「丸直」さんの八角箸を使えば何でもつかめる。
なんて聞いたことがありました。
そして食事を口に運べば、口当たりは優しくて吸い付くような滑らかさだと。
丸直さんの工場も、しらさぎ森林公園からほど近く、一日の旅程を組むには便利な所です。
実は先週の水曜日は、
長岡花火館 → しらさぎ森林公園 → アジサイの寺光照寺 → 孫四郎そば → 諏訪田製作所 → 丸直 → イングリッシュガーデン → 買い物して帰宅
と欲張りな日程を軽々とこなしたんです。
あっという間に丸直さんに到着しました(^^)
昨日紹介したSUWADAさんの爪切りと同じく1膳で10,000円もするので、ちょっと手が出ないのは承知しています。
人生の節目の記念日とか、大切な方へのご贈答品にとかでもないとちょっと無理。
でも見てみたい。
意を決してドアを開けてみました。
(ドアの取っ手も箸の形をしていました)
「買えないと思うけれど見せてください💦」
なんて、言い訳しながら、、、
その言葉を受け入れながらも係のお姉さんが一膳ごとに丁寧な説明をしてくださいました(^^)
以前、訪問したときのかすかな記憶では、高いので10,000円と思っていたのですが、何と18,700円なんてものもありました。
箸ですよ。箸。
されど箸。
毎日、必ず3回はお世話になる代物。
10年使えば3,650回、30年使えば10,000回を超えます。
1回あたり1.87円。
その大切な食事をより充実させたいと考えたら安いものかもしれませんね。
この18,700円の箸は16角箸でした(;^_^A
8角だけでも驚きなのに16角ですよ。
磨きに倍の時間がかかるのでしょうね。
しかも、途中は円に仕上げてありました。
持つところと挟むところが16面体なのです。
そして、先端の太さは1.8mm。
人間技とは思えない、
スゴ技の極みですね。
このスゴ技を習得している職人さんは技術者集団の丸直さんでも数人しかいないのだとか、
とても、とても、宣言通り買うことはできません・・・
が、
隣で相方が
「ちょうど壊れてしまったんだよねー」なんて言うものだから、どうしたものか。
店内の一番安い箸を見つけました^^;
3,300円。
(老い先短いので10年使っていただければ1食あたり1円になります)
やむやむ、お買い上げすることにしました( ;∀;)
「この中からお好みの箸をえらんでください(^^)」
一番安い箸なのにお姉さん、きっちりと包装してくださいましたよ(^^)
「先端が欠けてしまったり壊れたら削りなおしますのでお持ちくださいね(^^)」
多少のことならメンテナンスもできるんだ!!
一生モノと考えてもいいんですね(^^)
そして工場見学。
諏訪田製作所さんと同じく整然と整理された工場内で黙々と集中した職人さんたちが真剣なまなざしで作業をされていましたよ。
良いものを作る工場って余計なものはない。
整然とした空間になっているんだと、つくづく思い知らされました。
人生を反省したいと思います。
箸の材料はとても硬い木を使っているのだそうです。
黒檀(こくたん)、青黒檀(あおこくたん)、紫檀(したん)、スネークウッド、リグナムバイタなど。
とにかく硬い材質なのだそうです。
無理は承知で作ってみたくなりました。
4面体くらいなら、、、^^; @ yunotani kenpo .j.hoshi
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