中国料理 「唐苑」(トウエン)
某日、大江戸線を利用することがあり、昼食をとるため新江古田駅で下車した。
トマトタンメンが有名な「白龍トマト館」さんに行ってみたかったからだ。
HPを確認していなかったため、店の前につくと休業中に愕然とした。
このあたり土地勘がないため、さっぱりわからない。
再び大江戸線に乗るのも虚しいし、江古田駅から池袋に出るか、
または、江古田駅周辺へ歩を進め、飛び込むのも良いかもしれない。
江古田駅南口の交差点を曲がり、千川通りを歩いてみた。
駅とは反対方向らしいが、何かお店はないだろうか。
通りにはポツポツ店が点在するが、それほど飲食店が並ぶわけではない。
そろそろ、駅方面へ引き返すかと思ったタイミングで、中国料理店の店先に週替りランチのボードを発見した。
「2種類かあ、今日は気分的に麺腹なんだけどな……。」
しげしげと眺めていたら、私の脇を通り過ぎ、女性が一人で入店していった。
ここは、女性一人でも気安いのか。お腹も減っているし、私も入ってみることにした。
扉を開けすぐ右手にレジ。
厨房前にはカウンター席、その後ろにテーブル席、奥は小あがり席というレイアウトで、
親しみやすい食堂という雰囲気だ。
店は8割ほどの客入り。付近に競合する飲食店がないためか、なかなか盛況。
お店の女性(中国人)の指示でカウンター席の端に着く。
卓上には、醤油、辣油、酢、胡椒、爪楊枝、紙ナプキン、メニュー、ピッチャーなど。
一段高い位置には灰皿も用意されている。
ランチのピークタイム、フロアの応対も忙しそうだが、その合間をみて、氷入りの茶を
コップで運んで来てくれた。
店内を見まわすとボードにも、週替りランチが紹介されている。
メニューも検討したが、いまひとつ食指が動かず、来店している多くの客の注文に習い、
私も週替りから選ぶことにした。
A.ニラ肉@650
「お待たせしました」と角盆でのサーブ。
同席するメンバーは、主菜(ニラ肉)、サラダ、スープ、御飯。
ロゴ入り箸袋に入った箸(横置き)を従え、レンゲはスープに入れた状態で登場。
650円というリーズナブルさだが、視覚的には十分なボリューム感。頑張ってくれている。
和を感じさせるようなスープには、干しエビがちょろん。サラダはキャベツが主流。
これも値段からすると妥当だし、驚きはしなかった。
糸切(細切り)の豚肉、タケノコ、ニラ、もやしの炒めものは、甘めの味噌味ベースで、
御飯との相性は良好なのだけれど、当店の飯はパサついて風味がいま一つ。
たまに出会うところの中華残念白飯だ。
とは言っても、これは私の主観によるもの――。
食後には杏仁豆腐。
当店、その構造か空調の調子が悪いのかは不明だが、ピークタイムに注文が殺到すると、
厨房からのもくもくとした煙が客席へと流れ込み、目にしみて困る。
私の座った位置が悪かったのだろうか?
そのうえ、ランチタイムも喫煙OKなので、煙のダブルパンチ。
新参者には、いささか手ごわいランチとなった。
唐苑 江古田店
東京都練馬区旭丘1-57-14 ルミエール榎本 1F
TEL 03-5983-5536
営業時間/11:00~15:00 17:00~24:00
定休日 無休(年末・年始) -店舗情報「食べログ」より-
※ランチ満足度数は、3.0~5.0