終には覚むる 夢の世の中 

組織や団体等には一切所属致しておりませんが、日蓮聖人の法華経信奉者です。日々の所感の記録・備忘録として活用させて頂きます

人間は みずからの行為には、完全な責を負うのである カント

2013-10-13 07:34:27 | 日蓮聖人・本来の姿に戻ろう!
弘の六に云く、

和光の下、身を現ずるを釈するなり。
四住の塵に同じ、
処処に縁を結び、浄土の因を作し、
利物の始めと為す、

衆生機熟して八相成道す、
身を見、法を聞き、
終に実益に至る文

  (一代五時継図)

     日蓮




10月13日は、日蓮聖人のご命日に当たります。
入滅という相を示され・滅不滅のない仏になられた
喜びの日です。

弘安五年(1282年)、病の療養と御父母のお墓参りの為、
身延山を出立なされた日蓮聖人は、
武蔵の国・池上宗仲邸にて御入滅なされました。
御入滅の折には、時ならぬ桜の花が咲き誇ったと伝えられます。

経文通りの苦難に満ちたご生涯は法華経の真価の証明であり・
その生命は末法に生きる法華経行者の亀鑑として、
今も力強く脈打っているのです。


いかなる人の知識も、
その人の経験を超えるものではない

ジョン・ロック

驚異は全哲学の、探求は進歩の、無視は終わりのはじまり

モンテーニュ

   


日蓮聖人のお心・法華経の深淵から離れ・
抑圧され・苦しみに身を潜める人々の頂を踏みつけにしたまま
花をあしらい、人を集めてどれ程立派な儀式を催したとて、
軽薄さを払拭することはできません。
この善き日に
心を込めた読経・唱題でお祝いさせて頂こうと思います。

  南無妙法蓮華経・合掌


日蓮生まれし時よりいまに
一日片時もこころやすき事はなし。

此の法華経の題目を弘めんと思ふばかりなり。 
   
   (上野殿御返事)


仏陀記して云く

「後の五百歳に法華経の行者有りて
 諸の無智の者の為に必ず悪口罵詈・刀杖瓦石・
 流罪死罪せられん」 等云々。

日蓮無くば 釈迦・多宝・十方の諸仏の未来記は
当に大妄語なるべきなり。

   (真言諸宗違目)


経文の如くならば、
末法の法華経の行者は人に悪(にく)まれる程に持つを
実の大乗の僧とす。又、経を弘めて人を利益する法師なり。

人に吉(よ)しと思はれ、人の心に随ひて貴しと思われん僧
をば、法華経のかたき世間の悪知識なりと思ふべし

   (法華初心成仏抄)


利己的でない動機からなされた行為に

尊敬の念を感じるのは、

私心のない動機から行動せよという

要求があるからである

    カント


日蓮を信ずるやうなりし者どもが、日蓮がかくなれば
疑ををこして法華経をすつるのみならず、
かへりて日蓮を教訓して我賢しと思はん僻人等が、
念仏者よりも久しく阿鼻地獄にあらん事、
不便とも申す計りなし。 
~日蓮御房は師匠にておはせども余りにこは(剛)し、
我等はやはらかに法華経を弘むべしと云はんは、
蛍火が日月をわらひ、蟻塚が華山をくだし、
井江が河海をあなづり、烏鵲が鸞鳳を
わらふなるべし、わらふなるべし。

   (佐渡御書)


人間の構想力は、明るい光のもとよりも、

暗がりのうちでしっかりと働くものだからだ

   カント


総じて日蓮が弟子檀那等、自他彼此の心なく
水魚の思を成して、
異体同心にして南無妙法蓮華経と唱え奉る処を、
生死一大事の血脈とは云ふなり

   (生死一大事血脈抄)


末法にして妙法蓮華経の五字を弘めん者は
男女はきらふべからず、皆地涌の菩薩の出現に非ずんば
唱へがたき題目なり。
日蓮一人はじめは南無妙法蓮華経と唱へしが、
二人三人百人と次第に唱へつたふるなり。
未来も又しかなるべし。
是あに地涌の菩薩の義に非ずや。

   (諸法実相抄)




欲望はせっかちに進むために

足がもつれて躓くので、

道義はやがて欲望に追いつくだろう

   カント



法華経の名号を持つ人は、
一生乃至過去遠遠劫の黒業の漆変じて
白業の大善となる。
いわうや無始の善根変じて金色となり候なり。

   (妙法尼御前御返事)


浅き罪ならば我よりゆるして功徳を得さすべし。
重きあやまちならば
信心をはげまして消滅さすべし

   (阿仏房御前御返事)


法とは 事物の本性に適う不変の秩序

   カント


法華経は四十余年の諸経を一経に収めて
十方世界の三身円満の諸仏をあつめて、
釈迦一仏の分身の諸仏と談ずる故に、
一仏一切仏にして妙法の二字に諸仏皆収まれり。
故に妙法蓮華経の五字を唱ふる功徳莫大なり。

   (唱法華題目抄)


人生は道路のようなものだ。

一番の近道はたいてい一番悪い道だ

  ベーコン


後生のたのもしさ申すばかりなし、

此れより後も、いかなる事ありとも・少しもたゆむ事なかれ。

  (兵衛志殿御返事)


しばらくの苦こそ候とも、ついには・たのしかるべし

  (上野殿御返事)


    日蓮 

偶然は、
準備のできていない人を助けない
    
  パスツール

 

  南無妙法蓮華経