


車で野菜売りしてるおじさんが 「千円で いい」
で その中身はね♪
カボチャ4個 ピーマンをレジのナイロン袋に山盛り ゴーヤ3本 キャベツ3玉
後まだ何か入れてくれた気がしますが
あ・・・思い出せない(笑)
なんかいっぱい入れてくれました
私 二千円くらいかな―と籠の付け値を見て計算していたのですが
実に ぜえんぶまとめて千円でした
い・・・いいんでしょうか ^^;
カボチャ・ピーマン・人参・茄子は そこそこ薄切りにしてフライパンで焼きます
別の鍋に胡麻油を引き シメジを炒め 焼いた野菜を入れ 天つゆ程度に味付けただしを入れ 軽く煮ます
すりおろすか 千切りした生姜もたっぷり入れて
温かくても 冷蔵庫で冷やして食べてもいいです
浅利のお味噌汁は あっさりして美味しいです
と苦しい駄洒落をかましておいて(笑)
ゴーヤは家族の誰も食べてくれないので自分専用のおかずになります
縦半分に切って中の綿をスプーンで外し 薄く切って さっと塩もみして置き 少ししんなりしたら 洗って水切りし 胡麻油で炒めて 酢・味醂・酒・砂糖・醤油・すり胡麻のタレに漬けます
原作・北原亞以子
作画・村野守美
「恋忘れ草」「恋風」「恋知らず」「恋萌え」
女絵師 女師範 女主人
意地は強くて 甘え下手
男達って 頼りになるやら あてになるやら
それでも女は男に惚れてしまう
頼ってしまう
甘えてしまう
女一人 たまには誰かに縋ってみたいのだ
それぞれの女達
切ないのか 悲しいのか 寂しいのか 嬉しいのか
魚屋さんは蒲焼きの匂いでいっぱい
焼きたて熱々
浅利はお味噌汁にしようと 塩水に漬けています
下 二段は昨日作った茄子と薄揚げの味噌汁に肉じゃがです
J.K.ローリング著「ハリー・ポッターと死の秘宝」上下 静山社
最終巻だそうです
買ったら この青い袋に入れてくれました
娘へのお土産です
喜んでくれるかな
娘が読了したら 貸して貰おう
「楊家将」その後の物語
記憶を失い遼の軍人 石幻果
彼こそ 先年 戦死した楊業の四男
生き残った楊家の兄弟達と戦う運命が待っていた
楊家の軍は 利用され 死に追いやられる
見事に鍛えられた兵達
死んでいく男達は悲しい
死ぬ為に生まれてきたのか
そう思えるほど 戦場で多くの者が死んでいく
柴田よしき作品のあちこちに顔出す山内の過去 いかにして彼は現在の男 人間になってしまったかを描く
殺された韮崎をめぐる男と女達―
山内を誤認逮捕してしまったのか苦悩する麻生 その先輩及川
何故 麻生の妻は男と逃げたのか
事件の捜査と共に浮かび上がる彼らの人生
女達の復讐
それより暗い山内の思い
男達ゆえの愛憎
さながら緑子シリーズの原点にかえったかのような{熱さ}のある作品です
もう一度 緑子シリーズと花咲慎一郎シリーズを読み返したくなりました
楊令公 楊業 七人の息子達も武勇に優れ 戦って負けることなし
自分を殺そうとした暗愚な帝 国へ見切りをつけ 宋の超光義につく
武人は戦うのみ
罠に嵌まり孤立した光義を救出し 更に遼を滅ぼす策を立てるも 潘仁美の逃亡という裏切りに遭い 遂に死ぬ
国は違い戦場で刃を交わす間なれど 男が男を知る
その美しさ
今ある己の地位ばかりを鼻にかける卑怯者
様々な人間がいきいきと描かれる
楊業の四男 四郎と遼の太后の娘の歯痒いばかりの恋
必要以上に女性がでしゃばらないのも 物語に清々しい印象を与える
続編「血涙」も刊行されております
気のせいかと思っていた
違和感・・・・何だろう
歯磨きをしていると鏡に白いものが写る それは背後の浴室の丸い照明器具だと思っていた
ただ それは 目の端に姿を捉えた時 白い横顔になっている それも逆様の
戸を半分ばかし開けていると脱衣所の向こうに 白い顔のほっそりした影が行き来する
少しずつの異変
気のせいかもしれないそれ
寝ていて壁の影を見て窓が開いているのだと カーテンがきっちり閉まっていないのだと カーテンの模様が 窓の手すりと重なって 人の顔のように見えるのだと
明るくなってから気付いた そこは窓ではない 窓は1Mむこうで終っている
ただの壁のはず
では夜に見えたあれは何なのだろう
正直・・・深く考えようとは思わなかった
気にすれば・・よくないのだ
そういう気がしていた
眠っていて聞こえる声も 外を歩く人の話し声だろうと
そう思い込もうとしていたのかもしれない
白い顔の影は部屋をうろつくようになった
こちらが確認するように見つめると すっと消えてしまう
不思議と怖くなかったのだ
私はそれが近づいてくるのを 傍に来るのを日々待っていた
とり殺すのなら殺せよーむしろ開き直った気持ちでいた
本を読んでいても眩暈がしてテーブルが近づいていることがあるし 悪化するばかりの体調が嫌だった
その日も 読んでいた本を枕にテーブルに突っ伏していると・・・
「コマルンデス」と小声で何かが言う「コワガッテクレナイト・・・・・」
気分が悪いのにーと ひどくイライラした
「怖いのは嫌いよ」
とかなり邪険に言ってみた
「アタシモ・・アタシモ コワイノハ ニガテナンデス」
「怖がるふりも馬鹿みたいじゃない わざとはできやしないわよ」
これでは まるで いじめっこだと思いつつ
すると その影は言った
「ジャア ベンキョウシテキマス」
そう言って影は消えた
わたしは その影が勉強して また出てくるのを 妙に楽しみに待っている
時々 独り言で「待っているのに まだ出ないの?」と呟いてみる
あの影は 焦っているかもしれないーセカサレテ デルモノデハ ナインデスーって
表題作「落語娘」は2008年晩夏映画公開
主演はミムラさん
解説はその映画を監督した中原俊氏
裏話もちょいと楽しいです
明治四十年十二月二十九日 年納めの昼席を終えた後 芝川春太郎は帰宅の途中に長屋の焼け跡を見た
家に着いてすぐ噺を書き上げるも そのまま絶命
その後 この噺を高座にかけた噺家も最後まで話すことなく息絶えた
そんな曰く付きの噺を 香須美の師匠 平佐が演じることになる
中学生の頃―落語好きの叔父に連れられ 寄席に行った香須美は 三松家柿紅の『景清』に魅せられる
死期近い叔父の前で 落語を話した香須美は 将来は落語家になりたいと思うようになり 高校も大学も落語が出来るところを選んできた
けれど憧れで目標の柿紅には新弟子にとって貰えず たまたま居合わせた三々亭平佐に弟子入りを許される
落語を至高の芸として更に高みに上げ 下卑た芸は切り捨てようとする柿紅
対して 庶民の笑いも大切にし 妻子が交通事故で死んでからは古典を演じなくなった平佐
彼は呪われた 何か憑いている噺を最後まで演じきれるだろうか
息呑むクライマックス
柿紅と平佐の会話
女弟子 前座として 他の師匠 弟子達から いじめに近い扱いを受けながらも 折れない香須美のしなやかな強さ
女名人として 男には太刀打ちできない 色気 なまめかしさ 優しさ
本物の長屋のおかみさんを体現できる噺家に成長するだろう 落語娘 香須美さん頑張れ!と声援をおくりたくなります
↑「落語娘」映画公式サイトです
http://www.cinema.janjan.jp/0805/0805167220/1.php
↑こちらは映画の森から
同時収録の「ええから加減」
こちらは女漫才師の話
漫才師である妻に優しい・・・けれど正体はとんでもなかった男
隠し妻もそのガキも三人まとめてピラニアいるアマゾン川へ投げ込んでやりたいイヤらしさです
相方との互いへの思いやり
濱子と宇多恵
最後の漫才まで 情も見事に描き切っております
こちらもドラマ化すれば 配役は大切ですが―良いものが 作れるのでは?と 思います
瓜をいただいたので 卵・牛乳・氷・ちびっと蜂蜜など入れて ガガッとミキサ―にかけます
ペットボトルの空容器に入れて冷蔵庫で保存
今日のお昼は有り合わせで すき焼きもどき風に―
外は多少には風がありますが 暑いです
阿刀田高著「裏窓」 マンションの窓から見える家の事で苦情を言い立てる田村夫人は 豚の顔こそ 犯罪の証拠と言い張る
果たして 夫人の言い分は正しいのか?
綾辻行人著「崩壊の前日」 不条理な繰り返される会話 ホラーか妄想か
その狭間をたゆたう
北村薫著「かるかや」ねっとりした女の文章が綴る物語
再現される会話 情景
何処までが事実か
ひと夜遊ばれただけの女の恨みにみちている―て書けば 穿ちすぎか
小池真理子著「彼らの静かな日常」 一緒にすき焼きを食べ愛し合ったあと 彼は死んだ
楠の枝にロープをかけて
あれはそれとも私?
繰り返されるそれは― 死はいつも同じ形で行き来する
五條瑛 著 「青き旗の元にて」
青い統一旗 北も南もない朝鮮半島を夢見て
けれど時代は移り 男は売られる
佐野 洋 著 「情報漏洩」 タイトルは堅い
どれだけ大きな事件かと思って読んでいると―そう来たかと 皮肉なうっちゃりを食らう
未解決の事件に心を残しながら定年を迎えた男のもとへ 女性記者が訪ねてくる
彼女は未解決事件に大きな動きがあるのだと言う
永井するみ著「冬枯れの木」 山崎が日本語を教えているナディームに放火犯人の疑いがかかる
心配した山崎が調べると―
夏樹静子著「あのひとの髪」 夫が急死しその通夜の席で若い女は言った
死んだご主人の子供が わたしのお腹の中にいます
その場で こんな事を言い出す事態 随分と非常識でいやな女である
いやな女である自分を反省せず正当化し恥じない
読みながら 妻 松坂慶子
父親を騙る若い女 黒谷友香をイメージしていた
新津きよみ著「種を蒔く女」 嫌がらせにちょっとしたイタズラを楽しんでいた女
好奇心を満足させようと 波風立てようとした家庭を覗くと―
法月綸太郎著「素人芸」 浪費癖のある妻への怒りが爆発し 気が付くと 死んでいた
詮索好きな隣人は警察を呼び
男は誤魔化そうとするが
馳 星周 著 「インベーダー」 落ち目の演歌歌手がテレビで歌っている
男の家庭は彼に崩壊させられたのだ
借金 父の死 姉の自殺
生きていく為に男が選んだ皮肉な道
深谷忠記著「無意識的転移」 殺人事件と強姦未遂
裁判を傍聴しながら刑事の胸には ある疑惑が生まれる
本当に犯人だろうか
二転三転する疑惑の中で 刑事はある決心をした
福井晴敏著「サクラ」後味の良い物語
ほっとする読後感があります
代役を頼まれた夜 事件は大きく動いた
宮部みゆき著「いしまくら」 石崎の娘の手伝って欲しいお願いとは―
殺された娘の悪い噂を 事実を確認 調査して消してあげること
石崎は娘に協力する前に動いてみた
そして別な事件の犯人が逮捕される
山崎洋子著「翡翠」 レズ・バーのバーテンの死期を前にした企みは看過され利用された
かくもしたたかな女たち
若竹七海著「鉄格子の女」 妊娠三か月で死んだ妻
その後 自殺した画家の絵を その別荘に行った 彼の個展の手伝いをすることになった人間達― は
恐ろしい考えに到達する
裏切られた男の復讐だったのか
それは―
解説は細谷正充さん
好きな作家に 好きな作品に巡り会えますように