姑の家の近くにあるホームセンター
夫におかずを届けたり〈夫は姑の家で暮らしている 実家を空き家にしたくないとかで〉
夫の方の墓掃除や仏壇のお花に供え物を持っていく途中で 犬さん猫さん食料や 庭いじり用具
日用雑貨を購入したりと ほぼ毎週 寄っていた
それが今日 お店に行くと様子が違う
まず駐車場の入り口と出口が一方通行になっていて ガードマンさんが交通整理している
こんなことは初めてで驚くと
店の入り口付近には立て札
閉店します
それで商品割引もあり お客さん殺到
レジもいつもの倍の数になっている
ワゴンに積まれたお得商品で品定めするお客さんたち
なんだかね 古い知人のお葬式に出くわしたような気分になってしまい
どうにも落ち込んでしまった
親戚でもなんでもないのにね
思えば 夫と結婚してから寄り始めたお店さん
35年くらい通ったことになるのか
ふらっと入りやすい買いやすいお店で 私はこのお店がひどく好きだったんだと気がついた
それでも犬さん猫さん用の食べ物や庭いじりの肥料や除草剤 虫よけ薬など いつも通りの品を買ったけれど
ホームセンターは他にも何軒もそりゃああるけれどね
また馴染みの店が無くなってしまう
しばらくちょっと体に力が入らなかった
この広い敷地は場所は 次は何になるのだろう
運転していると特徴ある昔からあった家が壊されて また他の建物になるのなども見る
ああ この家も無くなったんだ
少しずつ景色が変わっていく
そうして暫く経つと ここに何があったけ
なんてね 思い出せなくなったりもするけれど
姑の家の近くのホームセンターさん
完全閉店のお通夜をしているような気分の夜です
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ごめんなさい