終には覚むる 夢の世の中 

組織や団体等には一切所属致しておりませんが、日蓮聖人の法華経信奉者です。日々の所感の記録・備忘録として活用させて頂きます

御三師が命を捨てて示されお勧め下さったものは、智恵才覚ではない Mr.Mount-hat

2014-11-02 09:13:06 | 亡国
人がもしも
善または悪の行ないをなすならば、
かれは
自分の行なった一つ一つの業の相続者
となる。

ジョーティダーサ長老


昼夜は過ぎ行き
生命はそこなわれ、
死すべき人間の寿命は尽きるー
小川の水のように。

しかしながら愚かな者は、
悪い行ないをしておきながら、
気がつかない。

あとになって、
彼には苦痛が起る。

なぜならば、
かれには悪い報いが起るからである。

ヘーランニャカーニ長老

…仏弟子の告白  テーラガーター
中村現 訳  岩波文庫

     ~ー~ー~ー~ー~



世間のことわざにも 一は万が母といへり。
此等の道理を知らずや、
所詮実相の理の背契を論ぜよ、

強ちに多少を執する事なかれ。


夫れ妙法蓮華経とは 一切衆生の仏性なり。
仏性とは法性なり、
法性とは菩提なり、


上は非想の雲の上、
下は那落の炎の底まで
所有(あらゆる)一切衆生の備うる所の
仏性を
妙法蓮華経とは名くるなり。

聖愚問答抄  日蓮


生涯幾くならず思へば、
一夜のかりの宿を忘れて
幾かの名利をか得ん、

又得たりとも是れ夢の中の栄へ
珍しからぬ楽しみなり。

持妙法華問答抄  日蓮


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


◆池田整治 
公式HP: http://ikedaseiji.info/



目覚めよ日本人!「戦略的思考」のすすめ

戦後日本は、軍事関連事項がタブー視され、戦略的思考も封印されてきました。

封印されて来たという事実さえも、意識にあがらないようにされてきました。
そこには、日本を永久に支配下に置き、そこから常にお金を搾り取ろうという、世界金融支配体制の意図があります。

日本が蘇るためには、その歴史的事実をまずしっかり確認することです。

言うまでもなく、昭和20年(1945年)9月2日の「敗戦」調印式は、「休戦」条約です。
これ以降、1951年9月8日に調印されたサンフランシスコ講和条約で独立が回復するまでは、国連軍、実態は米軍による占領であり、日本改造のための巧妙な軍事支配に他ならなかったのです。

この間に、占領間に被占領国の法律の改正等を禁じたハーグ国際条約を無視して、国体の基本となる憲法さえ変えてしまいました。

そして、同じ日本人として戦った在日韓国人・朝鮮人を「戦勝国人」として認定し、特権を与え、植民地と同じような「間接支配」さえ行いました。

係争が起こったときに、米軍が調停役として、日本人に好印象を与えるためです。

また、徹底した「戦争贖罪」を刷り込み、戦勝国・戦勝国人の海の中で、永久に「慰謝料」を払い続ける戦後レジーム体制を構築してしまいました。

このように彼らに利益をもたらす戦後体制の保障が実は在日米軍の永久駐留の真の意義なのです。
こういう「戦略的思考」が日本人の頭の中から排除されているのです。

さて、講和条約では「占領軍は締結後90日以内にすみやかに日本の領域から出ること」と明記されています。

実は、7年間の米軍駐留間に約3万人の婦女子が暴行を受けたといいます。
全くの泣き寝入りです。治外法権下の外国軍の駐留とはそういうものなのです。

今ではまだ戦争状態にある韓国を除き、米軍が駐留しているのはアジアで日本だけです。
戦後60年経ち、しかも先進諸国の日本に占領に引き続き外国軍が駐留していることの奇妙ささえ感じないほど、日本人の意識は異常になっているのです。

いずれにせよ、調印で全日本人が独立・主権回復を喜びました。
しかし、それもつかの間の糠喜びでした。

日本の全権代表・吉田首相が下士官クラブに「連行」され、
「米国が欲する軍隊を、米国が欲する時と場所に配置する権利」
をうたった日米安保条約「地位協定」にサインさせられました。

まさに屈辱の占領政策が継続されたわけです。

現代では、漸くGHQの陰湿な日本人弱体化の企図が一部あらわにされてきました。
特に日本の「歴史」をキチンと教えないことによる、日本人自身のアイデンティティの喪失が問題化されてきました。

「自らの歴史を失った民族は滅びる」という格言通りに、現代日本が陥ってしまっていることも指摘されています。

私は、その歴史的思考も含めて、戦後「兵法的思考」「戦略的思考」を抹消させることにより、完璧に操り人形状態に日本人をおとし込めてきたのではないかとこのごろますます確信を持つようになりました。


実例で見てみましょう。

兵法の基本は、敵と我をしっかり知ることから始まります。

日露戦争は、白人の500年にわたる有色人種に対する植民地化の流れを変えた人類史に残る名戦だったと思います。

もし、日本が敗れていたら、白人による世界の武力による略奪が完了し、未だ世界は白人支配の植民地体制が維持されていたかも知れません。

さて、敵は、世界最強の陸軍国ロシア。
欧州の本国には日本軍の15倍以上の陸軍がいます。

海軍も遠征してくるバルチック艦隊とウラジオストック艦隊が合一すれば、軍事上の「優勝劣敗の法則」からも日本の連合艦隊の勝利はなくなってきます。

しかも、資源のない日本は、鍛えに鍛えた精鋭の現有戦力で、いわば「一発勝負」でケリをつけなければなりません。

江戸時代からの右脳教育で育った明治の指導者達は、この「状況」、つまり「敵」と「我」とそれを取り囲む「世界情勢」「軍事情勢」を、鳥瞰図のごとく全体的かつ克明に把握できていました。

そして、陸軍も海軍も全力でロシア軍を「各個撃破」するとともに、戦いの火ぶたの前に、既に「終戦の道のり」を米国との間でつくっていました。

これらの活動をしっかり同盟国・英国に支えてもらいました。

具体的には、陸軍は派遣されている極東ロシア軍と本国の大陸軍を分断しました。
明石大佐に大金の工作費を持たせてロシアの革命家達を支援させて、不穏な社会情勢を作為し、本国の陸軍が極東に派遣できないようにしたのです。

また、本国のバルチック艦隊が極東に回航するまで旅順の要塞港に逃げ込んだ極東ウラジオストック艦隊に対しては、陸海軍が共同して、203高地を陸軍が奪取したのち、ここに観測機関を設けて、砲撃により同艦隊を各個撃破しました。

そして長途回航してきたバルチック艦隊を、日本海海戦で各個に殲滅しました。
この回航にしても、英国等に依頼し、寄港地で十分な補給・休養等がとれないようにしました。
いわば戦う前に疲労困憊の状態にしたのです。

つまり、日露戦争は、
「彼を知り己を知らば、百戦殆うからず」
で戦ったのです。


次に、大東亜戦争はどうだったでしょうか?

もともと、日本、特に陸軍には米国と戦う意志も計画もありませんでした。
当時は、米国からの石油や資源の輸入で日本の産業等が成り立っていましたから当然です。

日本陸軍の仮想敵国は「ソ連」でした。
地政学上もソ連の脅威さえ無くせば日本は安泰でした。
それ故に、中間地域に「満州国」を設立したのです。

にも関わらず、何故、日米が戦うようになったのかは、最近では外交文書の年数経過に伴う情報開示と、ソ連崩壊に伴う共産党機密文書「ヴェノナ文書」の解明等によって、米国側の「企図」=「都合」で対日戦争に持ち込んだことが明らかになっています。

今では、日本を対米戦に引き込むための工作をまとめたマッカラムメモランダム、つまり日本で育ち日本人の心情を知悉したマッカラム少佐による対日参戦工作八箇条も明らかになっています。

要するに、「我」が、石油半年分の備蓄しかないのは、よくわかっていました。
しかし、「敵」の能力、さらに「企図」がわかっていません。

米国太平洋艦隊の西太平洋から日本列島への大遠征=示威行動などの「欺騙」(自己の活動を有利にするために行う騙しの活動)に乗ってしまい、ハワイを奇襲しました。

何故、山本五十六元帥がハワイを奇襲したのかも、いろいろと異論が出ています。
中には、対米戦争への先導役とする見方もあります。

どうして「いたされた(相手が有利になるように我の行動が誘導される)」のか?

それは、明治新政府の欧米主義一辺倒の教育により、日本の指導者たちが左脳優性となって、物事を平面的に眼前の局所のみで把握するようになってしまった。

つまり右脳的に、鳥瞰図的に全体像を把握することができず、眼前の敵に猪突猛進、向かっていってしまった、と思えてなりません。

つまり、先の大戦は、
「彼を知らずして己を知らば、一勝一負す」
で戦ったのです。

だから当初勝利したものの、態勢を整えた米軍の圧倒的戦力の前に殲滅させられました。
敵となったソ連に仲介を依頼するほどですから、終戦を見積もった全体的な作戦計画などあるはずもありません。

●世界金融支配体制と無知な日本人

そして、本題である現代はどうでしょうか?

現代は、「経済戦争」とも言われております。
国家間の戦争と違い、国家の枠を超えた「敵」と「我」、そして「状況」をしっかり分析しなければ、完璧に負けるでしょう。

しかも、こういう思考そのものが欠落していればなおさらです。

現代日本丸は、
「彼を知らず己を知らざれば、戦う毎に必ず殆うし」
で、熾烈な国際社会という嵐に乗り出していると言えます。

現代における「彼(敵)」とは何なのか。
それは、国家を超えて裏から操る世界金融支配体制に他なりません。

戦後の基本構造の上で、石油・薬・武器・農業・原発等々の世界的企業を使って、放射能・石油化学物質・遺伝子組み換え食品・電磁波等で日本人のDNAを傷つけながら、お金を奪っています。

例えば、薬代だけでも年10兆円がロックフェラー関連企業に海を越えて行っています。
渡って行くお金もさることながら、この金額から考えると莫大な薬害も被っていることに気づかなければなりません。

このままでは、戦後の3代で日本人はかなりの割合で人口削減されかねません。

でも、大丈夫。
お母さんがしっかり目覚めて、しっかりご家族、特にお子様に口養生させることです。

そうです。まずはサバイバル時代と認識することです。

その目覚めた一人一人の行動が、やがて社会運動になり、 日本人が目覚め、世界が変わります。

人類最後の希望。
日本人の覚醒が今求められているのです。
転載以上

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再掲【スイスという永世中立覇権国 引き継がれる簿外資金】

http://jfcoach.blog49.fc2.com/blog-entry-244.html#comment1516

と様
貴殿の混乱の原因は、以下の3点と推察します。 
1.モンロー主義=欧州との決別、ドル国際基軸通貨=欧州を含む世界経済との係わり。となり2事象が矛盾するのではないか? 
2.世界の警察官たる超大国アメリカである為には軍事力を維持すべきなのに、何故北大西洋条約機構に於いて米国は引き込まれたという表現になるのか? 
3.日本国は米国の属国扱いと言われるのに、何故公家システムはベルベット・ファシズムとの絡みが歴史的に強い証拠が多いのか? 

1.モンロー主義を過去の時代において定義すれば『独自の工業発展による欧州勢力との決別』となりますが、ここで言う欧州勢力とは、欧州に於いて革命を企て、その裏側では王家と婚姻し、革命後の実権を握って行った勢力の事です。
つまり、欧州経済との決別ではなく、欧州全体に影響力を及ばす様になった陰謀集団との決別を意味しております。
従って現代に於いては、各国経済に入り込んだ経済テロ集団の撃退であり、欧州経済と付き合わないと言う意味ではありません。
経済テロ集団とは、現況国際秩序であるドル国際通貨基軸に反する動きの事で、この動きに伴う国際間資金移動をマネーロンダリングと定義するのです。 

2.英、仏が北大西洋条約機構に米国を巻き込んだのは前述の通りです。
つまり東欧における混乱を鎮める為に米国軍事力を利用した訳です。
その上でソ連邦を共産主義国としてロシア革命により乗っ取り、米国の対立国に仕立て上げた。
この時代が米ソ冷戦時代であり、この演出は1に於いて述べた欧州内陰謀集団によってなされた訳です。
現在米軍の影響力が弱まっているかに見えるのは、こうしたマッチポンプに乗せられて、米国民の税金で、米軍を出動させるケースが減ってきていると言う事です。
従って一番の痛手は、軍産複合体と言われる、米国内にも大きな影響力を築いてきた欧州内陰謀集団です。 

3.日本国が前述陰謀集団と内通してきた時代がWW2の遥か前からです。
近代になって初めてそれを改正させられつつあり、米国の影響力が強くなり始めた訳です。時代で言うなら明治期終盤、大正、昭和初期からです。
公家システムが5摂家体制の次の時代に移ったのも同時期です。
それでも既得権益者の抵抗は続いており、未だ民主化への過渡期に在るのです。
しかし一度に日本国の既得権益システムをゼロにすれば、欧州内陰謀勢力にとっておいしい餌になってしまいます。
利権の面で彼らと癒着しつつも、免疫の役割を果たしているのが現況公家システムと御理解下さい。解決策は欧州内陰謀勢力にも公家既得権益勢力にも打ち勝てる善玉菌(日本産の機関産業、製造業を主体とした総合企業)を育てる事です。
僕たちは偏執狂者たちによって、偏執狂者の目的を成就するために支配されている。 (ジョン・レノン、動画のURL:http://youtu.be/8t5awfxTbmM)
 

引用ここまで


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17年前日本政府から“償い金”を受け取った元慰安婦、韓国で「金を受け取るな」「売春婦」と叩かれ孤独死



http://blog.goo.ne.jp/toki_1/c/57cc34fc2ce9da423a2f9d2864e5161c
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出身の俺が いろいろ教えるよ


http://sonicch.com/archives/16652765.html



26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/30(金) 14:59:08.50 ID:+Fe3z6Xw0

利権だかなんだか知らんが、税金でうまい暮らししてるって認識でおk? 
もし違うとしたらおまいさんの見解を聞かせて欲しい 



34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/30(金) 15:04:23.94 ID:Pd5BiGVf0

>>26 
ちとながくなるけど 
まず内に小さな道路が通されることがあるとする 
その道路は全ての住宅に沿うように建てられて 
少しずつ民家にかすって行く 
そのためその民家に国が移動費と土地代を払う 
そのお金は通常の数倍の値段 
しかも国の事業だから税金はかなり安いまたは無いくらい 




108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/30(金) 15:51:30.69 ID:bnDqbzK70

在日にしろ被差別にしろ 
差別されることをネタにして金を稼ぐ奴がいつまでも要るから 
白い目で見られることが消えないんだよな 
この時代の先進国なら数十年黙ってれば差別なんてすぐ無くなるわ 
先祖がどうなんてネガティブな意味で探る奴今はいないし 



114:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/30(金) 15:55:42.10 ID:Pd5BiGVf0

>>108 
その通りだと思う 
家の親父もそう言う浅ましい金が嫌いだからかなり昔に団体抜けたしね 

引用ここまで






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1 コメント

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真善美の探究【真善美育維】 (阿頼耶識)
2014-11-02 14:44:05
【真理と自然観】

《真理》

結論から言って, 真偽は人様々ではない。これは誰一人抗うことの出来ない真理によって保たれる。

“ある時, 何の脈絡もなく私は次のように友人に尋ねた。歪みなき真理は何処にあるのか, と。すると友人は, 何の躊躇もなく私の背後を指差したのである。”

私の背後には『空』があった。空とは雲が浮かぶ空ではないし, 単純にからっぽという意味でもない。私という意識, 世界という感覚そのものの原因のことである。この時, 我々は『空・から』という言葉によって人様々な真偽を超えた歪みなき真実を把握したのである。我々の世界は質感。また質感の変化からその裏側に真の形があることを理解した。そして我々はこの世界の何処にも居らず, この世界・感覚・魂の納められた躰, この意識の裏側の機構こそが我々の真の姿であると気付いたのである。



《志向性》

目的は何らかの経験により得た感覚を何らかの手段をもって再び具現すること。感覚的目的地と経路, それを具現する手段を合わせた感覚の再具現という方向。志向性とは或感覚を具現する場合の方向付けとなる原因・因子が具現する能力と可能性を与える機構, 手段によって, 再具現可能性という方向性を得たものである。

『意識中の対象の変化によって複数の志向性が観測されるということは, 表象下に複数の因子が存在するということである。』

『因子は経験により蓄積され, 記憶の記録機構の確立された時点を起源として意識に影響を及ぼして来た。(志向性の作用)』

我々の志向は再具現の機構としての躰に対応し, 再具現可能性を持つことが可能な場合にのみこれを因子と呼ぶ。躰に対応しなくなった志向は機構の変化とともに廃れた因子である。志向が躰に対応している場合でもその具現の条件となる感覚的対象がない場合これを生じない。但し意識を介さず機構(思考の「考, 判断」に関する部分)に直接作用する物が存在する可能性がある。



《思考》

『思考は表象である思と判断機構の象である考(理性)の部分により象造られている。』

思考〔分解〕→思(表象), 考(判断機能)

『考えていても表面にそれが現れるとは限らない。→思考の領域は考の領域に含まれている。思考<考』

『言葉は思考の領域に対応しなければ意味がない。→言葉で表すことが出来るのは思考可能な領域のみである。』

考, 判断(理性)の機能によって複数の中から具現可能な志向が選択される。


《生命観》
『感覚器官があり連続して意識があるだけでは生命であるとは言えない。』

『再具現性を与える機構としての己と具現を方向付ける志向としての自。この双方の発展こそ生命の本質である。』


生命は過去の意識の有り様を何らかの形(物)として保存する記録機構を持ち, これにより生じた創造因を具現する手段としての肉体・機構を同時に持つ。

生命は志向性・再具現可能性を持つ存在である。意識の有り様が記録され具現する繰り返しの中で新しいものに志向が代わり, その志向が作用して具現機構としての肉体に変化を生じる。この為, 廃れる志向が生じる。


*己と自の発展
己は具現機構としての躰。自は記録としてある因子・志向。

己と自の発展とは, 躰(機構)と志向の相互発展である。志向性が作用した然としてある意識(現象)から新しい志向が生み出され, その志向が具現機構である肉体と意識に連動して作用する。生命は然の理に屈する存在ではなくその志向により肉体を変化させ, 然としてある意識, 世界を変革する存在である。

『志向(作用)→肉体・機構』



然の理・然性
自己, 志向性を除く諸法則。志向性を加えて自然法則になる。

然の理・然性(第1法則)
然性→志向性(第2法則)



【世界創造の真実】

世界が存在するという認識があるとき, 認識している主体として自分の存在を認識する。だから自我は客体認識の反射作用としてある。これは逆ではない。しかし人々はしばしばこれを逆に錯覚する。すなわち自分がまずあってそれが世界を認識しているのだと。なおかつ自身が存在しているという認識についてそれを懐疑することはなく無条件に肯定する。これは神と人に共通する倒錯でもある。それゆえ彼らは永遠に惑う存在, 決して全知足りえぬ存在と呼ばれる。

しかし実際には自分は世界の切り離し難い一部分としてある。だから本来これを別々のものとみなすことはありえない。いや, そもそも認識するべき主体としての自分と, 認識されるべき客体としての世界が区分されていないのに, 何者がいかなる世界を認識しうるだろう?

言葉は名前をつけることで世界を便宜的に区分し, 分節することができる。あれは空, それは山, これは自分。しかして空というものはない。空と名付けられた特徴の類似した集合がある。山というものはない。山と名付けられた類似した特徴の集合がある。自分というものはない。自分と名付けられ, 名付けられたそれに自身が存在するという錯覚が生じるだけのことである。

これらはすべて同じものが言葉によって切り離され分節されることで互いを別別のものとみなしうる認識の状態に置かれているだけのことである。

例えて言えば, それは鏡に自らの姿を写した者が鏡に写った鏡像を世界という存在だと信じこむに等しい。それゆえ言葉は, 自我と世界の境界を仮初に立て分ける鏡に例えられる。そして鏡を通じて世界を認識している我々が, その世界が私たちの生命そのものの象であるという理解に至ることは難い。鏡を見つめる自身と鏡の中の象が別々のものではなく, 同じものなのだという認識に至ることはほとんど起きない。なぜなら私たちは鏡の存在に自覚なくただ目の前にある象を見つめる者だからである。

そのように私たちは, 言葉の存在に無自覚なのである。言葉によって名付けられた何かに自身とは別の存在性を錯覚し続け, その錯覚に基づいて自我を盲信し続ける。だから言葉によって名前を付けられるものは全て存在しているはずだと考える。

愛, 善, 白, 憎しみ, 悪, 黒。そんなものはどこにも存在していない。神, 霊, 悪魔, 人。そのような名称に対応する実在はない。それらはただ言葉としてだけあるもの, 言葉によって仮初に存在を錯覚しうるだけのもの。私たちの認識表象作用の上でのみ存在を語りうるものでしかない。

私たちの認識は, 本来唯一不二の存在である世界に対しこうした言葉の上で無限の区別分割を行い, 逆に存在しないものに名称を与えることで存在しているとされるものとの境界を打ち壊し, よって完全に倒錯した世界観を創り上げる。これこそが神の世界創造の真実である。

しかし真実は, 根源的無知に伴う妄想ゆえに生じている, 完全に誤てる認識であるに過ぎない。だから万物の創造者に対してはこう言ってやるだけで十分である。

「お前が世界を創造したのなら, 何者がお前を創造した?」

同様に同じ根源的無知を抱える人間, すなわち自分自身に向かってこのように問わねばならない。

「お前が世界を認識出来るというなら, 何者がお前を認識しているのか?」

神が誰によっても創られていないのなら, 世界もまた神に拠って創られたものではなく, 互いに創られたものでないなら, これは別のものではなく同じものであり, 各々の存在性は虚妄であるに違いない。

あなたを認識している何者かの実在を証明できないなら, あなたが世界を認識しているという証明も出来ず, 互いに認識が正しいということを証明できないなら, 互いの区分は不毛であり虚妄であり, つまり別のものではなく同じものなのであり, であるならいかなる認識にも根源的真実はなく, ただ世界の一切が分かちがたく不二なのであろうという推論のみをなしうる。



【真善美】

真は空(真の形・物)と質(不可分の質, 側面・性質), 然性(第1法則)と志向性(第2法則)の理解により齎される。真理と自然を理解することにより言葉を通じて様々なものの存在可能性を理解し, その様々な原因との関わりの中で積極的に新たな志向性を獲得してゆく生命の在り方。真の在り方であり, 自己の発展とその理解。


善は社会性である。直生命(個別性), 対生命(人間性), 従生命(組織性)により構成される。三命其々には欠点がある。直にはぶつかり合う対立。対には干渉のし難さから来る閉塞。従には自分の世を存続しようとする為の硬直化。これら三命が同時に認識上に有ることにより互いが欠点を補う。

△→対・人間性→(尊重)→直・個別性→(牽引)→従・組織性→(進展)→△(前に戻る)

千差万別。命あるゆえの傷みを理解し各々の在り方を尊重して独悪を克服し, 尊重から来る自己の閉塞を理解して組織(なすべき方向)に従いこれを克服する。個は組織の頂点に驕り執着することなく状況によっては退き, 適した人間に委せて硬直化を克服する。生命理想を貫徹する生命の在り方。


美は活活とした生命の在り方。

『認識するべき主体としての自分と, 認識されるべき客体としての世界が区分されていないのに, 何者がいかなる世界を認識しうるだろう? 』

予知の悪魔(完全な認識をもった生命)を否定して認識の曖昧さを認め, それを物事が決定する一要素と捉えることで志向の自由の幅を広げる。予知の悪魔に囚われて自分の願望を諦めることなく認識と相互してこれを成し遂げようとする生命の在り方。



《抑止力, 育維》

【育】とは或技能に於て仲間を自分たちと同じ程度にまで育成する。または, その技能的な程度の差が縮まる様な決まり等を作り集団に於て一体感を持たせること。育はたんなる技能的な生育ではなく社会が優秀劣等という概念, 価値を乗り越え個人が人間的対等を認め合うこと, すなわち愛育である。


【維】とは生存維持。優れた個の犠牲が組織の発展に必要だからといっても, その人が生を繋いで行かなければ社会の体制自体が維持できない。移籍や移民ではその集団のもつ固有の理念が守られないからである。組織に於て使用価値のある個を酷使し生を磨り減らすのではなく人の生存という価値を尊重しまたその機会を与えなければならない。

真善美は生命哲学を基盤とした個人の進化と生産性の向上を目的としたが, 育と維はその最大の矛盾たる弱者を救済することを最高の目的とする。



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