我が家の庭には以前はいろいろな馴染みの猫がきていました。
耳カットのあるちびにゃんは、キジトラファミリーで外を出歩いている最後のひとり。近所にお家のある子です。お母さん(まがりちゃん)、きょうだい(こまりちゃん、ふわふわちゃん)と良く来ていましたが、まがりちゃんはいつの間にかどこかの家ネコになり、こまりちゃんは
冬、久しぶりに現れたときはケガか病気で痩せ、アゴのキズから血が出ている状態でした。一時期頻繁に現れて、待ってくれている時もあったので、シニア療養用の高栄養ペーストやエナジーちゅーるを食べたいだけあげて保護できるタイミングを狙いましたが、パタっと姿を見せなくなりました。高栄養ペーストも食べなくなり、大好きなエナジーちゅーる少し残してふらりと立ち去り、向かいの家の日当たりの良い駐車場でしばらく過ごしてから、いつも帰る道を歩いて行った姿が最後に見たこまりちゃんの姿でした。遊びに来ることは少ない子だったので、確実にどこかでお世話になっているか、飼われている子だったはず。ケガが病気で見捨てられてしまって、困った末に昔馴染みの我が家に来たのでしょうか。そうだとすれば本当に酷いことをと思います。
ふわふわちゃんはいちばんの器量良しでしたが、やはりどこかでお世話されている猫でした。こちらもある日怪我をした姿を見かけて、あっと思ったその日以降姿を見ることはありませんでした。
このほかに
いかにも貫禄のある「ちゃにゃん」と、そっくりさんで多分飼い猫の「にせちゃにゃん」、冒頭のちびにゃんが最近の固定客でした。
茶トラのふたりは仲悪でしたが、もしかすると、この界隈の番長だったのかもしれない。最近この2人のうちどちらかが交通事故(近所の人談)にあい、どちらも姿が見えなくなったら、やたらと新顔の猫が来るんです。
いちばん新顔のクリーム系シマのブルーアイの子は、身体が若干汚れてバサバサしています。
小熊のように体格の良い黒猫は、たぶん飼い猫。
まだ小柄で可愛らしいキジシロ。
とぼけた感じの茶シロ。
なんでこんなに突然新顔が続々と来るのでしょう。
いちばん古株のちびにゃんは臆病な猫なので、ビクビクしてしまってかわいそう。
それに、ちびにゃんのファミリーやちゃにゃんを一切嫌がらなかった我が家のしろねこちゃんが、新顔たちのことは全員NGのようです。
どの猫もかわいいし、庭で見かければ話しかけるし昼寝していってくれても構わないけど、でも猫はお家の中で、一生大切に飼ってあげてほしい。
続々登場の新顔達に、複雑な思いの私なのでした。