子もいつのまにかイヤーカットしていました。
つまり、我が家に現れるキジトラ一族は、この子より下はいない、というわけです。
喜ばしいけどちょっと寂しいです。
ちびにゃん、また来てね。