浪花親父のぼやき節
(71歳1944年S19年4月2日生)
2015年12月(小話)♪がま吉(浪花夢見頃)
--------------------------------------
カエルのがま吉が冬眠からふと目覚めるとそこは人間のすむ
鉄筋コンクリートの大きな住宅団地だった
周りには緑がほとんど無く自分が冬眠に入った時期の
広々とした湿地 草原とは程遠い風景に変わり果てていた
----------------------------
しまった冬眠から目覚めるのが早かったんだ、くすんだ太陽と
濁った水と空気では いち早く再度冬眠に入らないと殺されて
しまう危険を感じる、湿地草原にいた仲間の動植物は今でも
元気に居るのだろうか!
----------------------------
まあいいや、もう数千年か数万年も冬眠 を続ければ、
この地球にも大きな天変地異が起こり人類も自然淘汰されて
元の緑豊かな湿地草原に戻るだろう、そのとき迄は地中
深い安全圏で、静かに眠っておろう。
----------------------------
多分その時は生き残った一人の人間がこの場所で、
昔この湿原に人間団地が 存在した事を懐かしむだろう
--------------------------------------
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます