終には覚むる 夢の世の中 

組織や団体等には一切所属致しておりませんが、日蓮聖人の法華経信奉者です。日々の所感の記録・備忘録として活用させて頂きます

貧寒たる思想 憫然たり愍然たり。国土は王土ではなく仏土なり。

2013-10-02 08:40:22 | 亡国
涙とともにパンを食べた者でなければ
人生の味は わからない

   ゲーテ

 

皆人のをもひて候は、父には子したがひ臣は臣にかなひ
弟子は師にゐすべからずと云々。
かしこき人もいやしき者もしれる事なり、しかれども
貪欲瞋恚愚痴と申すさけ(酒)にえいて
主に敵し親をかろしめ師をあなづる つねにみへて候、

但師と主と親とに随いてあしき(悪)事をば諌めば

孝養となる事は
先の御ふみにかきつけて候いしかばつねに御覧あるべし。

~法華経のかたきになる親に随いて一乗の行者なる兄をすてば 
親の孝養となりなんや、
せんするところ ひとすぢにをもひ切つて兄と同じく仏道をなり(成)給へ。

~昔と今はかはるとも法華経のことわりは・たがうべからず・
当時も武蔵の入道そこばくの所領所従等をすてて遁世あり、
ましてわづのばらが わづかの事をへつらひて
心うすくて悪道に堕ちて日蓮をうらみさせ給ふな、
かへすがへす 今度とのは堕つべしとをぼしうるなり

   (兵衛志殿御返事)


澗底(かんてい)の長松未だ知らざるは
良医の誤り、
闇中の錦衣を未だ見ざるは
愚人の失なり 

  (宿屋左衛門光則への御状)



盲冥にして見る所無し
大勢の仏及び断苦の法を求めず
深く諸の邪見に入つて苦を以て苦を捨てんとす、云々、

   (蓮生抄)

謗法と申す罪をば、我もしらず・人も失とも思はず。
但仏法をならへば貴しとのみ思ひて候程に、
此の人も又此の人にしたがふ弟子檀那等も、
無間地獄に堕つる事あり、

  (妙法比丘尼御返事)



今の代は濁世と申して乱れて候なり、
其の上、眼前に世の中乱れて見え候へば、
皆人今生には弓箭の難に値いて修羅道におち
後生には悪道疑なし。
而るに法華経を信ずる人人こそ仏には成るべしと見へ候へ、

御覧ある様にかかる事出来すべしと見へて候、故に
昼夜に人に申し聞かせ候いしを用いらるる事こそなくとも
科(とが)に行わるる事は謂れ無き事なれども、

古も今も
人の損ぜんとては善言(よきこと)を用いぬ習い
なれば終には用いられず世の中亡びんとするなり、

是偏に法華経・釈迦仏の御使を責むる故に
梵天・帝釈・日月・四天等の責を蒙つて候なり、

又世は亡び候とも 

日本国は南無妙法蓮華経と

人ごとに唱へ候はんずるにて候ぞ、


如何に申さじと思うとも毀らん人にはいよいよ申し聞かすべし、
 
   (経王御前御書)

 

経王御前には・

わざはひも転じて幸となるべし、

あひかまへて御信心を出し此の御本尊に祈念せしめ給へ、
何事か成就せざるべき、

「充満其願・如清涼地・現世安穏・後生善処」疑なからん、

   (経王殿御返事)


花を与えるのは自然であり、

それを編んで花輪にするのが芸術である

   ゲーテ


  南無妙法蓮華経