カメラと遊ぶ日々

何時まで経ってもカメラ技術が頭に入らないけれど、自然の美しさに心癒される日々をブログに綴ってゆこうと思います。

真実は!

2015-05-04 09:17:21 | 家族

戦死した父の出征から戦死までの何かを知りたくて「厚生労働省・社会・援護局に問い合わせを提出していた。

早くても3ヶ月ぐらい先になるとの返事を貰っていたが、1ヶ月位で返事が届いた。

南洋のトラック島付近で海軍兵として壮絶な戦死を遂げたとの書類が1通あって、アメリカ軍にやられたのだとの恨みから戦争映画も見ないで過ごしてきた。

今回送付された父の軍隊履歴を見ると、トラック島の潜水艦基地隊に転勤を命じられて島で栄養失調病にかかり戦病死したと記されている。

アメリカと戦闘して海に沈んだとばかり思っていたのに、病死なれば父の遺骨は島に埋められて居る筈である。

多くの兵隊さんが同じ犠牲になっていらっしゃるけれど、残された家族としては戦争を企てた人間の無責任さに恨みは募るばかりである。

父の遺骨は永遠に家族の元へは返されることは無い。

爆弾で狙い撃ちにされたのであれば瞬間的に亡くなったかも知れないが、栄養失調で苦しんで苦しんで異国の地で亡くなったのかと思うと、胸が締め付けられる思いである。

事実を知らされないまま他界した母が哀れでならない。

 

色あせた1枚のデーター、私が旅立つ時は母への手土産としましょう。

個人情報ですから、わざと暈かしてあります。